たらったら♪生活

10年前の子宮頸がん2b放射線単独療法経験日記

がん騒動は人の数だけ起こるとはいえ

2006-08-07 | 母の乳腺外科受診
私の母が怖いことを口にした。
「なんか胸にしこりがあるみたい」
えーーーーー。

実はここに書くことを躊躇している。
あまりに今現在、進行していることで
自分の中でまだ生々し過ぎる話をここで公表
するのがいいのか、自分の中で整理出来て
いないというか、リアルタイムに報告する
ことがいいのか..母のことでもあるし。
なかなか複雑な思い。

私ががんに関する情報を集めようと思ったのは
9年くらい前で、それは母が体調不良を訴え
もしかしたら、がんもあり得るのではないかと考え
覚悟と慌てないようにがんの知識をつけようと
思ったからだ。医療には不信があったから
損をしない賢い選択をしなくてはいけないという
気持ちが強かったのだ。その時は私の最悪な想像は、
はずれたので、ひと安心だった。

2年半前、娘である私のがん騒動、続けざまに
昨年の母の妹のいきなりの末期がんの余命3ヵ月の
死で母自身も、もはや、がんは逃れられないと
考えている。しかし今年はやれやれと少し心を
休ませたいと私達は考えていた。

その矢先の母のこの告白。
数日後、母が朝、いきなり外科へ行くと言い出し
慌てて準備をして重い気分で一緒に市立病院の
外科に行く。

いきなりエコー検査と採血。
触診も問診もなくマンモグラフィも無い。
医師は「1泊入院で組織を手術で取る」と言った。
1泊の外科手術の組織診に驚いたが乳がんの
検査はそんなものだろうと思って1週間後に
予約を入れて朝よりも私達母娘は少し深刻な
面持ちと重い足どりで帰る。

早速、ネットでいろいろ調べる。子宮頸がんについては
経験上、幾つか情報を持っているが乳がんについては
まったく知らない。手術法や治療法など多種あって
医師によって大きい差がある。慎重な選択がとても大事
になってくるから難しいのだ。

1泊入院の組織の手術検査は外科生検と言うことがわかった。
しかしこの手術での検査だけで腕が上がらなくなるとか
傷が大きい、皮膚のひきつれという嬉しくない後遺症を知り
その上、外来で済む、しこりに針を刺しての簡単な検査も
あることがわかって不安と疑問でいっぱいになる。

次の日、急いで図書館から1度に借りられる限度
5冊の乳がんの本を借りて読み比べる。
どの本も乳がん治療については詳しく載っているが
検査の一般的な流れはあまり詳しく触れていない。
急いで情報を集めなくては...    
                 (続く)











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