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初めて知る高齢という現実

最近、弱ってきたオット82歳。
何とか二人で明るく過ごしたいとあがく毎日を記録します。
だんだんグチに移行?

「カラマーゾフの兄弟」読了

2009年12月16日 15時14分22秒 | 明け暮れ
久しぶりの水中歩行で軽い疲れを覚えました。

年寄りですね。

昨夜、残りの『カラマーゾフの兄弟』4巻目を
読了しました。
あと5巻目のエピローグがありますが…
一応物語としては終了しました。

最後まで、はらはらさせられたのは、
さすが世界で130前から読まれ続けられた
名作であると言えます。

カラマーゾフの3兄弟それぞれの動きであるとか
会話であるとか、事細かく書き表わしてあり
最初は、名前さえ覚えられなくて、メモ片手に
読み始めました。
さすが肉食の人間達だけに、エネルギッシュな
言動に圧倒されましたが、やがて気にならなくなりました。

愛とか宗教とか、人間の根本から離れられない
ことが主題となっておりました。

最後の裁判では、親の、父親の、子に対する態度が
この「父親殺し」の根本だったと弁護人から
指摘されて、殺しに関わった子は、むしろ被害者
であったというくだりでは、思わずわが来し方を
省みました。

天使の心を持つ坊やを、荒れた心に育てるのは
親の『自分至上主義』がそうさせてしまったのでした。

現代もまた、そうしたことが特別のことでなく
普通に万延している…とばばは思います。
そして憂います。

たまには、大作に取り組むのも悪くありません。
満足感があります。

私の提案として、最後の4巻目を読んで
最初から読むのはどうでしょうか?

はい、推理小説の最後を読んでから
最初を読み返すのは、ルール違反ですが
このカラマーゾフには許されるような
気がします。

ええ、これは勝手な話です。







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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
読了おめでとうございます (柚子ごしょう)
2009-12-16 22:12:40
一日に3か所の病院通いに、プール通いではなかなか時間が取れないでしょうから、長編を読むのは大変ですね。

我が家では夫が私が読み始めたら、何もしないので、「あ~あ、また始まったか」といい顔をしません。でもねぇ~死んだらお終いですからしたいことは生きているうちにしないと・・・

今日は仕事が入っているので、カラマのことはぼちぼちと・・・
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楽しみでした (うめぼしカルメン)
2009-12-17 09:26:52
慣れるまでは大変でしたが、4巻目などスイスイ読めました。
昼間は、テレビをテレーと見ていても、本は開けませんね。我が家も同じです。ウチは本人がホン嫌いですから仕方ありませんが。
お宅様は本好きでしょう?
妻がゆったり」していると、イラつくのでしょうかね。ご飯はちゃんと作るのにね。
返信する
そうですよ (柚子ごしょう)
2009-12-17 13:25:59
ご飯はちゃんと間に合うように作るのだからそれくらい大目に見てもらいたいですよ。

夫も好きですね。夫が勧める堀江敏幸の「いつか王子駅で」を昼ごはんも食べないで読んでしまったところです。これはなかなかでしたよ。

この人のがまだ家にあるようですが、することからしてしまえと出してくれません。私は元来怠け者なので、夫の気持ちも解るから可笑しいです。
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