UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

ちいさいおうち・・・・

2016-12-04 00:59:11 | 日記

わが庵、すっかり枯葉が落ち葉に転じて、冬の姿になりつつあります。柿の実だけが未だ元気に残っています

今日の写真はわが小さき庵の夜景です。クリックしてご覧になるには及びませぬが、一見したところ、静かな静かな里の秋ふうであります

けれども庵の両側はビルディング、夕方になりますとわがガーデンは両側のビルの明かりに照らされます。

つまり、わが庵はうちよせる都市化の波に辛うじて耐えているのです。少し大げさかもしれませんが、ビの谷間の小さい庵というわけです。

などと、とりとめのないことを考えておりましたら、バージニア・リー・バートンというアメリカの方が描いた絵本「ちいさいおうち」のことを思いだしました。

野原のまんなか、小高い丘のうえにあった小さいおうちが都市化の波に吞まれてビルの谷間に沈没しそうになっています。それを見た親切な人たちが、このちいさいおうちを元のように郊外の自然の豊かな土地に引っ越しさせてやります。そうしましたら、ちいさなおうちは元気な姿を取り戻したというお話であります。米国で近代化・都市化が進んでいく様子を歴史的に見事に絵に現しているということでも評価の高い作品とされています。

いつであったか、ウン十年前、まだ両側にビルが建っていなかった旧八重葎庵時代、住宅メーカーで働いている甥っ子がやってきて、古いちゃぶ台を前にしてガラス戸にもたれて、お茶を飲みながら申しました。京都での学生時代にときおり遊びに来ていた甥です。

「やっぱり、このような古ぼけた家の方が落ち着くなあ・・・でもねえ、おじさん、この庵、いまにあの絵本《ちいさいおうち》のようなことになってしまうかもしれないよ・・・・」

この言葉は当たっておりました。彼は伸びやかで陽気な、食いしん坊の青年でありましたが、なかなかの慧眼の持ち主であったのです。

絵本「ちいさいおうち」に関心のある方はたとえば以下のサイトなどをご覧になってくださいませ。いまでもこの絵本は手に入ると思います。

https://www.youtube.com/watch?v=1_WbOmY0emA

グッドナイト・グッドラック!

 


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