桑を食べる音が響く猛烈な数日間
それから訪れるとても静かな時間
いっせいに繭を作り始め
糸をつくるまでの数日間はまるで天国
でもすぐに数日は過ぎ、
次は繭から糸を座繰り、
よりをかける作業に突入する。
3日間廻し続ける右腕と左腕。
「近代化」という3文字が頭に浮かぶ、
それもいつものことで、
初めて手伝わせてもらった10年前から何も変わらず、
今年も腕は棒になった。
その間に石垣島は梅雨に入り、
全く雨が降らずに灼熱の日々が続いた。
汗と湿った空気の中をまるで泳いでるように
腕を廻し続けた。泳ぎ切らなくては!
そして、とにかくやり遂げた。
蚕は糸になったのだ。
'LAND HO !! '