偏屈者の世迷言

最近は競馬のことばかり書いてます。もっと政治のことを書いていきたいのですが。自営業者からの意見はもっと出されるべき。

10月9日(金)のつぶやき その1

2015-10-10 04:53:45 | つぶやきまとめ

「その研究は何の役に立つの?」という質問にベンジャミン・フランクリンは「赤ん坊が社会のなんの役に立ちますか?」と答えたという逸話がすきだな

ゲバラシャツを着た文化左翼のボブさんがリツイート | 4267 RT

ふとした疑問。

貨幣の量が、日銀が介入しない限り一定かつ中立だとして、
政府が支出をしなければ、すべてスムーズに民間部門に雇用されるとして、
家計の銀行預貯金残高によって国債がファイナンスされている(ちょっと
意味が分からないけど、細かいことにはこだわらない)として


「このままでは、高齢化が進んで家計の銀行預貯金残高が減少した時、国債ファイナンスの財源が無くなってしまう。それを避けるため、今から国債残高を減らすのだ」といった場合、銀行は、家計の預貯金として受け取った現金を国債の代わりに、すべて民間に投資するとして、で、


民間が政府の赤字支出に代わる投資をするとして、失業も発生しないとして、で、将来、高齢化社会が来て、家計が銀行預貯金を取り崩し始めたら、どうなるんだろう???


民間企業は、銀行預貯金の残高が減少することを見越して、ファイナンスしきれなくなる設備の更新を順次取りやめ、同時に運転資金が減る分、棚卸残と雇用も減らす。もしこれがうまくいかなければ、金利によって調整されるので問題がない、という話なのかな。。。。


それとも、海外部門からのファイナンスでしのぐ、ということか。。。。


まあ、政府部門とは違って、民間部門に関しては輸出をし続けることで、国内の預貯金残高が減っても、ファイナンス可能ということか。。。労働力は減っても。。。


国内で、退職者が増えて、退職者が過去の預貯金を取り崩して支出し、そちたに労務者が割かれる、という状況で輸出部門へ労務者を割かなければならない、となれば、どっちにしろ、インフレになる。。。。。やっぱり、銀行預貯金の残高の変化と踵を合わせて民間の設備や投資が減少してゆく


そのため、金利がうまく機能してゆく、、、、
成長のためばかりでなく、人口収縮に伴う資本の収縮のためにも、金利が重要だ、、、、
やっぱりそういう組立なのかなあ。。。


一般均衡論的発想だと、政府が国債残高を減らしたところで、結局あんまりいいことないような気がするなあ。。。。


でも、そうすると人口が減れば、必然的に(マイナスの資本成長を含んで計算した場合)経済成長もマイナスになっちゃう、と、一般均衡論の人たちは暗黙の裡に、認めている、ということになるのかなあ。。。。。


それを防ぐためには、輸出を伸ばすか、外国から労働力を調達してくる、、、しかない、か。。。


まあ、一般均衡論だろうとなんだろうと、実際労務者が減ればそれに合わせて経済を縮小せざるを得ないのは、当然の結論として。。。


よくわからん。国債がなかったとして
銀行預貯金によって調達された現金を、銀行が企業に投資するとして
企業の投資需要が政府赤字支出の減少を十分補えるとして
日銀が操作しない限り貨幣の量が一定だとして
その場合、退職者が増えて家計の預貯金残高が減ったら
どうなる、というんだ?


国債より民間の借入の方がましなのか?


もしも民間が、将来の銀行預貯金の減少を見越して、借入残高を調整しようとしているのなら、そもそも、国債に代わる投資先とか、政府の赤字支出に代わる民間の投資需要とか、その段階で、あり得んよね?????


(前提にケチをつけちゃ、いけない。論理は矛盾してはいけないが、前提はどれほど矛盾していても構わない、というのが主流派経済学の流儀だ。。。)


今の段階で、国債にとってかわるほどの借入を民間(主として企業)がしているとして、これが、将来の銀行預貯金減少を見越して返済・更新・償却の計画を立てているというのは、リカードの中立命題なんか問題にならないぐらい超人的な話では??


1.国債と民間の借入の違いといったら、民間の借り入れは将来の売上や収益の予測に基づいて行われ、また生産性の向上にも繋がるということだろう。


2.国債で調達したお金は景気対策(国内で消費が振るわず貯蓄にお金が回ってしまうことへの対策)にも使われ、銀行預貯金残高と国債の関係は鶏と卵の関係に似ている。銀行預貯金残高のおかげで国債がファイナンスされているのか、国債のおかげで銀行預貯金残高が増加しているのかは判別できなくなる。


3.将来、国内で退職者が増えて過去の預貯金を取り崩して生活する人が増えるだろうが、民間の設備投資がうまくはまって生産性が向上していた場合、物価はそれほど上昇せず、銀行預貯金残高も退職者から勤労者への移動ということでそれほど増減しないのではないだろうか。うまくはまった場合の話だが。


4.実際の日本はというと、民間の銀行預貯金が設備投資にきちんと向かっていないので3.のパターンはない。定期的に更新されなかったことによる生産設備の老朽化と少子化による勤労者の減少で生産が足りず、将来銀行預貯金が取り崩されてきたら大幅なインフレになる可能性が高いのではないだろうか。


5.家計の銀行預貯金残高は、将来それでものが買えるという期待の量である。それに見合うだけの生産能力を将来において用意できなければ、期待が裏切られたということで大混乱が起こるだろう。家計の銀行預貯金が国債に流れる危険はそこにある。


6.国債の残高ではなく、民間設備投資に見合わない銀行預貯金残高こそが将来の国民が背負うこととなるツケなのだと考える。(終)


3訂正.将来、退職者が増えて過去の預貯金を取り崩して生活する人が増えるだろうが、民間の設備投資がうまくはまって生産性が向上していた場合、もの不足が生じないため退職者の銀行預貯金残高の取り崩しは緩やかでひどいインフレが発生するようなことはないだろう。うまくはまった場合の話だが。



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