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●福島在住の知人たちから届いた、福島の現状。

2011-03-30 | 本日のNEWS
福島在住の知人2人から、
現場の実情がわかる
衝撃的なメールが届きました。

多くの人に知らせる必要がある内容と判断し、
ただ現状を知らせるためだけではなく、
現状を打開する第一歩にするために、
お伝えします。

この方々の置かれている現状と心情に寄り添って、
読んでいただきたいと思います。

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(以下、そのメールです)

今回の災害による原発問題。
福島県は、地震、津波、放射能と
住民はなすすべもなく
無気力に悲惨な目にあっています。

その上、この対応の悪さ。

原発を容認した現職の佐藤雄平知事は、
県民の前になかなか出てきません。

原発の増設を容認しなかった前知事は、
政治の世界から追放されました。

電源立地地域として利益を受けてきた町々は、
何のかかわりもない他の地域を、結果的に
恐怖のどん底に陥れました。

何の見返りもない相馬市、南相馬市、
いわき市、飯館村、川俣町、川内町……

地震、津波で、一面廃墟となってしまった町。
そこに、放射能問題、原発の放射能…

水道の復旧工事に、事業者が来てくれません。
行方不明者の捜索にも、来てくれません。
重機を借りたくても、貸してもらえません。
ガソリン、灯油も、持ってきてくれません。
食料さえも、持ってきてくれないのです。

報道陣も、電話取材。
いわきでは、コンビニも開いていません。
茨城に非難した いわきナンバーの車は、
給油に行ったら「洗車してから来い」って。

ボランティアも、県外にしか行かない。

この地方の酪農家、
元々が苦しい中での経営です。
そこに、出荷停止。

牛乳を搾らないと牛は死にます。
搾った牛乳を畑に捨てています。

もう、これ以上畑に捨てると
隣の畑に行ってしまう。
でも、どうしようもない。
出荷停止はするが、処理方法は提示しない。

選挙のときだけの知事、県議会議員。
誰も推進した責任はとらない。

自殺者まで出ているのに
知事も議員も姿が見えない。
助けてくれって涙を流しているのに、
助けてくれない。

これが現実です。

有権者は目を開いてください。
これが福島県の状況です。

遠くに逃げることができず、
避難所で冷たいお握りを食べている方たちが、
まだ沢山いるのです。

親族が見つからない方が、
まだ沢山いるのです。

宇宙にロケットが行くというのに
なぜ助けられないのか。

その理由は、原発です。放射能です。


(2011・3・29夜 受信)
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◆(別の方から、もう一通届きました)

米国の80km圏内避難の地図を見ている。
なぜ国内のメディアは、表示しないんだ?

福島県の地図を見てほしい。
福島第一・二原子力発電所の場所。
その隣接市町村には、交付金、支援事業があり、

その圏内に入らない地域の自治体には、
利益も入らず、危険度は同じ。

避難できない人たちをそのままに、
町長や議員たちは、いち早く避難した。

26日、援助の人々が
そんな被災地の一つに入ることになり、
「必要な物は」と聞くと
「靴と温かい食事、調理器具」とのこと。

援助隊は、買えるだけ買った150足の靴と、
近隣の人々から集まった小さくなった靴と
靴卸業の人が「よしわかった」と持ってきてくれた
300足の靴を持って行った。

26日、早朝3時半。
2台のワゴン車に
靴と食料を詰められるだけ詰め、その町へ。

そこから戻った援助者の一人は、

「自分は建築の仕事をしているが、
 あの光景は、どうしたら
 復興できるのかわからない。

 カンボジアの風景が
 果てしなく続いているみたいだ。

 渡された地図。
 『××が点いているところが
  家があったところです』
 と説明されたが、何にもないんだ。

 ボーっと立っている女性に
 どうしたんですかと訪ねたら
 『姉を探しているんです、いないんです』

 調査していると、
 『役場の方ですか、
  私たちどうしたらいいんでしょう』
 『どうすればいいんでしょう』
 って聞くんだ。

 消防団はまだ、津波で地平線まで
 平らになってしまった沼のような町を、
 棒でつついて行方不明者を探しているんだ」と。

もう一人の若者は、
「ただただ絶句するしかなかった」と。

助産士として避難所に残っている人の話だと、
320人が避難しているとのこと。

その人からのメールによると、
避難所の夕食は、ごはんと沢庵、
ほうれん草のお浸し、味噌汁。
1日2食だそうだ。

原発の問題がなかったら
もっと救助が進んでいるはず。

今日は30日。
あれからまだお風呂にも入れない人、
下着を取り替えられない人、
あたたかい食事が出来ない人が、
じっと絶えている。

多くの会社は復旧工事もできないままで、
新幹線・在来線も運休。

30km圏内と言っているが、
大手企業は社員に密かに避難するよう
指示しているとか。

税務署は、
「半年くらい申告が遅れてもいいです」
と言っているが、

津波や地震の被害で地元の会社や
町の工場は、壊滅状態なのだ。

都会の大企業を支えている
地方の町工場や中小企業が機能しなければ、
結局、製品は生み出せず、何も進まない。

日本経済を底辺で支えていた会社や工場が
壊滅状態なのだから、
日本全体の経済に、当然影響が出るだろう。

マスコミから流されるニュースを見ていても、
このような真実は流れないが、
これが、現場の実情だ。

水稲の種を水につける時期だが
無理だと言っている。
来年の米も、不足するだろう。

県庁などにいる、
知事、町長、議員たちは、
自ら組織を作って
救援物資を持って行くべきなのに。

原発を推進していた者たちは、
「私が推進の方向転換をしました」
と言って、罪を償うべきなのに。


(2011・3・29夜 受信)

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