タカハシ的 * 旅ノォト。

さもない日常風景や、郷愁漂う旅の断片をさらっと物語る、高橋政彦スタイルの旅の写真日記です。

幻魚マツカワガレイ

2011年02月16日 | 過去の魚介図鑑
冷水性のカレイ、マツカワガレイは幻の魚と呼ばれます。

1990年以降、水揚げが激減し、一時はほとんど獲れなかったからです。

したがって、高級魚として珍重されます。
上品で透明感のある白身は美しく、脂乗りもほどいいことから刺身にして美味。

岩手では1999~2003年に、久慈湾、船越湾、釜石湾、吉浜湾で標識放流試験を実施し、
現在でも放流事業をおこなっているというが、稀に天然ものが水揚げされています。

ちなみに、今回仕入れた2匹のマツカワガレイ……
手前が放流もので、奥が天然ものです。

ひものもろもろ。

2011年02月08日 | 過去の魚介図鑑
直営の水産加工場「海風工房」では
日々わずかながら目と気持ちが行き届いた
寒風天日干しの商品を作っています。

宮古の海風でしか仕上がらない干し魚であります。

干物として定番の魚だけにとどまらず、
きっとこれは作ると美味いだろうなというような魚も、
創意工夫しながら、そして作り手も楽しみながら、
小さな工房らしく小回りの利いた商品作りにいそしんでいます。

(写真は島香魚店の店頭に並べられた海風工房製の干物たち)

コウジンメヌケとイケメン

2011年02月05日 | 過去の「うまそー」
今朝、魚市場にコウジンメヌケがわりとたくさん水揚げされた。

大きくて鮮やかな赤い魚を目にして、興奮しながら写真を撮っていると、
やはりメヌケを目利きしていた、かたわらのイケメン青年がカメラ目線で微笑んでいる。

なにげにポーズをとり、撮ってもいいぜ、という表情だった。

なんだか可笑しくなって笑いつつパチリと1枚。

コウジンメヌケもフォトジェニックだったけれど、
こうやって早朝から働く男というのもなかなかカッコいいものだと思った。

2月4日、今日の男前。

2011年02月04日 | 過去の魚介図鑑
活ものの毛ガニであります。

毛ガニといえば北海道と思っている皆さん、

毛ガニといえば今や三陸でございます。

確かに北海道もののようにどデカくはございません。

しかし、毛ガニの毛ガニたる味は、ぎゅっと凝縮されて詰まっております。

そして、安い♪ これはなにより。美味くて安いんですから。

とくにも今の時期、カゴ漁が解禁されている3月いっぱいまでは

バリバリ元気な毛ガニたちが魚市場を活気づけてくれるのです。

煮てよし、蒸してよし、焼いてよし。

食す人たちを無口にする毛ガニを、存分にお召し上がり下さい。


追伸

じつは当店直営の水産加工場「海風工房」では、世にも稀なる「干し毛ガニ」なる新商品を開発。
宮古産のカゴ漁活毛ガニのみを使用し、宮古の寒風と天日でサっと干して真空包装しました。
これを家庭用両面焼きのオーブントースターなどで焼いて食せば、
ますます濃縮された毛ガニの風味に包まれ、もうあなたは「干し毛ガニ」のとりこ。
その魅惑の詳細は、近日公開いたしま~す♪