オーストラリア大学院生活

オーストラリアの大学院について気づいたことなど

真っ暗モニター

2005-11-30 14:08:12 | 住んでみて分かったこと
昨日は下宿仲間引越し晩御飯会だったので、
久しぶりに写真でも撮ろうとデジカメを机の引き出しから出してみたのですが。

いざ、写真を撮る番になってモニターを覗くと
真っ暗で何も映らないのです。

おかしいなと思って
電池を出してみる。
ぱんぱんたたいてみる
思ったんですが、電化製品が調子悪いときってどうしてたたいちゃうんでしょう。
他にも
スイッチ入れて切ってを繰り返す。

思いつく限りの電化製品応急処置をとってみたんですけど
全く変化はなく。

カメラはぼーーーっと真っ暗なモニターを映し続けました。

修理だよ。
町外れのカメラやさんに持って行かなきゃいけない、、、。

面倒で遠い。

機械って壊れるのがあって、それが自分の手で直らないって分かった時の気持ちがめんどいですね。

20ドル位でおもちゃのデジカメ買うほうが安くつくんじゃないだろうか。
何て考えてしまっています。

安いもの食べると太るか?

2005-11-29 16:58:26 | 住んでみて分かったこと
週末は買出しに出かけるのが習慣。

いつも家の近くにあるスーパーに行きます。

そこで私今週も必要なものを買い込んでレジに向かい、大量に商品を載せたカートを押しているオーストラリア人買い物客たちと同じ列に並びました。

私の前には

手提げかごの中にオーガニックフードや、プロテイン、野菜スティックをポンポンっと入れた今、朝のエクササイズからの帰り。
ちょっと買い物してから家に帰ります。
といった感じでショーツに質のよさそうなTシャツという格好をした中年男性。

その前には
ショッピングカートいっぱいにコーラ、スナック、でっかい肉の塊、等々を乗せた
テレビ見ながらご飯食べそうな、肉感的な夫婦(だと思う)。

わたしがこっそりとその二組のお客さんの買い物内容と外見を見比べている間に
夫婦の方のお会計が済み、モーニングエクササイズマンの番になりました。

そのお会計の値段を耳に入れて驚き!!

夫婦とモーニングエクササイズマンの買い物合計ほぼ同じ。

その量の差、歴然だのに。

カート(いっぱい)VS 手提げ籠(半分)

だのに!!

何の値段が量の差を埋める?
そこで考えてみました。

夫婦=袋物、でっかいパックもの多いです。ソーダやお菓子が確実にかさを増す働きをしてました。そしてそれぞれの単価が10ドルより安いものが多いのですな。内容は炭水化物度高し。

エクササイズマン=小さいアイテム。と言えどもオーガニック製品は単価がそうじゃないものと比べると割高。炭水化物度低し。

炭水化物度が高いものは量も多くて安いに違いない。

っちゅーことは、豊かな食生活なんてもんを送るにはお金がかかるから。
お金の問題で簡単に出来ない人もいるのだろうなーと思いました。

炭水化物を多く取ると肥満の原因と聞くし、
安くておなかにたまるものをずっと食べてたら体重が増えていく、、、。

ふむ。

アメリカとかで肥満は昇進に差し支えるとか言います(セルフコントロールが出来てない証拠とかいう理由でしたっけ。島耕作で読んだ記憶による。)。
もしかすると太ってる=お金あんまりないだろお!っていう人を
はじき出そうとしてるのか?とも思ってしまいました。

日本人留学生は見た

2005-11-29 13:34:04 | 勉強してみて分かったこと
研究室生活をしていると、学部生だったころには思いもよらなかったような
大学教授達の「人っぽい」ところにお目にかかることが出来ます。

教授がたまに研究室の生徒に勉強の質問しにきたーりするのでぃす。

博士だしー、看板通り博識であるだろうというのは常ではなーい。

とりあえず、オラの指導教官はルイヴィトンとシャネルが???でござる。
そりゃ何ぞ?と言う質問されて、「革製品売る店です」と答えた事がありやんす。

それはさておき。

さっきは一人の教授がひくーいうめき声を出しながら研究室に入ってきて
「質問があります。このエッセイが分かりません。コレが理解できないのは私だけでしょうか?助けてください。」と一人の生徒にすがってました。

渡されたエッセイ(学部生が書いたものらしい)を読んだその人も
教授に負けず劣らずのひくーーーいうめき声を出し。
「コレは、わたしも分かりません。」

結局二人が出した結論。
「分からん」

大の大人二人をして「分からん」と言わしめるエッセイを書く学生って
何もんなんだ??あと、何書いた??

(意外と英語の下手なわたしが読むと分かったりして、、、。)

先生達も色々頭ひねってるんですな。
採点の裏にドラマあり。
こー言うのが見れて研究室生活は愉快でござる。

大群ブーム

2005-11-27 13:48:02 | 住んでみて分かったこと
マイブーム、以前も書いたオーストラリアのデザイナー五十川明氏。

ブームにのっとられると、コレクター化してしまうので
なるべくなるべく地雷原を歩かないように
リハビリをしていたのにも係わらず

入っちゃった。

欲しい。

彼のブランドの服が!!

で、いろいろ確認。
キレイ!
細い人が着たら似合いそう。
そして
値段…いつも買う服よりもゼロが二個ほど多い。

・・・このブランドを集めだすと、危険だ。

今度のブームは貧乏学生の生活を脅かすどころか、
飢えて生活終了させるレベルだ。

じゃあ、会いに行くのはドウだろう。
パリコレ。

遠い。
どうやったら入れるのか?
コネ作りからスタート。ふぅ。

気が遠くなりそう。

そんな中で、世に居るどこまでもI WILL FOLLOW YOUな追っかけや筋金入りのコレクターたちの”ボーダレス”な熱意や実行力と自分のブームを比べてしまった。
そして自分のブームなんてちっぽけなもんだったんだと気づかされた。

でも、そんなちっぽけなものでも持っていると心がホッこりする。

というわけで、1日5ドルアキライソガワ貯金して
「1年後とかに1着洋服を買う」という夢を持つことにした。

コレなら餓死しないで済む&服もゲットできるで一石二鳥。

本は難読

2005-11-25 16:04:02 | 勉強してみて分かったこと
今日は担当教官に渡された本を読んでいる。

この本日本では“難読”、“読みきったらえらい!”
などと言われているらしい。

その割にしては何だか読み易い。

出てくる単語も仰々しくなく。
テンポよく文章が進んでていい。
好きなミステリーの本を読むときほどではないけど
ちゃんと読み進めれる。

なぜこれが日本で読みぬくいとなっているのか?

考えてみたんだけど、訳した人が難しくしたのではないだろうか?

Tシャツにジーンズ、草履でうろうろしていい本(そこまでカジュアルにするな?)にイブニングドレス着せて、ピンヒールを履かせて「このレベルの言葉のワードローブを持ってない人はお断りよ」な本にしたんじゃないかな、って。

断ってはないにしても、有名な人が書いた本だから
格好よく、びっとした感じを出したかったのかも知れない。

でも、この著者はフランス人なので
現在私が読んでるのはフランス語で書かれた原書の英語訳。
日本語の本はきっと原書を訳しているから
もしかすると英語版では簡単になっててもフランス語版はマジで難しいのかも。

食べるもの食べないもの

2005-11-24 15:07:52 | 旅してみて分かったこと
昨日牛肉販売をしている友人と話していて
食べる肉、食べない肉についての話になった。

スーパーに並んでる食べる肉:牛、豚、ニワトリ、羊、カンガルー(オーストラリアにて確認)、鴨

スーパーまたは専門店でたまに見る食べる肉:ダチョウ、馬、アヒル、鹿、猪、すずめ

レア肉:蛇、猫、猿、犬、孔雀、熊、トド、ワニ、エミュー、カエル、サメ

未だに食べた人というのを聞いたことがない肉:ゴリラ、オラウータン、ゾウ、ラマ、ジュゴン、シャチ
食べたらブーイング食らう肉:鯨、イルカ

といったくくりを作ったのだけれど、

ラスト2カテゴリーの肉たちと食べる肉たちとの違いは何か?

と言う事になって二人であーでもないこーでもないと話した結果。

おりこうさんっぷりはドウだ?

となったのだけども。

イルカはおりこうだから食べちゃいけません。と言う人には「じゃあ、馬鹿な人は食べるんですねって」言って見なさいって誰かの本に書いてたんで

却下。

その結果「でかさ」と「養殖がめんどくさそう」

という至極当たり前の違いに落ち着いた。

あまりにもでかいから食べ過ぎると反乱起こされたときに負ける。
あと、養殖の難しさからくる絶滅への危惧感。

それがあるから大きいものは味が悪いだの、
解体面倒などの理由をつけながら
食べないようにしているのだろう。

でかいサメとワニ?
あまりにも怖くてむかつくんで先に食ってるんだろう。

そういえば、今日のネットニュースで、タイのアニマルパークでキリンを料理して出そうとする計画がSTOPされたってあったなあ。

学期末の研究室

2005-11-23 18:04:02 | 勉強してみて分かったこと
大学院生にはチューターという、本授業をサポートするクラス担当者がいます。
日本風に言うなら課外授業の先生でしょうか。

ただ今学期末で学校中がお忙しい感じになっています。
そんなわけで、大学院生が駐在する研究室にも学期末のあわただしさの波が押し寄せてきました。

毎日のように試験範囲についての質問をする為に学部生たちがココに来たり、電話してきたりします。

それに対応する院生たち。
週末も忙しいねー。

研究室に遅くやってきて、部屋を独り占めするのが好きなわたしも
このところ誰もいないココで電話番のような役割を果たしています。

先ほども、ある人が担当している授業の生徒から電話があり、それをわたしが受けました。

もう対応にもなれたものなので、いつもどおりにペンとメモ用紙を取り出し。
名前、授業、連絡先を聞こうとしたのに。

今回は変化球が来た。

号泣。

その人声から察するに30-60歳位の女性。
会話の最初の方から声にビブラートがかかってるなーとは思ってたんですが、
彼女が語れば語るほど声の震度は強度を増し、、、。

あいやー。
聞けばオンラインで出来る宿題が突然シャットダウンしてしまって
問題の途中にも関わらず、
二度と同じページにはアクセスが出来なくなるようにされてしまったそう。

「あなたに言うのはお門違いだってわかってるけど、うぇぇっ。」

それもそうだ、と思いながらも。
大人でもこんなに泣く人がいるんだなー。
と少し興味深く考えてしまいました。

知らない人の前でも泣ける気持ち。
心がオープンなのかなぁ。
そこまで切羽詰ってたのかなぁ。

とにかく
その場は、事情説明メールをチューターに送って再チャレンジさせてもらうように
アドバイスをして電話をきりました。

コンディショニング

2005-11-21 13:40:43 | 雑記帳
最近のマイブーム。

日本出身、オーストラリアン
ファッションデザイナー
五十川明
(しかし、どーしてこっちのメディアってオーストラリアに都合のいい外国産まれの人は、…生まれ、オーストラリアンXXXって言うくせに、犯罪者とかになると、…系XXXって言うんだろう。都合が悪くなるとポイですか。)

インタビューの写真を見た時に、時が止まった。

めっちゃ好み。
ドキがムネムネハートがキャー(byキョーコオカザキ)

顔が好き。
ベビーフェイス的ヤンキー顔で。
わるいことしそーな顔。

でも、ゆるされるんだろーなー。

そしてもて続けるんだろうなー。

惚れんなよ、怪我するぜ。
ですな。

なぜなら、わたくしは知っている。

かつて
このタイプの顔を持った男性と付き合い
いつも裏切られ、ぼろぼろになっても
そのタイプ行き年間フリーパスでも持っているのか?
と言うほどまた似たようなのと付き合い同じ事を繰り返していた女性を。

いくら振られても、裏切られても。
その顔を見るとお腹を見せる。
尻尾振って。

それはもうまるでパブロフの犬がベルを聞いたら尻尾振ってよだれをたらすように。

傍からしたら「あきらめろよ。」「気づけよ」というところですが。

その女性はいつもこう言ってました。
「こんどこそトゥルーラブ!! BY 藤井フミヤ」
「あたしなら彼を変えれる。」

言わずもがなその女性はわたくしなのですが。
今考えたら、病気ですね。
ギャンブラーですね。

おかしな事ばかりおこってたですよねぇー。失踪とか、婚約パーティーに呼ばれるとか、拉致とか。

初めて行ったデートが借金の取立てだったりしたこともある、、、。

うーん。

それでも許す。
だって男前だもーん。

好みだもーん。

でも、日本を出てまで病気を再発させないように
佐藤浩市の写真を見て矯正させたいと思います。

準備準備

2005-11-20 16:57:39 | 勉強してみて分かったこと
学会に行く準備をしております。

携帯歯ブラシ、シャンプー、ボディソープ

買いました。

たぶんタスマニアは寒いだろうから、ジャケットもいるな。
道中のお菓子は何買おう?

うきうきするわたしの横で、人類学専攻K君がコンピュータの前で浮かない顔をしています。

聞けば再来週アデレードでの学会出席の為の準備をしているのだけど、発表後にされる質問の事を考えるとブルーになるそうです。

矢継ぎ早にむずかしーーーい質問をされて
終わったら生ける屍のようになるのが常。
とのこと。

なに!

学会ってそんなに恐ろしいものなのか!!

ちらりと除き見たKくんの発表用原稿らしいワードドキュメントの字の多さと。
準備と言うのが書類作りというところから。

どうやら、
「学会とは遠足とは程遠い地平線上にあるもののようだ」
と自分の考え違いを知らされました。

ジャケットあきらめる。
かわりに自分が不利になったときの為に催涙スプレー持って行こうかな。

ペンパル

2005-11-17 14:55:54 | 住んでみて分かったこと
昨日日本に住む文通相手からお便りが届いた。
いくらEメールやインターネットが発達したといっても
手紙やはがきを貰う嬉しさにはそれらとは違う味わいがある。

この文通相手、90歳になるマイ祖母なのだけれど、季節の挨拶から始まり、近況、祖父の体調について、畑の作物の様子等等いつも葉書いっぱい、たまに宛名面にも文章を書いて来てくれる。

今度は2泊3日、お伊勢さんバスツアーに参加してくるらしい。
(そういえばもう一方のおばぁちゃんも90歳なんだけれども「本場でフラダンスする!」といって出かけてた。どうも、わたしの出かけたがり症は両方の祖母譲りのようだ。)

祖母からの葉書が届くたびに元気なことが確認できて心がホッこりする。

祖母との文通もわたしが留学を始めた19の頃から大体2週間に一度の割合でお互いに便りを出し続けているので届いた葉書も相当な数になった。
今まで、大きな病気をしたなどという連絡もなく。
こうやって、元気で続けてくれてありがたいことだと思う。

先日ある哲学者がスピーチで言っていたのだけれど、
手紙を書くことは自分の考えをまとめる為に脳を働かすよいエクササイズだといっていた。

それを聞いて祖母&自分の脳のエクササイズプロジェクト参加者として
この文通はあと100年は続けようと心に決めた。

文通、お勧め。