2012年7月30日(月)
常南トラベル(株)が主催する日帰りバスの旅「榛名山外輪山ハイキング」に参加した。
所属する「健康ウォーキング同好会」からは、会長以下有志の10名が参加した。
荒川沖駅前でバスを待つ。
いつも乗り込む常南交通本社が5時30分始発のため、40分後に到着する荒川沖駅東口から乗ることにした。
6時4分、常南交通の中型(28人乗り)バスが到着した。
この色のバスは始めてである。
乗ると直ぐに朝食弁当が配られた。
『パンよりは良い』と好評のおにぎり弁当だ。
土浦駅東、石岡千代田庁舎前、石岡ロードパークと回って石岡ICから常磐高速に乗り、
最初の休憩地友部SAで体調を整える。
この後北関東道の波志江PAで2回目の休憩を摂り、関越道へ向かった。
この日のハイキングコースの地図が配られ、コースの紹介があった。
添乗員手作りの地図が分かり易くて良い。
渋川・伊香保ICを降り、伊香保温泉方面へ。
10時14分、榛名湖畔に到着し、昼食弁当を受け取る。
石岡ICから約3時間、短くもないが、それほど長くもない、というところか。
添乗員の掛け声で準備体操をして・・・
10時25分、添乗員を先頭にいざ出発!!
先ず、駐車場前の「湖畔の宿記念公園」の一角に復元された「竹久夢二アトリエ」に寄ってみることに。
アトリエは2階建ての小さな住宅だった。
アトリエの玄関(2階)には昭和5年に榛名湖畔で撮ったとされる夢二の写真が迎えてくれる。
2階は、和室と厨房になっている。
座敷から榛名富士と榛名湖の絶景が見えるそうだが、時間がなかったので、玄関だけで座敷には上がらなかった。
下の階(1階)がアトリエになっていて、夢二の作品(複製)数点と榛名山美術研究所建設計画が展示されていた。
夢二は榛名山美術研究所建設の実現のため多大な情熱を注いだそうだが、その途上病に倒れ、51歳でこの世を去ってしまった。
夢二の作品
この日の榛名富士は幾分雲がかかっていた。
アスファルトの坂道を天神峠方向へ向う。
天神峠(氷室山登山口)付近
ようやくハイキングの始まりだ。
少し登ると、大きな石灯籠(天神峠石灯籠)が目に付く。
案内板によると、文化十二年(1815)五月に塩原太助翁から寄進されたもので高さ5.5mとのこと。
石灯籠があるということはこの辺りは重要な道になっていたのであろうか。
旧榛名町(現在は高崎市)の指定民族資料となっている。
天神峠石灯籠を過ぎると、上りの階段が続く。
最初は丸太の階段だが、途中で板の階段に変わる。
段差が高いので、結構疲れる。
また、前夜の大雨で濡れて滑り易くなっているので注意が必要だ。
標高1,000mを越えてはいると思うが、やはり暑い! 直ぐに全身汗びっしょりだ。
10時56分、氷室山(1,236m)に到着し、水分補給だ。
天神峠から約20分ほどである。
氷室山からは下りに転じるが、少し進むと今度は上りになるといった具合に、上り・下りを繰り返す。
熊笹の緑が美しい。
熊笹の道が続く。
上り階段の先が明るくなってきた。
どうやら天目山のようだ。
11時47分、天目山山頂(1303m)に到着。
このところの猛暑日の影響か、体調が優れないという人も出てスローダウンしたため、思ったより時間を費やした。
昼食はもう少し後にしたかったが、添乗員の話しでは、この先”ベンチなどがまとまってあるところはない”
とのことなので、天目山で早めの昼食を摂ることにした。
この日の弁当「上州御用鳥めし」は、もちろん始めてだ。
味付けされた鶏肉がご飯を覆い尽くすほど乗っかっているのにびっくりした。
『美味いっ!』素直な感想である。
昼食の休憩で体調も少し戻り、12時15分、次のチェックポイント七曲峠へ向けて出発だ。
天目山からは、殆ど下りである。
天目山から15分ほどで、七曲峠に着いた。
ここからまた少し上りになるが最初に比べて緩やかなため、あまり疲れは感じない。
板の階段を快調に歩く。
松之沢峠へ0.3Kmの地点
林の中を松之沢峠へ向かう。
舗装道路に出た。松之沢峠だ。
この道路を左側(写真右側)に進むと、ショートカットでゴールの松之沢駐車場に行ける。
この日のコースは、この先の磨墨(スルス)峠から「ゆうすげの道」を経てゴールするよう案内されており、
先頭からかなり遅れてはいるが何とか時間内にゴールできそうなことから、希望者だけで挑戦することにした。
ここで、ショートカット組といったん分かれ、ゴールで再会することになった。
結局男性陣4名がスルス峠コースに挑むことになった。
『じゃぁ行ってきま~ぁす』『気を付けてねっ』
磨墨(スルス)峠への上り階段。
スルス峠への道は「関東ふれあいの道」のコースに指定されている。
残り時間を考えて、少しペースを早めたこともあり、先を行くグループに追いついた。
添乗員も一緒のため、バスに乗り遅れることもないだろう、ということで仲良く一緒に。
スルス岩の案内板があったが、木が邪魔をして見えづらい。
スルスとは籾や粉を挽く臼のことで、この岩は名前のとおり臼の形をしているそうだ。
磨墨は当て字とのこと。
添乗員の後を「行者洞」へ向かったが、熊笹が生い茂っていて案内がなければ歩けないほどだ。
前のグループに追いついていなければ、諦めて素通りしていたかもしれない。
行者洞
大きな岩の下に小さな洞穴がある。
いかにも修験者が出て来そうな雰囲気が漂う。
相馬山百回登山 普光院 豊山行者之霊場 と刻まれている。
何となく親しみの湧く山の名前ではある。
右の洞の中は暗くてよく見えない。
左側の像は不動明王のようにも見える。
近づいて見ると、役ノ行者とその弟子の前鬼(左)と後鬼(右)が祀られていた。
行者洞から10分ほど歩き「ゆうすげの道」に出た。
ゆうすげは夕方に咲くそうなので、まだご覧のような状態である。
榛名湖を夕方に訪れることは、この先あるかどうか・・・
ということは、ゆうすげの開いた花を観ることができない???
「ゆうすげの道」を進むと・・・
メロディロードが並行しており、車が通るたびに「静かな湖畔」が聞こえてくる。
13時59分、予定より10分ほど早くゆうすげの道の入口に到着した。
ゴールの松之沢グラウンド駐車場にちょうどバスが迎えに来たところだった。
この駐車場はバスにとっては少しばかり狭いため、時間に合せて迎えにくることになっているのだ。
榛名富士
本当に富士山に似ている。
松之沢峠で分かれた人達は既に到着していた。
早く着いたため、「ゆうすげの道」を散策して一息入れているところだった。
ほどなく全員ゴールし、榛名富士麓の「ゆうすげの湯」へ向かった。
大量に汗をかいた後の風呂は本当に気持ちが良い。
さっぱりしてバスに戻り、風呂上がりの一杯で喉を潤した。
『いやぁ 実に美味いっ!』
榛名湖南側の外輪山の一部を歩いたが、木道の階段が設置されており、歩き易い道だった。
「関東ふれあいの道」の案内標識もしっかりとしていて、道を間違えることはない。
標高1,000mを越える山ではあるが、連日猛暑日が続くこの時期はやはり暑く身体に堪える。
もっと涼しい時期であれば、全員完歩できたと思う。
紅葉の時期の榛名富士と榛名湖を巡るハイキングも良いのではないだろうか。
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常南トラベル(株)が主催する日帰りバスの旅「榛名山外輪山ハイキング」に参加した。
所属する「健康ウォーキング同好会」からは、会長以下有志の10名が参加した。
荒川沖駅前でバスを待つ。
いつも乗り込む常南交通本社が5時30分始発のため、40分後に到着する荒川沖駅東口から乗ることにした。
6時4分、常南交通の中型(28人乗り)バスが到着した。
この色のバスは始めてである。
乗ると直ぐに朝食弁当が配られた。
『パンよりは良い』と好評のおにぎり弁当だ。
土浦駅東、石岡千代田庁舎前、石岡ロードパークと回って石岡ICから常磐高速に乗り、
最初の休憩地友部SAで体調を整える。
この後北関東道の波志江PAで2回目の休憩を摂り、関越道へ向かった。
この日のハイキングコースの地図が配られ、コースの紹介があった。
添乗員手作りの地図が分かり易くて良い。
渋川・伊香保ICを降り、伊香保温泉方面へ。
10時14分、榛名湖畔に到着し、昼食弁当を受け取る。
石岡ICから約3時間、短くもないが、それほど長くもない、というところか。
添乗員の掛け声で準備体操をして・・・
10時25分、添乗員を先頭にいざ出発!!
先ず、駐車場前の「湖畔の宿記念公園」の一角に復元された「竹久夢二アトリエ」に寄ってみることに。
アトリエは2階建ての小さな住宅だった。
アトリエの玄関(2階)には昭和5年に榛名湖畔で撮ったとされる夢二の写真が迎えてくれる。
2階は、和室と厨房になっている。
座敷から榛名富士と榛名湖の絶景が見えるそうだが、時間がなかったので、玄関だけで座敷には上がらなかった。
下の階(1階)がアトリエになっていて、夢二の作品(複製)数点と榛名山美術研究所建設計画が展示されていた。
夢二は榛名山美術研究所建設の実現のため多大な情熱を注いだそうだが、その途上病に倒れ、51歳でこの世を去ってしまった。
夢二の作品
この日の榛名富士は幾分雲がかかっていた。
アスファルトの坂道を天神峠方向へ向う。
天神峠(氷室山登山口)付近
ようやくハイキングの始まりだ。
少し登ると、大きな石灯籠(天神峠石灯籠)が目に付く。
案内板によると、文化十二年(1815)五月に塩原太助翁から寄進されたもので高さ5.5mとのこと。
石灯籠があるということはこの辺りは重要な道になっていたのであろうか。
旧榛名町(現在は高崎市)の指定民族資料となっている。
天神峠石灯籠を過ぎると、上りの階段が続く。
最初は丸太の階段だが、途中で板の階段に変わる。
段差が高いので、結構疲れる。
また、前夜の大雨で濡れて滑り易くなっているので注意が必要だ。
標高1,000mを越えてはいると思うが、やはり暑い! 直ぐに全身汗びっしょりだ。
10時56分、氷室山(1,236m)に到着し、水分補給だ。
天神峠から約20分ほどである。
氷室山からは下りに転じるが、少し進むと今度は上りになるといった具合に、上り・下りを繰り返す。
熊笹の緑が美しい。
熊笹の道が続く。
上り階段の先が明るくなってきた。
どうやら天目山のようだ。
11時47分、天目山山頂(1303m)に到着。
このところの猛暑日の影響か、体調が優れないという人も出てスローダウンしたため、思ったより時間を費やした。
昼食はもう少し後にしたかったが、添乗員の話しでは、この先”ベンチなどがまとまってあるところはない”
とのことなので、天目山で早めの昼食を摂ることにした。
この日の弁当「上州御用鳥めし」は、もちろん始めてだ。
味付けされた鶏肉がご飯を覆い尽くすほど乗っかっているのにびっくりした。
『美味いっ!』素直な感想である。
昼食の休憩で体調も少し戻り、12時15分、次のチェックポイント七曲峠へ向けて出発だ。
天目山からは、殆ど下りである。
天目山から15分ほどで、七曲峠に着いた。
ここからまた少し上りになるが最初に比べて緩やかなため、あまり疲れは感じない。
板の階段を快調に歩く。
松之沢峠へ0.3Kmの地点
林の中を松之沢峠へ向かう。
舗装道路に出た。松之沢峠だ。
この道路を左側(写真右側)に進むと、ショートカットでゴールの松之沢駐車場に行ける。
この日のコースは、この先の磨墨(スルス)峠から「ゆうすげの道」を経てゴールするよう案内されており、
先頭からかなり遅れてはいるが何とか時間内にゴールできそうなことから、希望者だけで挑戦することにした。
ここで、ショートカット組といったん分かれ、ゴールで再会することになった。
結局男性陣4名がスルス峠コースに挑むことになった。
『じゃぁ行ってきま~ぁす』『気を付けてねっ』
磨墨(スルス)峠への上り階段。
スルス峠への道は「関東ふれあいの道」のコースに指定されている。
残り時間を考えて、少しペースを早めたこともあり、先を行くグループに追いついた。
添乗員も一緒のため、バスに乗り遅れることもないだろう、ということで仲良く一緒に。
スルス岩の案内板があったが、木が邪魔をして見えづらい。
スルスとは籾や粉を挽く臼のことで、この岩は名前のとおり臼の形をしているそうだ。
磨墨は当て字とのこと。
添乗員の後を「行者洞」へ向かったが、熊笹が生い茂っていて案内がなければ歩けないほどだ。
前のグループに追いついていなければ、諦めて素通りしていたかもしれない。
行者洞
大きな岩の下に小さな洞穴がある。
いかにも修験者が出て来そうな雰囲気が漂う。
相馬山百回登山 普光院 豊山行者之霊場 と刻まれている。
何となく親しみの湧く山の名前ではある。
右の洞の中は暗くてよく見えない。
左側の像は不動明王のようにも見える。
近づいて見ると、役ノ行者とその弟子の前鬼(左)と後鬼(右)が祀られていた。
行者洞から10分ほど歩き「ゆうすげの道」に出た。
ゆうすげは夕方に咲くそうなので、まだご覧のような状態である。
榛名湖を夕方に訪れることは、この先あるかどうか・・・
ということは、ゆうすげの開いた花を観ることができない???
「ゆうすげの道」を進むと・・・
メロディロードが並行しており、車が通るたびに「静かな湖畔」が聞こえてくる。
13時59分、予定より10分ほど早くゆうすげの道の入口に到着した。
ゴールの松之沢グラウンド駐車場にちょうどバスが迎えに来たところだった。
この駐車場はバスにとっては少しばかり狭いため、時間に合せて迎えにくることになっているのだ。
榛名富士
本当に富士山に似ている。
松之沢峠で分かれた人達は既に到着していた。
早く着いたため、「ゆうすげの道」を散策して一息入れているところだった。
ほどなく全員ゴールし、榛名富士麓の「ゆうすげの湯」へ向かった。
大量に汗をかいた後の風呂は本当に気持ちが良い。
さっぱりしてバスに戻り、風呂上がりの一杯で喉を潤した。
『いやぁ 実に美味いっ!』
榛名湖南側の外輪山の一部を歩いたが、木道の階段が設置されており、歩き易い道だった。
「関東ふれあいの道」の案内標識もしっかりとしていて、道を間違えることはない。
標高1,000mを越える山ではあるが、連日猛暑日が続くこの時期はやはり暑く身体に堪える。
もっと涼しい時期であれば、全員完歩できたと思う。
紅葉の時期の榛名富士と榛名湖を巡るハイキングも良いのではないだろうか。
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