横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

慣れているいつもの「動作」。変えることはできる?

2023-10-12 14:51:07 | 発達や学習が心配
やっとすごしやすくなってきましたね💛

10月といえば、スポーツの日、そして運動会。

今では春と秋の開催が半々ぐらいでしょうか?

運動会と言えば、ダンス。

先に「曲」が決まってだいたいの「振り」を先生や生徒が考えて・・・

でも、この「振り」。けっこう途中で変更があるんです。

並んでみたら「見栄え」がしなかった

曲の長さと動きが合っていなかった

試してみたら子どもの実態にあっていなかった

・・・・そして、細かな変更、大きな変更。

練習しながら創りあげていく感じです。

そうすると・・・・・・

一生懸命覚えたのにまた「覚えなおし」。

がけっこうある。

そのたびに「頭の中を修正」し、新しい振りと「記憶を入れ替える」。

こんなのおちゃのこさいさい、という子もいますが、

なんだか分からなくなって混乱してしまう場合も。

個別支援級担任だったときは、

初めからダンス練習に参加する場合と

「出来上がったころ」に参加する場合とお子さんに合わせて考えていました。

「修正」するのが難しい子どもは「完成形」ができてから参加の方がよいかもしれないです。

それまで教室にいるのが難しければ、

「部分的」に体を動かし、変わりそうなところは「見学」でもいいかもしれません。


もちろん、一般のクラスにもいろいろな状態のお子さんがいるので

ダンス練習もなかなか一律にはいかないこともありそうです。


ダンスの「振り」も記憶です。

この「記憶」、ふだんでも「動作を伴うもの」だと変更が大変です。

「からだの動き」と「知識」が結びつくと、かなり強力な「記憶」になる気がします。


私は先日、たんすの整理をし、しまう場所を変えたのですが、

どうしても、「前の場所」の引き出しを開けてしまい、

「あれ!、あ、変えたんだった!」ということが数回。

頭が固くなってしまう大人だからかな~?

でも、たんにことばを覚えるような「知識」だけだと

変更もけっこう簡単です。

たとえば・・・

円周の長さは、円の直径のだいたい3倍円の直径の3.14倍

などと覚えなおすのは、そう難しくもありません。

もしかしたらこのブログをお読みの方も

職場が変わったり、引っ越したりしたときに

つい、前の所在地の方に行きかけたことはありませんか?


少し「切り替え」が苦手な子どもは、「動作を伴う変更」が難しいかもしれなくて、

変更があることで混乱したり、いらいらしたり、疲れたり、がまんができなくなったり

するかもしれません。

ダンスや組体操などの練習のときに下を向いて砂いじりをしているような子がいたら、

叱るより前に今どんな状態なのか本人に訊いてみてもよいかもしれませんね。

きっと、自分の気持ちに関心を向けてもらうことで積極的に参加できるようになると思います


横浜ランドマークタワー70階からのながめ

海はおだやかです・・・。

今週のクライマックスシリーズ、よ~こ~は~ま~ベイスターズ、がんばってほしいです!!


個別学習塾びすぽうくのホームページへ(線のついているところをクリックしてください)





      






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