東京港に軍用艦
石原都政下で増加
9年で316隻入港
民間船舶の航行を制限
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自衛隊や米軍など軍用艦が一九九九年から二〇〇七年までの九年間にのべ三百十六隻が東京港に入港していたことが四日、本紙の調査などでわかりました。石原慎太郎知事のもとで、軍用艦の入港は増える傾向にあり、関係者から「東京港の軍事利用はやめてほしい」との声があがっています。(岡部裕三)
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東京港管理事務所が本紙の質問に、入港記録の残っている九九年以降に入港した軍用艦船の実績を明らかにしました。
同事務所の回答などによると、石原氏が知事に就任した九九年の入港数は、自衛艦が二十二隻、外国軍用艦が三隻でした。翌年から増加し、〇七年は自衛艦三十六隻、外国艦六隻が入港(表)。〇八年は一月―七月の七カ月間に自衛艦十七隻、外国艦四隻の計二十一隻が入港しています。
同事務所では、自衛艦は防衛省海上幕僚監部からの申請に限ってカウントしているので、実数はこれより多いこともありうるとしています。
自衛艦の入港目的は「広報活動」「体験航海」「遠洋練習航海部隊の行事」などが目立っていますが、昨年十一月二十三日には、インド洋で米軍に給油した補給艦「ときわ」の「帰国歓迎」行事(防衛省主催)を晴海ふ頭で行いました。
米軍艦船は〇三年以降、「親善」などの名目で毎年入港。外国軍用艦で入港回数が最も多いのは米第七艦隊旗艦の揚陸指揮艦「ブルーリッジ」の四回。また、石原知事が在日米軍に都防災訓練参加を要請したことから、〇六年九月に米ミサイル・フリゲート艦「ゲイリー」、〇七年八月に米ドック型揚陸艦「トーテュガ」、今年八月は米強襲揚陸艦「エセックス」が入港しました。
都は米軍用艦を防災訓練に参加させた際に、民間船舶の航行を制限し、周辺海域のしゅんせつ作業まで休止し、関係者から批判があがりました。
都の関係職員は「東京港は年間三万一千隻が入港する巨大商港。軍用艦が入港する時は民間船の利用を制限し、東京港の機能が阻害されてきた。危険な軍用艦は入港させるべきではない」と話しています。
入港断るべきだ
臨海都民連の中野幸則代表の話 国内外で核兵器廃絶、平和を望む世論が主流になっているなかで、東京港を軍事利用させることは問題だ。軍用艦の入港が増えているのは、石原都知事の政治姿勢を反映しているのではないか。いま、米空母の放射能漏れ事故や自衛艦の事故が大問題になっており、危険な軍用艦の入港は断るべきだ。引き続き監視していきたい。
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入港料、3年で2400万円免除
東京都は、東京港に入港する軍用艦船の入港料や係留施設使用料を全額免除し、二〇〇五年度から〇七年度の三年間の免除額は計二千四百万円余にのぼることが四日、臨海部開発問題を考える都民連絡会(臨海都民連)の調査でわかりました。
同連絡会は、東京都に対し軍用艦船の過去三年間の入港手続き書を情報開示請求し、百一隻分の資料を入手しました。
東京都は、七百トン未満の船には入港料や係留施設使用料を免除していますが、軍艦は大型艦も免除する特別扱いをしています。
臨海都民連の市川隆夫事務局長が試算したところ、三年間の免除額は自衛艦が千九百十万円、外国軍艦は五百七万円で、合計二千四百十七万円にのぼるとしています。
(出所:日本共産党HP 2008年9月5日(金)「しんぶん赤旗」)
石原都政下で増加
9年で316隻入港
民間船舶の航行を制限
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自衛隊や米軍など軍用艦が一九九九年から二〇〇七年までの九年間にのべ三百十六隻が東京港に入港していたことが四日、本紙の調査などでわかりました。石原慎太郎知事のもとで、軍用艦の入港は増える傾向にあり、関係者から「東京港の軍事利用はやめてほしい」との声があがっています。(岡部裕三)
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東京港管理事務所が本紙の質問に、入港記録の残っている九九年以降に入港した軍用艦船の実績を明らかにしました。
同事務所の回答などによると、石原氏が知事に就任した九九年の入港数は、自衛艦が二十二隻、外国軍用艦が三隻でした。翌年から増加し、〇七年は自衛艦三十六隻、外国艦六隻が入港(表)。〇八年は一月―七月の七カ月間に自衛艦十七隻、外国艦四隻の計二十一隻が入港しています。
同事務所では、自衛艦は防衛省海上幕僚監部からの申請に限ってカウントしているので、実数はこれより多いこともありうるとしています。
自衛艦の入港目的は「広報活動」「体験航海」「遠洋練習航海部隊の行事」などが目立っていますが、昨年十一月二十三日には、インド洋で米軍に給油した補給艦「ときわ」の「帰国歓迎」行事(防衛省主催)を晴海ふ頭で行いました。
米軍艦船は〇三年以降、「親善」などの名目で毎年入港。外国軍用艦で入港回数が最も多いのは米第七艦隊旗艦の揚陸指揮艦「ブルーリッジ」の四回。また、石原知事が在日米軍に都防災訓練参加を要請したことから、〇六年九月に米ミサイル・フリゲート艦「ゲイリー」、〇七年八月に米ドック型揚陸艦「トーテュガ」、今年八月は米強襲揚陸艦「エセックス」が入港しました。
都は米軍用艦を防災訓練に参加させた際に、民間船舶の航行を制限し、周辺海域のしゅんせつ作業まで休止し、関係者から批判があがりました。
都の関係職員は「東京港は年間三万一千隻が入港する巨大商港。軍用艦が入港する時は民間船の利用を制限し、東京港の機能が阻害されてきた。危険な軍用艦は入港させるべきではない」と話しています。
入港断るべきだ
臨海都民連の中野幸則代表の話 国内外で核兵器廃絶、平和を望む世論が主流になっているなかで、東京港を軍事利用させることは問題だ。軍用艦の入港が増えているのは、石原都知事の政治姿勢を反映しているのではないか。いま、米空母の放射能漏れ事故や自衛艦の事故が大問題になっており、危険な軍用艦の入港は断るべきだ。引き続き監視していきたい。
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入港料、3年で2400万円免除
東京都は、東京港に入港する軍用艦船の入港料や係留施設使用料を全額免除し、二〇〇五年度から〇七年度の三年間の免除額は計二千四百万円余にのぼることが四日、臨海部開発問題を考える都民連絡会(臨海都民連)の調査でわかりました。
同連絡会は、東京都に対し軍用艦船の過去三年間の入港手続き書を情報開示請求し、百一隻分の資料を入手しました。
東京都は、七百トン未満の船には入港料や係留施設使用料を免除していますが、軍艦は大型艦も免除する特別扱いをしています。
臨海都民連の市川隆夫事務局長が試算したところ、三年間の免除額は自衛艦が千九百十万円、外国軍艦は五百七万円で、合計二千四百十七万円にのぼるとしています。
(出所:日本共産党HP 2008年9月5日(金)「しんぶん赤旗」)
中国軍艦の時は、自称平和団体の皆様の出動が明らかに少なかった件。
記事の一面にすらならなかった件。
自称平和団体・全国紙の皆様は、アメリカの時は本気を出されるご様子で・・・
これで、二枚舌の彼らの言うことを信じろと?
ちなみに、どの国の軍事力についても批判することは平和運動の民主主義的な立場です。社会主義の軍事力は防衛であって、資本主義の軍事力は帝国主義だというような「二枚舌」は最悪の態度です。そんなことがあれば東西も批判します。
>民主主義的な立場です。社会主義の軍事力は防衛であって、資本
>主義の軍事力は帝国主義だというような「二枚舌」は最悪の態度
>です。そんなことがあれば東西も批判します。
では、この浅井基文・広島市立大学広島平和研究所所長が述べられた、以下のコラムについては如何でしょうか?
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2008/204.html
東西さんはこのコラムに説得されますか?
因みに私は、「中ソ対立」という歴史的事実を捻じ曲げて、「アメリカの核固執政策」という持論のために強引な歴史修正をおこなっており、それを市井のどシロウトに看破されるのは、元外務官僚にあるまじきミスかなと思います。
(中ソ対立について)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E3%82%BD%E5%AF%BE%E7%AB%8B
しかしまあ、この御仁のやりたいことは、核兵器を無くす事ではなく、「○○が悪い!」と決め付けて政治的運動をすることなんでしょうね。
このコラムを読んでいて、それが感じられます。
読めば読むほど、腹立つコラムだこと…。
そういう動機付けをあれこれ詮索することには全く意味が無く、浅井教授を批判した被爆者の意見が全くもって正しい。なんで、「北朝鮮が核兵器開発に向かって突き進まざるを得なかった原因を事実に即して明らかにすること」が必要なのサ?
「どの国の政府の核兵器も絶対悪だと断定しているのが浅井教授の立場」なら、「非核保有国が連携し、核保有国に対して核廃絶の圧力をかけるべき」といったような意見が出るのがスジってもんじゃないの?
しかも、それに加えて、その浅井教授の指摘する「動機」というのが、歴史的事実に反している、ということが問題だと思います。
>ソ連政府は崩壊して存在しないからではないでしょうか?
なにやら浅井教授を弁護しておられるように見受けられますが、
1.その論法が正しければ、大日本帝国が崩壊して存在しないので、ロシアと同様に今の日本も、「原因を事実に即して明らかにすること」(=戦争責任の追及)から免れることができるという論理が成り立つ。日本のみ戦争責任を追及し、ロシアを「ソ連は崩壊した」という論法で不問にするのは、明らかなる二重基準である。
2.ロシアはしっかりと、旧ソ連時代の核戦力を含む軍事力を継承している。
というところが問題になるかと思います。
アメリカのイージス艦の入港時:身体を張った阻止行動。
韓国軍の駆逐艦:民族衣装でお出迎え。
スゲーや、さすがは平和団体さん。
同盟国の入港には絶対反対。日本を敵国認定してらっしゃる韓国様には尻尾を振られる立派なお姿。
すいませんね東西さん、こんなコメント書いちゃって・・・久々にあきれてしまったもので。
だいたい、お前等みたいに法律を杓子定規に適用したがる無謀な馬鹿が多いから、軍用艦の往来時には、民間船舶の航行を制限する破目になっている事ぐらい解りましょうね。
コラムを読めば、中国政府の動機と認識することは、すなわち、中国政府が核兵器を保持した原因を認識するっことであり、その意義は原因を認識し、外交に活かすということですよ。しかも、浅井教授はコラムの中でどの国の政府の核兵器も絶対悪だと断定しているのが立場だと理解しましたが、違いますか?ゆえに、質問者が浅井教授を誤解していたのです。それはコラムを読めばわかりますよ。
2:「その浅井教授の指摘する「動機」というのが、歴史的事実に反している、ということが問題」
どんな歴史的事実に反しているのですか?さらに、それを今現在に明らかにすることの意義は何ですか?浅井教授がどの国の核兵器も絶対悪だというのが今現在の立場なのですから、十文字さんも東西も浅井教授と共に団結・連帯することが歴史的な意義ではないですか?
3:「日本のみ戦争責任を追及し、ロシアを「ソ連は崩壊した」という論法で不問にするのは、明らかなる二重基準である。」
コラムを読めば、浅井教授はソ連の核兵器、核実験を防衛のためのものと擁護した当時の共産党と一緒にされると迷惑だと言及していますよ。ゆえに、浅井教授の立場としては、核兵器は絶対悪だということでしょう。
4:「ロシアはしっかりと、旧ソ連時代の核戦力を含む軍事力を継承している。」
そうですね。アメリカとロシアで世界の核弾頭の約98%を保有していますし、他の核保有国も同質です。しかし、特に焦点にすべきはロシア、アメリカでしょう。程度が圧倒的ですからね。いわば、1人を殺す殺人と10億人を殺す殺人というところでしょうか?殺人罪としては同質であるし、被害者が一人でも被害者からすれば100%であるから違法であるのは当然であるが、10億人を殺す行為は、より一層、悪質だということですね。
軍事力を批判するのであれば、非同盟・中立の立場から批判するしかないでしょう?それが人類、民族、国民の立場から行う平和運動の民主的原則ですよ。