うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

信号番号システムと通り名・位置番号システムとの違い

2007-01-21 21:54:39 | Weblog
今のところ国土交通省主導の社会実験は5個所でやってるらしい。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/06/061122/01.pdf
施策の概要(再掲です。)
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/06/061122/02.pdf

さて香川県において
信号番号の方が優れている点は

①国交省のは街区や商店街レベルのものであるが、信号番号システムは香川県全体をカバーしている。

②街区レベルだと、初めて来た人など地域に不慣れな人には役立つが、地元の人には関係ないが、信号番号システムは、地元民む含めてほぼすべての人に役立つ。

③街区レベルだと、多少はわかりやすくなるが、迷って見つからない場合でもその辺で聞きさえすれば簡単に解決できるが、信号番号は車上だったり山間部だったり道を聞きにくい場合もカバーするので、解決が難しい問題にも役立つ。

④県全体をカバーするので、インパクトが強く、PR効果が高い。船、車、飛行機、電車など何で来ても、香川県に来た人は全員が気付く。

⑤自動車での移動をスムーズにするからこそ、経済効果や環境効果や交通安全効果が得られる。国交省案には目立った経済効果がない。

⑥信号があるということはそこで曲がったり横断する交通が多いということを確実にしめすので無駄が無い(私も距離による位置番号は検討したが、信号番号に比べてはるかに劣ると考えて検討をやめた。)。

⑦国交省の標識柱は土地を占有するので邪魔になるし、基礎がいるのでは?
信号番号ならパネルだけですむし新たに土地を占有しないので地権者の合意などもいらない。

⑧信号は、もともと見やすい場所についているので、その脇につければ自然と見やすい場所になるが、横にある標識柱はなかなかみない。
実際に、今、丸亀町商店街の電柱にはいろいろ広告があるが、自転車の人も歩行者もあまり気にとめてないように思う。
また、横にあれば見れるのは一瞬。信号番号のように進行方向正面にあれば見る時間も長いし、信号待ちで自然に見る。

⑨田舎でも店や美容室などをしやすくなるなど土地利用の可能性を広げるし、このことはテレワークにつながって、子育て支援へのモデル事業的な意味も持つ。

まだまだ大きいものでも2、3ありますが
費用対効果で2ケタ違うと思います。

国交省案の方が優れている点
①距離は位置関係を示すのに客観性が高いかもしれない。
(だからこそ意味が弱く、無駄が多い。だから10m毎にまでつけないといけないという短所ともいえそう。)


②街区レベルだからこそ表示方法が簡単かもしれない。
(丸亀町の中で店の場所がわからなくて困りきる場面が想定しにくい。古馬場の通りなど飲み屋街で飲み屋の場所を表すにはいいかも。スナックとか目立たないとこも多いし。)

など無理やりだそうとしてますが、ちょっと国交省案の方が優れている点が思いつきません。

今のように、時間もとれず車もない状況では、5、6年の勝負も覚悟していました。
ただ、前記事にリンクした国交省の標識の内容はうどんジムが考えていたものと似ているので、今後説明でしんどい思いをしなくてすむと思います。
基本的な考え自体はよく似ているのです。
ただ、街区レベルで歩行者相手に地理を知らない人だけを対象に距離でやるか、全県レベルですべての人を対象に信号でやるかの違いです。
5、6年の勝負の見こみを国交省案が短縮してくれて、信号番号システム実現を助けてくれそうにも思います。

この信号番号システムは香川だから全県をカバーできるうえ、大きな効果が出せるわけです。
徳島県や高知県も(まあ愛媛県も)地形が急峻で狭いところにしか大きな幹線道路がないので表示はしやすいでしょう。
香川が他に比べて特色や経済活動において優位性を出すために、道州制の前にやっておいた方がいいと思いますが、四国で取り組むことにも意義があると思います。
アメリカ方式なら国道11号の中で、県境を越えるたびに番号をリセットするようになります。
たとえば、信号番号が引田で1ではじまって豊浜で仮に245とするなら川之江に入ってまた1になります。