ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

デートコースはゴール裏・第10話/05年J2

2015年05月27日 | デートコースはG裏

05年の「とっておきの一枚」を探していたら、「青森山田時代の尾崎祐司」という

懐かしい写真が見つかったので、02年の第7話にUPした。ぜひごらん下さい。

さて、05年の札幌は勝ち点63を挙げて、J2の12クラブで6位の戦績。

前年の最下位から浮上し、入れ替え戦進出の3位に迫ったシーズンだった。

我が家の生観戦も、6月の博多の森で福岡に3対0

7月の鳥栖で鳥栖に1対0 続く鳴門で徳島に1対1(注1)

3戦無敗のうえ、すべて池内のゴール(注2)をおがめる幸運に恵まれた。

この幸運は「赤パンダ様」のおかげだったと今でも感謝している。

パンダ様とは、04年6月に豊前市に近い大分県中津市のゲームセンターで

2号がGETしたパンダの小さなぬいぐるみトリオ。赤地にという柄が気に入り、

札幌の試合にちょくちょく帯同したところ、

  • 04年7月:福岡戦@博多の森で1対0
  • 04年8月:鳥栖戦@鳥栖で1対0
  • 04年12月:天皇杯の大分戦@熊本で1対0
  • 04年12月:天皇杯の磐田戦@丸亀でVゴール負け

04年に帯同した4戦すべて「90分無敗」という神通力を発揮した。

そして、05年も3戦負け知らず。3点を決めた博多の森で試合後、

ゴール裏に鎮座させたパンダ様に、夫婦で五体投地した思い出がある。

ただ、11月の福岡戦&鳥栖戦は赴かず。つーか、我が家全員が観戦を断念した。

9月に熊本県人吉市に異動になり、バタバタと忙しかったので

この時、札幌には入れ替え戦進出の可能性が残っていた。

そこで、札幌在住のサポ仲間にパンダ様を送ったところ、

10月の徳島戦@厚別で2対0の勝利&リーグ戦連敗を4で止める神通力を披露。

続く山形戦@函館でも3対1の勝利を導いた。

この神通力が潰えたのが、11月23日の甲府戦@札幌ドーム

入れ替え戦進出の可能性が消えた、伝説の「後半ロスタイム3失点」の一戦である。

パンダ様の神通力をはねのけた甲府はその後、逆に神がかりの勢いを得た(注3)。

さて、人吉に移住後の我が家は、忙しいことは忙しかったが、サッカーとの縁は衰えず。

この年の熊本には、九州リーグを制して、JFL&Jリーグを目指す

ロッソ熊本(現・ロアッソ熊本)が生まれ、元札幌の選手も多く在籍していた(注4)。

この熊本のJFL昇格が懸かった11月の地域リーグ決勝大会。

地元の大津町で開かれた予選ラウンドには足を運べた。

この時、熊本と戦ったのが、中国代表・ファジアーノ岡山東北代表・グルージャ盛岡

現在のJ2の2クラブとJ3の1クラブの三つ巴だったことになる。

初めての地域決勝の生観戦。レベルはともかく、選手の人生やクラブの命運を懸けた

短期リーグ戦のドラマには大いに魅了された。ただ、当時は出場クラブを全く知らず、

「ファジアーノって、どんな意味だ?」とネットで調べた記憶がある。

また、「このような後発のクラブと札幌が、いつか同じ土俵に上がるのかな」と漠然と思った。

4年後、岡山にJ初得点を献上&熊本に4失点を食らうとは、夢にも思っていなかった。

(第11話に続く)


  • とっておきの一枚

 

05年に札幌に加入。札幌の歴史で現在唯一の中国人選手・徐暁飛(手前)。

写真は05年の鹿児島キャンプの一枚だが、実は04年の九州大学リーグ@福岡で

鹿屋体育大時代のプレーを拝見し、言葉を交わしていた。

流暢な日本語が印象的で「これならば通訳は要らないな」と安心したwww

03年の桑原、04年の徐と「札幌加入前の選手のプレーを九州で見に行く」という

迷惑行為はこの後もしばらく続く・・・

注1:二度目の四国遠征。小倉港からカーフェリーで四国に上陸し、道後温泉や

徳島ラーメン、讃岐うどんを満喫。道後温泉にはこの後もしばしば訪れることに。

注2:久々に札幌に戻った池内はこの年11ゴールを記録。DFながらチーム得点王に。

注3:勝ち点差1で仙台を逆転して入れ替え戦に。入れ替え戦ではバレーのWハットが炸裂。

注4:河端和哉・市村篤司・鎌田安啓・奈良安剛の4人が在籍。その後も多くのOBが加入する。


  • 1号

「怪人退治」シリーズの交流戦の初戦は、ドラゴン・オルフェノクに3対4の惜敗。

11安打&中村5打席出塁を生かせず、14残塁の拙攻。内川の3割到達がわずかな救い。