Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

多声音楽…(ピグミーシーホース)

2017-08-14 19:37:44 | ヨウジウオ科

見上げると気持ちいい青空、もちろん陽光はガンガンです。

でも南からの風が心地よいくらいに吹いていて、灼熱感を和らげてくれてました。

だからインターバルもの~んびり風に吹かれて、ぼ~んやり海を眺めてみたり…。

そんな感じで過ごしていたら、すぐそばの水面からカメが顔を出したりして。

さらに心地よくなったりした本日のやんばるでした。

風は南西。快晴。

■■

ポリフォニーという音楽用語をご存じですか?

ポリフォニーとは各声部が独立した旋律とリズムを持ちながら、調和を保つ多声様式の音楽のこと。

言葉自体は、ギリシャ語の『多』を意味するpolysと、『音』を意味するphonosに由来するのだとか。

で、噛み砕くと二つ以上のメロディー(声部)が絡み合いながら協和し、一つの音楽になっているものなのだそう。

もっと噛み砕くと、『カエルの歌』がそう。

2小節遅れで追いかけていくので〈カノン〉ですが、メロディーが重なっているという意味ではポリフォニー。

このポリフォニーで森の精霊たちと交信する民族が、中央アフリカの熱帯雨林で暮らしています。

古代エジプト王朝の記録に、『神の踊り子』と記述され、『人類が創造した最高の音楽』と賞賛されるポリフォニーを歌い踊るのだそう。

彼らは、〈ピグミー〉と呼ばれています。

■■

さて…

〈ヨウジウオ科タツノオトシゴ亜科タツノオトシゴ属ヒポカンパス・バージバンティ Hippocampus bargibanti 17年7月13日 沖縄島ホーシュー〉

通称ピグミーシーホース。

本種の〈ピグミー〉は、『矮小な』すなわち『丈が低く形が小さいこと』を意味します。

〈ヨウジウオ科タツノオトシゴ亜科タツノオトシゴ属ヒポカンパス・セベルンスィ Hippocampus severnsi 17年7月13日 沖縄島ホーシュー〉

ピグミーという言葉は,古代ギリシャの pygmē が語源なのだとか。

これは肘尺を表す言葉なのだそう。

この肘尺、肘から拳までの長さで、約35cmなのだとか。

35cmのタツノオトシゴは、全然ピグミーじゃない……ですよね…。

 

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