街をぶらついておりますと、ときおりヘンなものに遭遇しますね。赤瀬川原平センセイが世界最初の発見者であるところのトマソン物件がその典型でありますが、そのほかにも眺めていてどうもよく分からないなあという物件に遭遇いたします
(トマソン物件というステキなモノがこの世に存在していることをまだご存知のないかたは以下のサイトをご覧くださいませ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%9E%E3%82%BD%E3%83%B3 )
昨日、街角でなかなかGGIのオツムを悩ましてくれる物件に遭遇してしまいました
今日の写真はこの物件を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ
旧東海道筋に面した古い民家のわきに立っている赤い円筒形のポスト、いまどきこのようなクラシックなポストを目にするのは珍しいことでありますので写真を撮ったのです。ただ珍しいので撮っただけのつもりであったのですが、写真を眺めておりまして、GGIヘンなことに気づいてしまいました
気になったのはポストが立っている位置であります。ポストと民家の位置関係です。一見何ともないように見えますが、ことはそう簡単でありませぬ
ポストは道路わきの下水溝を避けて民家の壁ぎりぎりに立てられています。常識的に考えれば、まず民家が先に建てられていて、そのあとにポストが立てられてのであろうと思われます。
もしそうであるとしますと若干の悩ましき疑問が生じるのです。写真でも分かりますように、この民家の道路に面した壁面、端っこの部分がわざわざ他の部分よりも少し引っ込めて作られてね。ですから、一見したところ、この民家、あたかもあらかじめポストを立てるためのスペースを空けて建てられたかのように思えます。でも、果たしてそうでありませうか、そのようなことがあり得るでありませうか?
ポストが立てられのよりも以前に民家が建てられたのであれば、わざわざポストのスペースを空けて民家をたてることは理論的に可能でありますが、はたして現実にそのようなことがあり得るでありませうか?民家の主がはわざわざそのようなことをすることがあるでせうか、可能性は皆無でないにしてもきわめて小さいというべきでありませう
ふつうであれば、道路に沿って長方形の家を建てることでありませう。わざわざ道路に面した壁面の端っこだけを少し奥に少し引いた位置に作るようなオカシナことはしないでありませう
この民家を建てようとしたときに、偶然郵便局の人がやってきて、「ことに勝手なお願いですが、そこにポストを建てたいのでスペースを空けておいてくれませんか」と頼んだので、公共の精神に富む民家の主が快く承諾したのであれば、写真のような位置にポストが立っていても不思議ではないのですが、このようなことが起きた可能性も現実には考え難いというべきでありませう。
では、民家が先に建っていたのではなく、先に立っていたのはポストであって、そのあとに民家が建ったのでありませうか。こんなところのポストが立っているから、ヘンな形になってしまうけれど、ポスㇳを避けて家を建てることにしようということになったのでありませうか?
この仮定にも欠点が存在しております。写真をご覧になればおわかりになるようにポストは民家の壁に極めて接近して立てられております。ですから、家をいざ建てようとしても、ポストの後ろに面した部分の工事はポストが邪魔になり、まことに厄介なことになるでありませう。
ポスㇳの後ろにあたる部分の工事を行うのは至難の業でありませう。たとえば写真をみますと民家の壁、下半分には見事なタイル張りに仕上げられておりますが、ポストがすぐ前にあったのでは、このような見事なタイル張りの壁を仕上げることはできないのではないかと思われます・・・あるいは家を建てる工事しているあいだ、ポストさん、どこかへしばらく引っ越しておいてねとでも頼んだのでありませうか、それなら納得がいくのですが・・・
と、いろいろ記しましたが、ポストがあまりも民家の壁に接近して立てられていますので、やはり民家が先に立っていて、そのあとにポストが民家の壁に思いきり近づけて立てられたとみるのが自然ではないかとも思われます・・・
というわけでポストの民家の形状,そのポストとの位置関係は依然として謎であります。ほんとうに、どのような経緯でこのような光景になったのでせうか
一番GGIが納得できる説明は、賢明なる民家の主がこの家を建てるときに、この辺にポストがないから、いずれ郵便屋さんがポストを建てさせてくれたと頼みにくるかもしれない、そのときのためにポストを立てるスペースを空きておきませうと考えた、ということであります。しかしながら、この説明にも無理があり、いかにも不自然であります・・・
それとも民家が建った後に郵便屋さんがやって来て、ここにポストを立てたいので悪いけど、民家の端っこをちょっとへこませてポストを立てるスペースを作ってくれない、とでも無理やり頼んだのでありませうか・・・まったくありえないことだとは言えませぬが、そこまで厚かましいことを郵便屋さんが言うとも思えませぬ・・・
それとも、この民家の主、ポストことなんかまったく考えずに、家の形状を気まぐれ考えて、たまたま家の前面、道路に面した壁面の端っこ部分を少し引っ込めた家をたてたところ、たまたまポストを立てるのに適したスペースができてしまっていたというだけの話でありませうか・・・この可能性もは排除はできませぬが、それにてもねえ・・・
かくしてGGI、ポストが先に立っていたのか、それとも民家が先だったのか、それにしても、どうしてこのような謎の形状が、位置関係が生まれたのか、考えますと眠れなくなりそうであります
グッドナイト・グッドラック1
わざと 正解を書かなかったのですか?
それとも ホンマに分からなかったのですか?
この家は 元は ポスト背面の壁が そのまま
写真の右側につながっていたけれど
ちょっと部屋を広げたくて 出窓形式に 改築なさったものだと思います
違うかなぁ
ウ~ン、正解かもしれませんね1少なくとも一番シンプルできれいな回答であります・・・
あり得る話です。というのは、この民家の出窓部分、あまりにも道路ぎわにぎりぎりに建てられているからです。普通であれば、道路の端からもう少し引いて建てるのが常識でありませう。
ですからはじめはこの出窓部分の壁面はおっしゃるようにポストの後ろにある壁面と面一(ツライチ:段差がない平面)になっていた可能性が大です。
はじめ面一の壁をつくったのですが、ポストが壁の前に建てられたのを見て、そうだもう少しは出窓の部分をまえに出してもいいんだと思いついて改築した・・・ということでありませうか
ただポストが立ったのちに改築したわりには、改築前の部分と改築された部分、仕上げや外観的ごまったく差がなく違和感もなく一体化しておりますので、つまり改築の跡がまったくうかがわれませんので、ほんとうに改築されたの、はじめから現状にように建てられたのではないと思わぬでもないのですが、元大工さんのゴローさんならば「この程度の改築、簡単や、改築したかどうかわkらないぐらいに仕上げるのが大工の腕というもんや」とのたまうかもしませんね。
いずれにしましてもおばばさん、あんたはなかなかカシコイ1い、