ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

「関東ふれあいの道」(神奈川)No.5 「稲村ケ崎・磯づたいのみち」 & No.6 「湘南海岸・砂浜のみち」

2013年01月20日 | ウマさんの「関東ふれあいの道」を歩く
2013年1月20日(日)

”ウマさんの「続関東ふれあいの道を歩く」”では、2011年までは主に茨城県の「関東ふれあいの道」を歩いてきた。
”たまには県外を”ということで、昨年(2012年)は東京都の「関東ふれあいの道」を歩いた。
そして次は神奈川県の「関東ふれあいの道」を歩こうということになり、今回企画した。

神奈川県のコースの数は茨城県(18コース)とほぼ同数(17コース)で、電車・バスの便も良く、
土浦からでも何とか日帰りで可能と判断された。

コースNo.1(三浦・岩礁のみち)から順に歩きたかったが、コースNo.1は3月いっぱいは工事中で、
迂回しなければならない個所があるため、コースNo.5(稲村ケ崎・磯づたいのみち)および
コースNo.6(湘南海岸・砂浜のみち)を歩くことにした。

上野駅ではエスカレータを尻目に階段を上る。


この日の参加者は、11名。
上野駅で体調を整える。


東京駅から6時50分発の小田原行きの東海道線に乗り替える。


日曜日早朝の下りということもあり、車内は比較的空いていた。
家で朝食を済ませて来なかった人も。
『お腹が空いてちゃウォーキングどころじゃないよねっ』


戸塚で横須賀線を待つ。


横須賀線も朝早いとゆったりと余裕を持って座れる。


7時42分ピッタリ、鎌倉駅に到着。
予定どおりである。


7時50分、鎌倉駅を出発。
「関東ふれあいの道」コースNo.5のスタート地点は由比ヶ浜からとなっている。
準備運動代りに歩くことにした。


八幡宮通りもまだ車はまばらである。


八幡宮通りを由比ヶ浜を目指す。


一の鳥居を過ぎると・・・


間もなく由比ヶ浜である。


由比ヶ浜に到着し、準備運動完了!
交通安全を祈念して造られた石碑


この日が第一回目ということで、全員で「関東ふれあいの道」看板の前で記念の一枚。
揃って全てのコースを踏破したいものである。


コースNo.5は国道134号を歩くようになっているが、この日は天気も良いので、海岸を歩くことにした。


稲村ケ崎方面
海はとても穏やかだ。
サーファーにはちょっと気の毒な波である。


材木座海岸からリビエラマリーナ方面を望む。
朝日が眩しい。


海岸を歩くのは久しぶりである。
砂浜は砂が軟らかくて歩き難い個所もあるが、波打ち際から10mほどは固くなっているので、歩き易い。
『気持ちが良いねぇ』


江ノ電の長谷駅を過ぎた辺りで由比ヶ浜海岸から国道134号へ。


国道134号の歩道は広く、しっかり整備されており、歩き易い。


稲村ケ崎の断崖が見えてきた。


8時53分、稲村ケ崎公園に到着。
『富士山がきれい~っ』
『江の島と富士山がこんなにきれいに一緒に見れるなんて、最高っ!』
東京の「関東ふれあいの道」では満足に富士山を観ることが出来なかったので皆大感激である。


稲村ケ崎の碑をバックに全員の証明写真を撮影完了。
滅多にない機会なので、富士山をバックに揃って記念撮影だ。


コースNo.5のゴール、片瀬江ノ島駅を目指す。


七里ケ浜から稲村ケ崎を望む。


国道沿いの家は、白っぽい造りで、洒落ている。
どこか南欧を思わせる建物が並ぶ。


この辺りに住む人は、このような富士山を毎日のように拝むことができるのだ。
何とも羨ましい限りである。


西田幾多郎にしだきたろう)博士記念歌碑
現代哲学を代表する西田幾多郎博士が昭和八年(1933)から同二十年(1945)に没するまでの
12年間余を過ごしたことから、歌碑が建てられた。
七里濱 夕日漂う波の上に 伊豆の山々果し知らずも


『今日は温かくて雲一つ無いし、最高の天気に恵まれたよねぇ』


七里ケ浜の砂浜も歩いてみよう!


素晴らしい! 絵になる景色ではないだろうか。


サーフボードも、こう波が穏やかでは単なる板切れ、と言ったら言い過ぎだろうか。
今日ばかりは波乗りの爽快さを味わうのは無理と言うものだろう。


気持ちの良い砂浜で一休みしていこう。


『ありがとう! 御馳走さまぁ』


崖の上にひと際高い建物が目に飛び込んできた。
『すげぇ家だなぁ』 『いや~ぁ あそこからの眺めは格別だろうねぇ』


『砂の上を歩くと後から疲れが出て来るのよね~っ』
そう言えば先ほどの由比ヶ浜の砂より少し歩きづらい感じである。
傾斜している分乾燥していて砂が軟らかいためか。


ということで、砂浜とはいったんお別れし、


国道134号・江ノ電の線路に沿って進む。
国道には、江の島方面に向かう車が増えてきた。


鎌倉行きの江ノ電とすれ違う。


今度は藤沢行きが通り過ぎる。
『けっこう頻繁に走るんだねぇ』


江ノ電鎌倉高校前駅を通過


気温も上がり、汗をかいてきた。
『一枚脱がないと堪らないねっ、今日の天気は』


小動岬にある腰越の鎮守社小動神社こゆるぎじんじゃ)に立ち寄りたかったが、
横断歩道もないし、車の交通が激しいので、パスすることにした。


小動岬を過ぎ、腰越港を過ぎると目の前に江の島が現れる。
天気予報でよく目にする景色だ。
片瀬江ノ島まで砂浜を歩くことにした。


後ろに見えるのは、小動岬と腰越港
『山も良いけど海も良いもんだねぇ』


江ノ島大橋の袂に4基の神輿が勢ぞろいしていた。
恒例の新成人を祝う寒中神輿練成大会とのこと。
昨年渡御された神輿は、地元の腰越小動会、片瀬諏訪睦を含め、
ドッコイ担ぎ3基、江戸担ぎ1基の計4基の神輿が出御されたそうである。


和太鼓の演奏で祭を盛り上げる。
太鼓の音が周辺の高層マンションに反響して体中に響いてくる。


片瀬橋を渡ろうとして、隣に弁天橋があるのに気が付いた。


こちらが、正規のルートの弁天橋だ。


弁天橋を渡ると・・・


10時40分、コースNo.5のゴール小田急片瀬江ノ島駅に到着した。
コースNo.5のゴールは単なる通過点に過ぎない。引き続き、コースNo.6を歩く。


新江ノ島水族館横を通って先ずはコースNo.6の撮影ポイント「ニェアール記念碑」を目指す。


海には大勢のサーファーがサーフィンを楽しんでいた。
しかし、この日の波はどこまでも穏やかである。


展望台かと思ったら、津波の際の緊急避難場所だった。
階段入口は普段は閉じているが、緊急の場合は”蹴破って入ること”と書かれていた。


そろそろお昼、天気も良いので屋外で食べたいところだが、”トビに注意!!”の看板が。
弁当を狙われる危険性があるためだ。
以前、鎌倉長谷寺や房総鋸山で、仲間がおにぎりをかっさらわれたことがある。
既に上空には3羽のトビが悠然と舞っていた。昼時になって獲物の弁当などを狙って現れたようだ。


運良く、「湘南海岸公園」のサーフビレッジの中で弁当を食べる許可をいただき、昼食タイムに。


『外で食べたかったけど、トビが相手じゃしょうがないねっ』


聶耳(ニェアール)記念碑」の前でコースNo.6の証明写真を撮影


聶耳は、中華人民共和国の国歌「義勇軍行進曲」の作曲をはじめ、現代中国音楽の先駆者として
大きな足跡を残したことで知られる、とのこと。
「義勇軍行進曲」を作曲した年の昭和十年(1939)、日本を訪れていた聶耳は7月17日の午後、
友人と遊泳中の鵠沼海岸で帰らぬ人となった、とのことである。


引地川に架かる鵠沼橋を渡る。


鵠沼橋を渡って左に入り、「太平洋岸自転車道」に指定された、サイクリングロードを進む。


サイクリングロードは、柳島海岸まで約8Kmほど続く。
自転車はもちろん、歩行者、ランナーと利用者は多い。


♪あ した~はま~べ~を さ~ま~よ え~ば~♪・・・」で知られる、
日本の名歌「浜辺の歌」の作詞場所となった、辻堂東海岸


この海岸通りは特に人・自転車が多い。
ご覧のような状況である。


サイクリングロードの横に板張りの歩道?が設けられているところもある。
ここは少なくとも自転車は通らないので安心して歩ける。


沖合にはたくさんのヨットが浮かんでいる。


烏帽子岩がはっきりと見えてきた。


昼食後から約1時間、一息入れよう。
『しかし、今日は暑いねぇ』
今日が”大寒”とはとても思えない天気である。
皮肉なことに防風林が微風をも遮るため風を全く受けないのだ。
”微風でも良いから吹いて欲しい”とは、何とも贅沢な悩みであろうか。


振り返ると江ノ島がだんだん小さくなっていく。
これでもサイクリングロードの中間点辺りだろうか。


サイクリングロードはまだ残り4Km以上は続くことになる。
後はゴール目指してひたすら歩くだけである。


烏帽子岩が次第に大きくなってきた。
肉眼では見え難かったが、釣り人らしき姿も見える。


サイクリングロードであちこちに見られる車止めは、烏帽子岩を現している、とのこと。
丸いオレンジ色は、反射板である。


茅ヶ崎ヘッドランド
茅ヶ崎海岸の砂浜の侵食を食い止める為に作られた、砂防堤である。
好釣り場とのことだが、テトラポットで出来たものなので、危険である。


茅ヶ崎海岸が見えてきた。
先頭の女性陣は、足が速い。
『なかなか追いつかないわねぇ』


前方に丸い形をした「サザンビーチ茅ヶ崎」のモニュメントが見える。


13時22分、「サザンビーチ茅ヶ崎」のモニュメントに到着。
ここで、後続を待つことにしよう。


「サザンビーチ茅ヶ崎」のモニュメントから沖合1.4Kmの烏帽子岩を望む。


大小30以上の島が集まったこの近辺の岩礁全体は「姥島」と云い、
烏帽子岩というのは、その中の岩のひとつに付けられた通称である。
平安貴族が被っていた「烏帽子」に似ていたため、自然にそう呼ばれるようになったようだ。


茅ヶ崎海岸を後にし、ゴールの柳島海岸を目指す。
残りあと1.5Kmほどである。


『今日はよく歩いたもんだねぇ』
『平坦だったから、そんなに疲れはないよねっ』
皆さん満足の笑顔に溢れている。


サイクリングロードは右にカーブしている。
コースNo.6のゴールは近い。


13時50分、コースNo.6のゴールに到着。


浜見平団地バス停まであと0.6Km、国道134号線を越えて行かなければならない。


14時32分発のバスと想定していたが、急げば14時12分発に間に合うかも・・・


茅ヶ崎駅行き14時12分発のバスに乗るため一層の急ぎ足だ。
『最期が一番疲れるわねっ』


何とか14時12分発のバスに間に合ってほっと一安心。


バスは定刻どおり発車し、茅ヶ崎駅には14時30分頃に到着。
ちょうど美味い具合に14時33分発の東京行きが。東京駅には15時26分に到着。
この日は2コース、連絡路を含めて20Km近い距離を歩いた割に、明るいうちに家に着けたのは想定外だ。

神奈川県「関東ふれあいの道」の第一回は、無事終了。
好天に恵まれ、正面に富士山を眺めながらの海岸ウォーキングは最高に気持ち良かった。
第二回目以降も好天を期待したいものである。


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3 コメント

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Unknown (え~っちゃん)
2013-07-21 07:49:58
はじめまして。横須賀に住んでます。
関東ふれあいの道を歩こうと、ググっていたら、
このblogに出会いました。
わたしもこの道は歩きましたが、舗装道で延々とだらだら続く平坦道。足の裏が痛くならなかったですか?
頑張って歩いてくださいね♪
さあ、わたしはどこを歩こうかな(^-^)
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疲れるけど楽しいです (ウマさん)
2013-07-29 08:36:39
コメントありがとうございます。
コースNo.5とNo.6を歩くのはけっこう疲れましたね。
海は好きですし、景色が良かったのに救われた感じです。
しかし、また同じコースを歩こうと言われるとちょっと尻込みするかもしれません。
これからも仲間の皆さんと一緒に神奈川県の完歩認定証目指して楽しく歩こうと思っています。
どこかでお会いできるかも・・・
返信する
空から江ノ電 (もののはじめのiina)
2016-05-18 10:49:58
歩くのは、健康にも好いです。

江の島から鎌倉を歩けば1時間ほどでしょうか・・・。

空から江ノ電を見下ろしました。

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