ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

平成28年 有志一泊忘年会(1日目 栃木)

2016年12月23日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2016年12月23日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成28年の例会は、先週無事終了した。
それではちょっと物足りないという有志が集い、平成28年番外編、
一泊忘年ウォーキング」に参加した。


自宅を9時30分に車2台で出発したのは「健康ウオーキング同好会」有志7名。
途中道の駅「しもつま」で休憩を摂り、11時37分、道の駅「思い川」に到着した。


小山食堂「SAKURA」で昼食タイムにしよう。


食事風景
こちらのテーブルは、生姜焼き定食を注文し、


こっちは、ラーメンである。


ラーメンと餃子3個(950円)


13時10分頃、蔵の街栃木市に到着したが、駐車場を求めて右往左往。
この日は祝日のため、駐車場は混んでいたが、何とか第一駐車場に
停めることが出来た。
13時21分、ウォーキングを兼ねて市内観光に出発!


”蔵の街大通り”を北上。


栃木市の”蔵の街大通り”の両側には、新しい建物と蔵造りの店が並んでいる。


蔵を改修した「Cafe」店


「蔵の街観光館」の蔵もかなり古そう・・・


蔵の街にはいくつかの有料館がある。
「山車会館」はそのうちの一つ。
この中は、撮影禁止のため写真で紹介出来ないのが残念。
(撮影禁止にすることはないと思うのだが・・・
もしかしたらフラッシュ無し撮影はOKだったのかもしれない)


見学を終えて「山車会館」を出る。
(12月1日にユネスコの世界無形文化遺産への登録が決まった、「山・鉾・屋台行事」には、
残念ながら栃木市の山車は含まれていない)


「山車会館」の横に「こいの泉」があり、鯉の御三家と言われる、
紅白・昭和三色・大正三色など泳ぐ宝石とまで称えられる錦鯉が泳いでいる。
『いやぁ 素晴らしいねぇ 立派な鯉だねぇ』
この鑑賞池は、常に錦鯉が快適に泳げるように全自動制御されている、とのこと。


「山車会館」を後にして、道路反対側の「山本有三ふるさと記念館」へ。
「山本有三ふるさと記念館」は、有三の業績を称え、顕彰することを目的として、
平成9年に開館された、そうだ。


共通入館券で中へ入ると、先ずは「路傍の石」の一節が目に入る。
たったひとりしかない自分を たった一度しかない人生を 本当に生かさなかったら
人間生まれてきたかいがないじゃないか



見学の様子


「路傍の石」の一節


「米百票」の説明に見入る。


「米百俵」の精神は、明治のはじめに戊辰戦争で焼け野原になった長岡藩に、
三根山藩が見舞いとして百俵の米を送ったのが始まり。
その当時、窮乏を極めていた長岡藩士は、三根山藩から送られた米が
自分達に分配されるものと思っていた。
しかし、藩の大参事小林虎三郎は、「国が興るのも町が栄えるのも、
ことごとく人にある。食えないからこそ学校を建て、人物を養成するのだ」として、
米を売却し、その代金を国漢学校建設の資金につぎ込んだ。
ここに長岡の近代教育の基礎が築かれ、後年、新生日本を背負う
多くの人材が輩出されることとなった。


映画「路傍の石」のポスター
『昔、学校から見に行かされたよなぁ』と昔を懐かしがる人も。
文部省(当時)特選とある。
もしかしたら自分も行ったかもしれないが、覚えていない。


芸術座八千草薫主演「女の一生」のポスター
『これも山本有三の作品だったんだぁ』


1階展示ケース見学の様子


1階展示ケース
有三が愛用したスーツと帽子なども展示されている。


「歌麿館」(古久磯提灯店見世蔵)へ立寄ったところ、向いの栃木市役所4階で
喜多川歌麿作の最高傑作のひとつとされる「雪月花」を無料展示している、とのこと。
「雪月花」3部作は、栃木の豪商、善野家が制作を依頼したとされる。
12月25日(日)が最終日だそうだ。
市役所へ向かった。


下野新聞社の前を通り、信号を横断して、


栃木市役所へ。
1Fは、TOBUデパートになっている。


市役所の4階
この日は、祝日のため職員の姿は見えなかった。
歌麿の「雪月花」3作品の高精細複製画は、4階左側に展示されていた。


「深川の雪」
この作品のみが岡田美術館に所蔵されており、


「品川の月」および


「𠮷原の花」の原本は、米国の美術館で所蔵されているとのこと。
来年、この3作品の原本が同時に公開される、そうだ。


市役所エレベータから加波山・筑波山がくっきりと見えた。


市役所を後にして例幣使街道へ。
元和三年(1617)、徳川家康の霊柩が日光山に改葬されたが、
その後正保三年(1646)からは、毎年京都の朝廷から日光東照宮への
幣帛(へいはく)を奉納する勅使(例幣使)が遣わされた。
その勅使が通る道を例幣使街道と呼んだ。


例幣使街道が通る栃木の宿は、東照宮に参拝する西国の諸大名も通り、賑いをみせた。


岡田記念館
岡田家は550年以上の歴史を持つ旧家で、江戸時代には畠山家の陣屋となっていた。
日光例幣使街道の開通とともに名主役、本陣を勤め、代官職を代行するなど要職を担った。
4,000㎡にも及ぶ広大な敷地に残る土蔵には岡田家伝来の宝物が展示されている。
現当主岡田嘉右衛門をもって26代を数える栃木市屈指の旧家である。


旧日光例幣使街道嘉右衛門新田に鎮座する神明神社を通過


庚申塔
江戸時代中期の寛政十二年(1800)庚申(かのえさる)の年に建てられた、
民間信仰塔で、道標を兼ねている。
右日光すざく道 左三日月道 と刻まれている。


旧例幣使街道にある味噌蔵「油伝味噌」


江戸天明元年(1781)に油屋として創業し、江戸末期より味噌の製造を始めた。


天然醸造の味噌を使った田楽は深みのある味、とのことだったが、
夕食を前に田楽は控えた。


味噌の他、塩や溜り漬も売られていた。


時計は既に午後3時を回っていたので、「油伝味噌」で引き返すことに。


市内を流れる巴波川(うずまがわ)
かなり流れが速い。


例幣使街道を右に曲がって嘉右衛門橋を渡り、巴波川沿いを歩く。


巴波川には、いくつもの橋が架かっている。
開運橋を戻り、


常盤橋を渡ると、横山郷土館があった。
横山家は、店舗の右半分で麻問屋、左半分が銀行を営んでいた明治の豪商だった。
両袖切妻造りの建築は、商家として現存する日本唯一の建物、とのこと。
店の左右にどっしりとした石蔵が建っている。


巴波川に沿って進む。


倭橋(やまとばし)から川を覗き込んでいるが・・・


鯉である。
『随分たくさんの鯉がいるんだねぇ』


15時32分、第一駐車場に到着し、隣の佐野市内の旅館「旭館」に向かった。


16時22分、この日の宿「旭館」に到着


「旭館」玄関


案内された4人用部屋(和室)には既に布団が2組敷かれていた。
ちょっと狭い感じ。


もう一つ隣の洋室にはベッドがあった。
3人用部屋は、和室に布団が1組と洋室にベッドが2つである。


とりあえず一息入れよう。
『お疲れさま~っ』
しばし部屋で寛ぎ、順次風呂で汗を流した。


18時からの夕食宴会は、別室が用意されていた。
先ずはビールで『かんぱ~いっ』
『今年一年お疲れさまでした~っ』


いつもの顔ぶれが揃い、今年の例会の想い出を語りながら、
終始和やかで賑やかな宴会である。


夕食のメニュー
1泊2食9,180円(税込)は、祝日という条件ではリーズナブルだと思う。


食事風景


『ままっ 一杯っ』


鹿児島出身のTさん、一泊忘年会に”さつま揚げ”の差し入れを欠かさない。
いつもありがとうございます。


食事風景


ビールに続いて焼酎なども注文したが、石下の「紬美人」が出て来てびっくり。
Tさんが、途中で立寄った道の駅「しもつま」で買ってきたのだと言う。
”ピュア茨城”は、茨城県初の酒造好適米「ひたち錦」と
茨城県産の酵母を使った日本酒、とのこと。
円やかな味がして飲み易かった。


会長は、飲む方は最近すっかり弱くなったらしく、専ら食べる方に主力が
注がれているようだ。食欲はすこぶる旺盛である。


今年で2回目の参加となるTさん。
『いやぁ 楽しいねぇ この会は』


「富士山麓一周ウォーキングツアー」に6月から参加しているNさん。
『こっちの方が断然楽しいよっ』


最後の締めはやはり日本蕎麦に限る。


部屋に戻ってから、飲み直しである。
『かんぱ~いっ』 『明日も頑張りましょうっ』
皆さん、元気一杯だ。


”蔵の街栃木”を歩くのは、全員初めてだった。
見どころが多く、全てを回ることは出来なかったが、それなりに楽しめた。
高精細複製画ながら喜多川歌麿の「雪月花」3作品を同時に見ることが出来たのは、
予想外のことであったが、大きな収穫だった。

明日は、佐野厄除け大師から足利学校・鑁阿寺を予定している。
また、何らかのハプニングがあるかもしれないが、楽しみである。

この日の万歩計は、7,500歩を少し超えた程度だった。
正直言って「健康ウォーキング同好会」としては、やはり物足りなかった、と思う。


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