ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

梅雨は何処へ 小江戸水郷佐原散策

2013年06月07日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2013年6月7日(金)


毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成25年度第10回(2013年第22回)、「小江戸水郷佐原散策」ウォーキングに参加した。


この日第一集合場所、乙戸沼公園に集まったのは、24名。
水郷佐原(現香取市)の天気予報は午前中は雨、にも関わらず予想以上の参加人数である。
中止の緊急連絡もなく、地元の土浦では全く雨が降る気配はなかったためか、
とりあえず第一集合場所の乙戸沼公園には行ってみよう、と判断したものと思われる。


車5台に分乗して道の駅「水の郷さわら」を目指した。
10時10分、約1時間10分で第二集合場所の道の駅「水の郷さわら」に到着。
直行した2名が合流し、参加者は合計26名となった。


早速、道の駅「水の郷さわら」の直売場で弁当を買い求める。
弁当、おにぎり、手作りパン・惣菜とよりどりみどり、値段も手ごろである。
『たくさんあって、どれにしようか迷ってしまうねぇ』


弁当を買い求めれば、後は準備体操だ。
空はどんより曇っている。
『今にも降り出しそうだけど、何とか持つかもね』


10時34分、とにかく出発しよう!


いつものように先頭を務めるのはOさんだ。
直ぐ後ろに女性陣が続き、男性陣はしんがりを務める。


国道356号線を400mほど進んだところで左折し、小野川に沿って進む。
小野川はやや濁りがある。もう少し澄んで欲しい、と願うのは無理な相談だろうか?


まだこの辺りは古い建物は見当たらない。
『あれっ白鳥の親子じゃない?』


『可愛いわねっ』
つがいのコハクチョウと、5羽のヒナがゆったりと泳いでいた。
白鳥のヒナを見たのは初めてである。


水辺には僅かながら花菖蒲が彩りを添えている。


成田線の線路を通過。


『赤いポスト、珍しいわねぇ』


小さな流れには何故か柳が似合う。


一般の民家だろうか? 古い建物が目立ち始めた。


共栄橋を渡り、対岸へ。
こちらも古い建物が並ぶ。
『地ビールにどぶろくか、今日は遠慮しとこう』


木の下旅館
説明板には、切妻平入造り、明治34年(1901)の建築・創業で、
明治・大正・昭和にかけて、主に旅芸人が、数多く宿泊した、とある。
部屋や設備などは質素だそうだが、温かい手作り料理でおもてなししている、そうだ。
一度泊まってみるのも良いだろう。


対岸の正上
江戸時代より醤油の醸造をしていた老舗。
寛政12年(1800)に油屋を創業、現在は十代目。
天保3年(1832)から醤油を製造、戦後は佃煮の製造販売を主として現在に至っている。


忠敬橋の角地に建つ中村屋商店
安政2年(1855)の建築
明治7年から荒物・雑貨・畳を、現在は和雑貨を商っている。


中央商店街に入ると、直ぐ右手に正文堂書店がある。
明治13年(1880)の建築。
「正文堂」の文字は明治三筆の一人、巌谷修の書、とのこと。


古い町並みを進む。
右から茶房さかした、小堀屋本店、福新呉服店。佐原の古い町並みを代表する建物である。
中央の小堀屋本店は、明治33年(1900)の建築だが、天明2年(1782)創業の老舗の蕎麦屋である。
道具類や蕎麦作りの秘伝書が土蔵に残る、そうだ。


さらに古い町並みを進む。
『大友レコード? 外から観ただけじゃ分からないね』


目指すは馬場酒造本店だ。


酒造見学は要事前予約とのこと。
屋内以外は自由に見学できるが、予約しておくべきだったか。
この日の天気がいまいちはっきりしなかったので、予約しなかったのがちと悔やまれる。


直火式の焼印だ。それも大きくていろんな字が彫られている。


桶・せいろ・ざるなどなど、酒造りに欠かせない道具が陳列されている。


見学もそこそこに皆さん試飲の部屋へ。
飲んでみたいのはやまやまだが、この日の運転手陣は我慢せざるを得ない。


たまたま他のグループと一緒になってご覧のような混雑・盛況ぶりである。


『粋な黒塀に見越しの松か、立派だわねぇ』
どっかで聞いたようなせりふ、春日八郎の「お富さん」だ。


伊能忠敬の石像
イメージしていたより、ふっくらしているような気がする。


伊能忠敬旧宅
伊能忠敬が30年余りを過ごした江戸時代の店舗(酒造商)の一部と表門、土蔵が残されているが、
東日本大震災の影響で壊れたため、現在修復工事中。
『写真だけでも撮っておかなくちゃ』


伊能忠敬記念館が有料(500円)と聞いて、入館辞退者が続出である。
結局、誰も入館を希望する人はいなかった。
時間を持て余して、樋橋から水が流れ落ちるのを待っているところ。


樋橋(ジャージャー橋)から水が流れ落ちてきた。
伊能忠敬旧宅前に架かる桶橋の落水音は、江戸時代から300年近く農業用水を送り続けた大桶の名残で、
溢れ落ちる水音から「ジャージャー橋」と親しまれた。
午前9時から午後5時まで30分間隔で聞くことができる。
環境省の「残したい日本の音風景100選」の一つ。


『蔵みたいなものが見えるね』


”市内で唯一蔵の見学ができる”と言う触れ込みに誘われ、植田屋荒物店の中を覗いてみることに。
薄暗い蔵の入口を中に入ると・・・


蔵の中には玩具や竹製品などの昔懐かしい土産物がずらりと並んでいた。
一階は蔵の中に居ることを感じさせない趣である。


狭く急な階段を登って二階に上がってみる。


二階の太い梁が印象的だ。
蔵の中にいることが実感できる。


二階にも沢山の土産物が並べられていた。
”何も買わないで出て来るのは申し訳ない”と思ったかどうかは定かではないが、かなりの人が土産物を買っていた。
蔵の見物料としては、十分だったのではないだろうか。


中村屋乾物店
明治25年(1892)の建築
壁の厚さ1尺5寸(45Cm)の防火構造は完成まで2年かかった、そうである。


向かいの古い家は大高園茶舗


素顔屋(すっぴんや)とは、また面白い名の屋号だ。


蜷川家具店


油茂製油店
数百年続く秘伝の玉絞め圧搾による最高級ごま油と激辛ラー油がお勧め、だとか。
早速、餃子用にと買い求めた人もいた。


三菱館
三菱銀行佐原支店として明治13年に建設され、本店(日本橋)と同時に開業した。
現在は市に寄贈され、ギャラリーとして活用されている。


町並みを進む


11時54分、河川親水公園に到着。
『ここで、弁当にしましょっ』


雨にでも降られたらどこで弁当にしようかと悩んでいたが、幸い雨の気配は全く感じられない。
曇っているので、直射日光を浴びることもない。そういう意味では絶好のハイキング日和である。
堤防の草むらにシートを敷いて、弁当だ。


川を挟んだ向かい側は佐原小学校。
校庭で授業をしている子供達もそろそろ給食の時間である。


浄国寺
日蓮宗の寺院


八坂神社
小野川より東側、本宿の鎮守・氏神様である。


諏訪山天王台に鎮座していた牛頭天王社(祇園精舎の守護神)を江戸初期現在地に遷宮。
明治の神仏分離時に、八坂神社と改名された。


現在の社殿は、明治20年の建築。
なかなか珍しい造りである。


八坂神社の境内にある山車会館を『是非とも見学したい』人が数名。


山車会館を見学している間、残りの人は八坂神社の境内でしばし休息だ。


舟戸稲荷神社を通過。


道の駅へ戻る途中、小野川で遊覧船を見掛けた。
男の船頭さんは初めて見た。


13時32分、道の駅「水の郷さわら」に到着。
天気は、雨どころか予想に反して雲の間から晴れ間も覗く。
利根川から吹いてくる風が爽やかで実に気持ちが良い。


整理体操をして・・・


『せっかく道の駅に来たのだから、買い物でもして帰りたいっ』
ということで、「水の郷さわら」の直売店へ。
店は相変わらず大勢の買い物客で混雑していた。



思い思いに野菜・果物・土産品をたっぷりと買いこみ、帰路についた。
小江戸佐原の町並み散策以上に買い物ツアーを満喫した一日とあいなった。
この日の天気予報から、多少の雨は覚悟していたが、終わってみれば時折晴れ間も覗くウォーキング日和となった。
気象庁では梅雨入り予報の見直しも検討されているようだが、梅雨は何処へ行ってしまったのだろう。
雨が少ないのも気になるこの頃である。


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