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◆マスコミ記者~道庁さん~北電さんと、お話してきました。

2011-04-08 | 本日のNEWS
しばしごぶさた、すみません。

昨夜も地震がありましたね。
みなさん、お元気ですか?

●一昨日、道庁の記者クラブにて、
「泊原発を考える北海道民の会」の仲間たちとともに、
4月10日(日)の選挙に向けて行っている、
知事候補者4名・道議員候補者149名の方々への
原発に関するアンケートについての記者会見をしてきました。

●その後、道庁の、総務部危機対策局原子力安全対策課と、北電に、
「聞きたいことを聞く」という主旨で集まった人々といっしょに、
聞きたいことを聞きに行ってきました。

●幸い、原発の研究・脱原発運動を30年以上やっていらっしゃる
岩内の市民科学者、斉藤武一さんの紹介を受けた、という、
UHBテレビの取材者がカメラを持って同行してくださいました。

が、道庁も、北電も、撮影拒否。
道庁に至っては、カメラなしでの同行取材も拒否。

でもまぁ、ともかくそんな感じで、行ってまいりました。

●記者会見の結果としては、
昨日の道新と朝日新聞の北海道版に、
「泊原発を考える北海道民の会」の
アンケートアクションが小さく載ったそうです。

(4月7日付)
・道新  5ページ 総合
・朝日 22ページ 道内版

5~6名の記者が、会見時に
道庁2Fの記者クラブに集まり、
取材をしてくれましたが、

・アンケート結果がどのようなものであったか、
・候補者たちの意見の傾向はどうだったのか、

という質問は一つもなく、

・「泊原発を考える北海道民の会」が何者の集まりであるか、
・反原発の立場でアンケートを取ったのか、
・公明党からの回答を一括でしか受けなかったのはなぜか、

(それは本部に、党員の方々に個別に送ることを
 受け入れてもらえなかったからです)

など、非常にいぶかしげな感じで尋ねられ、
私は正直、驚いたし、とても心外でした。

私たちは、道民みんなが聞きたいであろう、
泊原発に対するごく一般的な質問を候補者全員に投げかけ、
(質問内容は、ブログを見てね)
結果をそのままの形で道民みんなに知らせ、
選挙の参考にしてもらおうとしただけなのに。

私たちが何者であろうと、
肝心なのは質問と答えなのにね。

記者会見って、したの初めてだったけど、
なーんか消耗しました。

道新・生活面とかの記者さんに、
私個人のことを取材してもらったとき

(世界一周のこととか、電気代月¥600台のこととか)
には全く感じたことのなかった、
初めての消耗感でした。


●記者会見の次は、道庁原子力安全対策課へ。
こっちはさらに消耗しました(苦笑)。

北電の方々よりは人間味を感じるお2人が
対応してくださいましたが、
やはり「虚無にやられてる灰色星人」という印象でした。

話ができない人たちと、久しぶりに話をしました。
記者~道庁~北電、と、だんだん虚無パワーが
アップされていく感じで、最後はヘトヘトでした(苦笑)。

で、原子力安全対策課のお話。

道庁は、「道民の安全と財産を守る」のが仕事、
という大義名分があるはずなのに、

実態は、知事でさえ、
道内にある原発を止める権限はないんだそうな。


ビックリです。

じゃあ何のために道庁ってあるの?
何のために知事っているの?
いったい誰に、権限があるの?


…と尋ねたら、「国です」って。

道は国の配下にあるから、
結局のところ、国にすべての決定権があり、
道は従うしかないんですって。

つまり、道庁があっても道はどうすることもできず、
道民の命は、国政が握ってる、ってことですわ。

じゃあ、何のために道政ってあるの?
道政に払ってる私たちの税金て、何に使われてるの?

金返せ~!存在意義ないじゃーん!


◆「原子力安全対策課」にも、
「北電」にも質問しましたが、

想定外規模の地震・津波ついての対策については、
何一つ策なし。返答なし。

万が一の時に原子炉を冷やすための動力(電力)となる、
外部電源車を高台に配備した
とのことだったので、
その高台が地震で崩れたら…?
津波に呑まれたら?
と尋ねると、返答なし。

それは想定していないんだそうな。

この期に及んでも、
地球の威力を見くびっているご様子。

あの津波パワーとか、見てないのかね。
テレビ持ってるだろうに。

(うちはTVないので、私は人のお宅で見ました)

●泊原発から10キロ圏内の4町(泊・岩内・共和・神恵内)のみ
かろうじて避難対策地域に指定されているものの、
その他の近隣地区に関しては、対策も保障も、ゼロ。


(福島原発も同じで、原発お膝元の町以外の
 近隣市町村住民は、被ばくしても保障ゼロ。

 保障されたって、放射能汚染されてしまったら、
 病が治るわけじゃないし、
 命が守られるわけじゃありませんが)


●道も北電も「泊原発の下に活断層があって危険」
という渡辺満久教授(東洋大学社会学部)の発表
は無視していて、

自分で雇った学者のデータを
自分達の都合に合わせて解釈したものを基準とし、
「想定外の地震は起こらない」という
“信念”のもとに安全対策していらっしゃるとのこと。


(渡辺教授は

「学者なら当然理解できる内容なので、
 北電が雇った学者と対談したい」

 と申し出たけれど、北電側は拒否したとのこと。
 この理由を質問したら、

「私たちは独自に調査して結果を得ているので、
 対談する必要はありません」 ですって!)


●原子力安全対策課のお2人にも、
 北電・広報部のお2人にも、
 いろいろと質問しましたが、“のれんに腕押し”で、
 
 つまるところ、原発の決定権は国にあるので、
 道民がいくらイヤだと言っても
「国からの指示がなければ動きません」
とのこと。

 北電も、商品をずーっと買い続けてる
 お得意さんの道民の声はまったく聞く気はなく、
「国の指示に従って動く」そうです。

◆これって、お客をすごーくバカにしてるし、

「自分が作った時限爆弾だけど、
 たとえ爆発して皆殺しになったとしても、
 上司の指示があるまでスイッチは止めません」


って言ってるのと一緒ですよね。
もーまるでテロ行為!!!

いったい「国」ってどこの誰?

道庁も、道民も、北電も、
この国のそれぞれの場所に暮らす一人一人が、
国をつくってる構成員で、
国そのものなんじゃないの???



●ともかく、選挙は、あさって、4月10日(日)。

昔の人たちが、
権力者たちから弾圧を受けつつも
命がけで勝ち取った選挙権。

私たちの重い1票を、ぜひ活かしましょう!

正直、未来を託したくなるような人は
非常に少ないけど、

今やもう、誰かに任せるんじゃなく、
自分が票を投じた人たちと
コンスタントに交流して、
頻繁に意見を伝えたり、
相手の話を聴いたりして、

まずは地元の行政に私たち自身が参加していくこと

が大事なんでしょうね。

アメリカのバークレーや、
ドイツのフライブルグや、
北欧の国々みたいに。

きっと、今までそれをやってこなかったから、
こんな世の中になっちゃったんでしょうね。
反省…!

現実から学んで、
まず自分から変わっていきたいです。


●でもって、今や選挙だけじゃ足りないから、
選挙のあとは、4月10日の全国同時多発デモにも
参加しましょー!

◆札幌では大通4丁目11:30~北電方向へ歩きます。
◆東京・高円寺ではイルコモンズ氏が、
◆鎌倉では一花屋の友人たちが、
デモ情報発信中。

震災以来、いろんな人がつながり合って、
想いがグングン広がって、結びつき合ってくことも、
日本中、世界中で、いっぱい起こってる。

仲間がいるって、素晴らしいですね!

今こそ、私たち自身の「核」を発揮して、
一人一人の自家発電で、
自分自身の体と、心と、人間関係に、
自分で光を当て、

自らの素晴らしさに気づき、
「自信」を取り戻し、
互いを照らし合っていく時
ですね!

(地震は、生き残った人々をいったん絶望させるけれども、
 それを超えたあと、その人々自身の自信を呼び覚ます。
 
 単なる言葉遊びじゃなく、本当にそう思います。
 言葉や文字は、人生の答えが隠された暗号だと思います)


◆ミュージシャンの斉藤和義さんも、
「ずっとウソだった」って、
自作の替え歌発信中!かっこい~い!!!
それでこそアーティスト!!!
デモで流したい!みんなで歌いたい!

◆大評判の、田中優さんの最新講演映像はこちら。
(優さん登場は、00:07:15~)

◆とっても消耗はしたものの、
私自身は今後もしぶとく、道庁さんや北電さんとも
交流し続けて行きたいな、と、思っておりますが、

それと平行して、とりあえずアンペアダウンして、
電気に依存しすぎないライフスタイルを開発しながら
(これ、面白いですよ~発見の連続だし、オトクです)、
被災地の対策からも学んで、
自分たちで太陽光発電とか
新エネルギーをつくっちゃった方が早いな、
と思っています。

だって電力会社が
お客をバカにしきった横暴な態度でいられるのは、
電気市場を独占してるからなんですから。

イヤな商品は買わなくていいように、
そうしたい人たちみんなで、現実を変えればいい。

欲しい商品をつくってくれる会社を
見つけ、応援し、育てればいい。

答えはシンプルですよね。


◆そういう意味でも、
「はんかく祭」のゲストのお一人、
環境エネルギー政策研究所の
飯田哲也さんからの情報も必見。

放射能の雨に当たらないように気をつけながら、
新しい社会づくりに向かって、
みんなでモリモリがんばりましょー!


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