たらったら♪生活

10年前の子宮頸がん2b放射線単独療法経験日記

私のカルテ

2006-01-31 | 子宮頸がん放射線治療日記

私が入院した病院の不満は食事の不味さもそうだが
自分のカルテを鍵つきの袋に入れられ本人が持ち運ぶと
いうところ。放射線の治療を受けに毎日、鍵つき袋に
入った自分のカルテを持たされて行く。

カルテには本人の病名、状態、検査結果、治療の進行具合や
入院中の毎日の体の調子、処方された薬、医師の指示が
書かれているだろうから、それらの内容は患者本人既に
すべて承知のことだ。なのになぜ鍵つきなのだろう。

カルテの開示についてこれだけ患者の権利として
希望は増えてるこのご時世に鍵をつけて本人に見せない
というのは絶対おかしい。治療や検査を受ける際に
患者本人が持って歩くのはいい。自分のものだ。
が、鍵は必要ない。

病院側の言い分を想像するに勝手に見るのはいいが
無くされたりカルテの一部を廃棄されると困るから、
改ざんされるということが考えられるが大体のデータは
各科のコンピュータにも入っている。カルテの移動に
病院側の人の手を使いたくないというのはわかるが
鍵つきを持たされるというのは気持ちが良くない。

今だ自分のカルテを見るのに希望する患者のみが
決められた短い時間内に閲覧、一部コピーが許可される
というのはどう考えてもおかしい。

1度破れた袋に入れられたことがある。まったく鍵の
意味がなかった。もちろん、この時とばかり自分の
カルテを見させて頂いたのは言うまでもない。

静岡がんセンターは患者がベッドのそばのモニターで
自分のカルテに目が通せる仕組みだ。ネットで治療法を
調べたり出来るとも聞いた。これに関しては理想的だ。

電子カルテを患者本人と病院が持つというのが良いと
思っていたが電子カルテは改ざんが見抜けないという
問題があるそうだ。手書きのカルテだと修正ペン使用で
書き換えを疑うことが出来る。えんぴつで書かれたら
お終いだが。

カルテが自分のものとして患者が管理出来るようになるのは
一般的にはもう少し先なんだろうか。


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