改元の年 霜降の頃 肆

「お配りしております」
「ん？」
「・・・をお配りしておりま～す」
「何だろう？」
「天狗だってさ、『天狗の落とし文』」
「ふーん」
「もらっておきなよ、おっさん」
「はいはい」

お山の麓で『落とし文』を手にしたあとは、あっちの催し、こっちの集まり、と、小忙しく歩き回る、例の、無印の馬を陰で支える変なおっさん。

「で、どうでした？高尾山は」
「とにかく水が凄かったッス」
「水？そんなに」
「ええ、あんな激しい流れの琵琶滝は初めてみましたよ」
「ほう」
「あんなのに打たれたら一発で治りそうですよ」
「治る？」
「ええ、気の病が＊」
「気の病？じゃあ打たれに行かなきゃ」
「え？」
「お客さんも、はは」
「もー」


天皇賞
残るんじゃなくて、逃げ切りで
単勝
5
３連単のみ
5→2,10→2,10
http://imepic.jp/20191027/325640


新潟
ナナコは最終だけ
12R
馬単返して
3連単
3→4→総流し


WIN5
京都10R: 6,12
東京10R: 8
新潟11R: 14、16
京都11R: 10,15
東京11R: 2,5


ボートレースダービー
優勝戦
毒でしょうがないか
1→2→4と6
黒の差しも少々
2→1→9


＊
『西郷星』（岡本綺堂）より

写真では激しさが伝わらず、の一枚
http://imepic.jp/20191027/326620

改元の年 霜降の頃 参

「蛯さんじゃくてユーイチか・・・」で終わった菊花賞。

ま、8番が三着に突っ込んで来なかっただけ良し、と片付けて置きましょう。


アルテミスステークス
池添から
馬連
3＝4,5,6,9
３連単
3→4,5,6,9→4,5,6,9


スワンステークス
しつこくキングハートから
単複
5
馬連
5＝総流し

改元の年 霜降の頃 弐

「いいや、切ろう」
「いやいや、買おう」
「切れないよ、切れない」
「買えないよ、買えない」
「どっちでもいいか、もう」

贔屓の馬が走らないと、予想も後ろ向きで何ともいけません。今年最後のクラシックレースだっていうのに。


菊花賞
人気馬で味気なく
３連単のみ
5,13→５,13,15→4,5,8,13,15,17


東京
11R
馬単返して
3連単
10→13→総流し


WIN5
東京10R: 3,11
京都10R: 10,15
新潟10R: 1
東京11R: 10,13
京都11R: 5,13

もう一丁！
東京10R: 全通り
京都10R: 13
新潟10R: 13
東京11R: 13
京都11R: 13


命拾いの後出し、ご容赦ください
ナナコ、ナイス三着！
http://imepic.jp/20191020/101360

改元の年 霜降の頃 壱

「おい」
「おお」
「たまげたなあ」
「おお」
「まさかなあ」
「おお」
「まさかあふれるとはねえ」
「阿武隈が・・・」
「あの阿武隈があふれるとはなあ」
「死んだばあ様も腰抜かしてるよ、あの世で」
「あの世でなあ」

たまに顔を出す一杯飲み屋のカウンター、もはやズーズー弁のズの字も出なくなった、中通り出身の先輩二人の横で、「しかし命拾いしたぜ、先週は、ふう」と、菊花賞の馬柱に目を落として独りごちている馬鹿野郎。運だけじゃない何かが働いているのか、鉄火場にも。


富士ステークス
もちろん、贔屓の二頭で
単複
12と13
馬連
12＝13
３連複
12と13＝総流し



ヴェロックスでかぶる前売りオッズ、飛ぶか飛ばないか、そこから悩みましょう。

改元の年 寒露から霜降の頃 参

「正しく恐れる・・・か」
「恐れる？正しく？」
「ええ、『正しく知り、正しく恐れる』＊です」
「誰が言ったの？おっさん？」
「まさか」
「じゃあ」
「先生です」
「先生って、あの先生？」
「あの？」
「ほら、今日会いに行く先生！」
「・・・」


及川先生の言葉を肝に銘じて向かいましょう、上流の方へ。



府中牝馬ステークス
馬単ボックス
2,3,13
３連単
2,3,13→2,3,13→2,3,8,13

ランドネは別口で
単複
16
馬連
16＝総流し


WIN5
東京9R: 3,7,13
京都10R: 4
東京10R: 7,12
京都11R: 6
東京11R: 2,3,13



それにしても昨日の秋華賞、14番5番9番で60萬両ですって。
ま、悔しがるにはちいと安いですがね。


＊「御嶽山噴火　生還者の証言」117ページから