朗読教室ブログ「海のまち朗読館」

オンラインZoom朗読レッスンで、
お家にいながらコミュニケーション上手になるブログ


           

オンライン朗読コース

2020-01-13 22:02:30 | 朗読ステップアップコース

お待たせしました。

朗読ステップアップコース基礎・2期生募集が始まりました。

オンライン教材とリアル講座を組み合わせた、画期的な中級者レッスンです。

「朗読の指導者になる」ことを目指す方には大変有益な講座です。

限定6名様募集中。

早めにお申し込みください。

詳しいことはこちらから。

https://uminomachi.com/stepupcourse/

 


「朗読ステップアップコース・基礎1」終了しました

2019-04-20 20:23:39 | 朗読ステップアップコース

今日は、私にとって記念すべき日となりました。

昨年秋から構想を練ってきた、「誰にでも、再現性のある高レベルの表現力を身につけていただける」わかりやすい朗読講座。

基礎、中級、上級と、各1年ずつ合計3年をかけて、

オンライン教材の日々の練習+月1回の対面実技レッスンで、朗読マインドを「インストール」し、

朗読会でお客様を心から喜ばせるレパートリーを確実に増やすと同時に、

「他の人に教えたくなる」ほどの簡単でおもしろい「読みのテクニック」をすっかり自分のものにしていただく講座。

皆様に「どうしたらそんなに感動的に読めるのか教えて!」と憧れられる読み手になる講座。

・・・・欲張りですね(*^_^*)

感覚的な朗読だけど、理論的に説明できるはずだ、

必ず誰でも再現できるテクニックがあるはずだと、

長い間、たくさんの「先生方」の読みを「観察」してきました。

何が先生の読みを魅力的にしているのか、

それを自分が再現するには、何が足りないのか、

足りない部分の代替には何が使えるのか、

その理由は何なのか、

思えば40年間の問いに、答えを出すことがついにできた、それが今度の講座なんです。

センスや根性ではなくて、ふつうに理由や簡単な身につけ方があるのが朗読です。

地道にそれを自分の体で実際にやってみる。

教材の通りに。

それができているかどうかのチェックは対面で。

私が業界の扉を開けた時から、「こんな風に教えてくれる場所があったらいいのに!」と探し続けてきて、

どこにもなくて、

じゃあ自分で作ろう、きっとたくさんの人の役に立つはずだから、と思ってきて。

 

でも、、、、いくら良い講座ができた!と思っても、

参加して下さる方がなければ、開講できない・・・。

仕組みを作っている時からこんなことを心配していましたが、

今日は、4人の方がそろっておいで下さいました。

そして、「朗読ステップアップコース」1期がスタートしたのです。

 

終了してみて、皆様のお顔が目に浮かびます。

お忙しい土曜の午後、本当にありがとうございました。

 

1期生は4人で締め切りとさせていただきました。

次回の募集は10月を予定しています。

2期生の定員は5人です。

4月開講に間に合わなかった方で10月から2期生として始められたい方は、

先行予約を受け付けますので、こちらまでお願いします。

*「朗読ステップアップコース」について詳しいことはこちらをご覧ください。

 


令和元年・朗読オンライン教材発売

2019-04-01 18:58:16 | 朗読ステップアップコース

新しい元号が発表され、気持もすがすがしく、希望でいっぱいの皆様、

私も皆様と同じように、背筋がシュッとする感じを味わっています。

REIWA。

アルファベットも良い感じですよ。

この記念すべき年に、全く新しい朗読講座を誕生させられたことに、感謝です。

 

*自分の朗読に全く自信が持てません

 

こんなお悩みをよく伺います。

何年も朗読を続けてきて、ご活躍されている方でも、自分の朗読がちゃんと伝わっているのかがわからない、

と迷っていらっしゃるのですね。

思うに、朗読には正解がないからなのでしょう。

正解がないから、誰も「正しいのはこれです!」と確信を持って教えることができないでいるのですね。

一方で、不正解、というのは存在しているもので、「それは違うよ」という読みは確かにあるのです。

そこで「海のまち朗読館」の新しい講座では、

「その読みの正解は○○にあります」と説明し、

その理由、間違いやすいポイントとその理由を具体的に示します。

そんなことをしたら、全員が同じ読みをするようになってしまうのでは?

と思われる方、大丈夫です、安心してください。

他の人と同じ読みがもしできるとしたら、それはすごい才能で、まずそういう人はいません。

 

はじめは「形」を覚えること、そこからだんだん自分らしさが加わること、

個性的な表現はその後に生まれること。

どんな分野でも、おんなじです。

 

*理由を説明し、できるまで練習する

 

感性、センスは、特別な人にだけ与えられているもの、と考えていませんか?

確かに、突出したセンスは、「ギフト」などとも呼ばれ、多くの人を魅了します。

でも、朗読のセンスは、誰でもちょっとしたコツを教わることで、身につけられるんですよね。

物語を作る作家になるにはギフトが必要でも、

作家が書いた物語の「朗読者」になるには、ギフトは要りません。

誰でも、必要なことさえ教われば、ちゃんと相手に伝わる朗読ができるようになります。

その「必要なこと」について、具体的に論理的に効率的に学んでみよう!というのが、

「海のまち朗読館」の新しい講座なんです。

この講座はテニスでいえば、ランニングして、ストレッチして、素振りして、球広いして、ラリーして、ゲームする、

までができるようになるためのステップアップ講座です。

フォア、バック、ボレー、スマッシュ、サーブ。

それぞれに、逆回転やネットプレイ、ライン際などの対応が必要だし、

コートのコンディションに応じた対策、対戦相手別の作戦、

学ぶことはたくさんありますよね。

朗読も同じように、学ぶ項目はたくさんあります。

きちんと学べば、朗読だけでなく普段のおしゃべりなども変わってくるし、

他の人に説明してあげることもできるようになります。

何となく朗読ってこんなものなのかな?と思っている方には、

これが「THE 朗読」なんだなと思える、もやもやがすっきりする感覚を持っていただける講座かもしれません。

 

*オンライン教材で繰り返し学習、対面講習で実技練習

 

講座は月に1回なので、忙しい方でも無理なく通っていただけます。

講座の前に、約3週間、YouTubeにアップされた教材で学習しておくため、講座では効率が上がるんですね。

講座は3時間、どなたもたっぷり時間をかけて練習できます。

台本は「手袋を買いに」「雪女」の2冊からお好きな方を選択。

1年間の講座終了時には、その台本を自分のレパートリーとして、朗読会に参加していただくことができます。

基礎が終了後は、中級、上級に進みます。

それぞれ1年ずつ、ゆっくりじっくり学び、3年が過ぎますと、学んできたYouTubeの教材を使って、

今度はご自身がほかの方に教えることができるまでに成長している!という、

画期的なシステムの「ステップアップ講座」。

 

令和元年、何か新しいことを初めてみたい!

これまでしてきたことを何か形にしてみたい!

こんな意欲的な方には、ぴったりの講座です。

ご興味がある方は、こちらをご覧いただいてもよろしいと思います↓

https://www.uioai.com/定期レッスン/ステップアップコースご案内/

 

 

 

 

 

 


4月開講「朗読ステップアップコース」誕生秘話・4

2019-03-01 19:56:53 | 朗読ステップアップコース

話す仕事に就いてからも、たくさんの先輩方に大事なことを教わり、

でも「下手な読みをうまくする具体的な方法を知りたい!」を解消することができずに何年も過ぎました。

日本語はだれでもしゃべれる。

聴きやすく意味を取りやすい「上手な読み」をするのは、そんなに難しいことではないはずだ、

私の「ダメなところ」はわかっている。

そこを改善する方法を知りたい!

朗読を教わるようになっても、「自分で考えましょう」とどの先生もおっしゃいました。

「あなたは○○と解釈していて、自分ではそう読んでいるつもりですよね。

でもそれは××という理由で、聴いてる人には▽▽と聞こえるんです。

あなたが○○と聴く人に解釈してほしいなら、体をこのように使いましょう。

その理由はこういうことです」

こんな風に教えてくれる先生に出会うことはありませんでした。

朗読の公式を知りたい!という気持ちはどんどん膨らんでいきます。

もちろん表現に正解はないけれど、現実に映像が立つ読みと、たたない読みがあります。

両者の違いは何か、上手になるにはそんなに高度な技術は必要ないんじゃないか、もっと単純な公式があるんじゃないか、

九九八十一、のような、役に立つ誰にでも覚えられるコツがあるんじゃないか、

知ってると知らないじゃ、大違いの簡単な技術を誰か教えてください!

とこんな風に、ここ2,3年特に強く感じていましたね。

お教室でも、こんなことを生徒様と一緒に学んできました。

その技術について、書き下ろしたのが、ステップアップコースの教材なんです。

つかみで上手に読める才能のない、私のような朗読者でも、

上手な人たちの読みを分析して、

なぜそう読むと聴き手は感動するのか、映像が立つのかを知ることで、

自分の思うような表現が可能になる、そんな講座を作りました。

「右脳的」な朗読を「左脳的」に学んでみたい方には、もしかしたら、お力になれるかもしれません。

【基礎コースで学ぶことの一例】

・地声

・拍の確実な取り方

・よくある表記の安全な処理方法   例:「~」と、言いました。

・眼、アタマ、口中のタイムラグ

・3D朗読の3大要素

・感情の読みとり方(あなたは読者の立場の感情で読んでいませんか?)

・強力な「間」は慎重に取り扱いましょう

・「 」ありセリフと、「 」なし台詞

・プロローグとエピローグが決まれば聴き手は安心します

・老若男女の登場

・4D朗読version

・作者との対話

・退屈な○○=自己承認欲求○○

・朗読会でのお作法

・作品選びと抜粋

・いざなう度量

・募母・恋愛・暴力・貧困・差別・病気というテーマに向き合う

 

*4月開講「朗読ステップアップコース」についてはこちらをご覧ください。

ステップアップコース誕生秘話1 誕生秘話2誕生秘話3


4月開講「朗読ステップアップコース」誕生秘話・3

2019-02-26 21:18:23 | 朗読ステップアップコース

「特に練習とか、準備はしなくていいよ。ふつうにしていてくれたらいいから」

良い時代だったのだと思います。

毎回楽しく仕事させていただいていました。

せっかく選んでいただいたのだから、喜んでもらえるよう、しっかり良い仕事をしたい、

何を勉強したら上手になるのか教えてほしい、と頼んでみましたが、

「健康管理をしっかりして、毎回時間通りに局入りして、元気にはきはき話せばいいよ」

的なお返事。

元気にはきはき、というのが苦手な女子大生でしたが、それが仕事だというのですから、やるしかありません。

まあ、出来ていたかどうかわかりませんが。

そのうちに就職試験があり、放送局に入社が決まった時はただ驚きました。

試験に当たって、どんな勉強をしたらいいのかと尋ねると、

「スポーツ新聞を読んだらいいよ。あとは何もしなくていいよ」

とのことで、半信半疑でしたが、それでコネもなく本当に合格できたのですから、何とも言えない感覚、あまり自己肯定感を感じられないまま社会人になったように思います。

入社後は毎日一日中研修で、ボイトレ~アクセント~活舌などで日が暮れました。

もちろん私が圧倒的劣等生だったことは言うまでもありません。

研修が終わって、初めての仕事は、「人生相談」の番組のタイトルでした。

「人生相談」と声高らかに叫ぶのですよね。

これを朝から晩まで、一週間、何百回と録音したんです。

ディレクターは怒っていました。

「その言い方じゃ、困ったことがあっても相談してみようっていう気持ちにならないよ。もっと心をこめて!」

心をこめて、と言われて心を込めましたが、全然こもっているように聞こえなかったようです。

私自身も最後の方は全く分からなくなってしまってました。

一週間(!)何回も録音したものの、使えるものは一つもなく、結局先輩が代わりに読みにきてくれたところ、一発で採用になりました。

「会社が自分に払ってくれるお給料は一体何の役に立ってるんだろ?」と、情けなさでいっぱいだったことが忘れられません。

 

「この仕事は、指示が漠然としすぎていて、感覚的で、いったい何が求めれらているのかな?」

アナウンスが上手になりたいけど、どうしたらいいんだろ?

上手な先輩に教えてもらおうとしますが、「人のを聴いて盗まなきゃ」なんて言われると、とたんに気持ちが萎えてしまって。

結局私は在籍中、ほとんど読みの知識が増えることなく、

実力のない、頼りない、全く恥ずかしい仕事ぶりでした。

 

 ~to be continued

4月開講「朗読ステップアップコース」についてはこちらをご覧ください。

 

 

 


4月開講「朗読ステップアップコース」誕生秘話・2

2019-02-22 19:55:29 | 朗読ステップアップコース

アナウンスのスクールで読みを学ぶのをあきらめた私は、ある日新聞で、

ラジオ局の、女子大生の番組アシスタント募集の小さい記事を目にしたんです。

みんなで大きな声でボイトレなんて絶対無理だったし、恥ずかしそうに小さい声でぼそぼそ原稿を読むことしかできず、スクールでは全く目立たなかった私ですが、

「募集人数が一人なら、一人で読むんだよね、それならできるかもしれない」などと勝手なことを考えて、履歴書を送ったんですね。

数日後、電話がかかってきて、担当のアナウンサーの方とお話ししました。

「放送研究会にはいっていますか?」

「いいえ、はいっていません」

「高校で放送部とか、演劇部にいましたか?」

「いいえ」

「へえ、応募してきた人はみんな何かしゃべる活動の経験があるんですけどね。どうしてなにもされなかったんですか?」

「え~っと、そういうのはちょっと、恥ずかしくて、できないんです、、、」

これはダメだわ、と思いました。

そうですよね、ふつうは経験のある人が応募するものですよね。

それから、好きな音楽とか、趣味とか、どんなテレビを見ていますかみたいなおしゃべりを5分くらいして、電話は終わりました。

結局それで、私は採用されました。

なぜかはわかりませんでしたが、あとで聞いたところ、「アナウンス活動をしたことがなかったから」というのが「決め手」だったそうです(;O;)

そういえば原稿読みのテストとか、自己PRとか、何もしませんでした。

「そういうのは、仕事していれば自然にできるようになるから、今できなくても構わないよ。みんなそうだよ」

「そ、そうですか、それにしても、なにか、準備しておいた方が良いことはありませんか」

「特にないよ、普段通りでいいから」

「・・・・・・」

応募者は百人以上、みんな各「アナウンススクール」在校生ときいたときは、クラクラしました。

あの、教室に入りきれないほどの人数で、高い授業料を払って遠くから「アナウンスを勉強してオーディションに合格する」ために通学し、3時間ほど座って2,3分だけテキストを読み、「もっと気持ちを込めて読みましょう」と教わることに「意味がある」と信じていた少し前の私。

「アナウンスを勉強するより、普通の学生生活や社会人生活をしている方が、結果的に上手な喋りができるようになる」と現場で言われるなんて、想像もできませんでした。

かくして私は、「読みやフリートークなど、どうするのが良いのか何もわからないまま」3時間の生放送を担当することになったのです。

~to be continued

4月開講「朗読ステップアップコース」についてはこちらをご覧ください。