宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2007/08/11
かねてから行きたいと思っていた国立の名店「うなちゃん」と「まっちゃん」。今年5月、国立に住む義兄と久しぶりに会った時に、7月末に国立で呑みましょうと約束をしていてたのでした。ところがいろいろあって結局7月末には実現できず、いよいよこの日に決行ということに。18時頃にフリーになるという義兄のスケジュールにあわせて、まずは1人でうなちゃんへ行き、その後まっちゃんへ2人で行くというスケジュールを立てて国立へ向かいます。16時開店のうなちゃん、30分前に行けば大丈夫かなと思って15:30頃行くと、なんとお店には人が溢れるほどの状態になってるじゃないですか。



とても入れそうにありません。確かに吉田類さんの「酒場のオキテ」には鰻の準備ができるまでビールを飲んで待っていると書かれてましたが、まさか30分以上前からお待ちになっているとはビックリです。人柄な良さそうな店主から「スミマセンねえ、平日はこんなんじゃないので、また来てくださいね~」と。なかなか平日には来られそうにないので、次回は1時間前に来ないと、ですね。

そして急遽予定変更。きびすを返して中央線ガードを再びくぐり、向かったのは「まっちゃん」です。



こちらにはお店の前に女性2人がお待ちになってます。なるほど、さすがにこちらは17時開店だけあって、まだ行列は2名だけですね。しばらくお店の前で待っていると、女性がやって来て「今日は休業なの?」と聞かれます。するとそのお方、お店に入って行かれました。後をつくように女性2人さんにつづいて入店してみると、灯りのついてない店内には既にカウンターにお1人お客さんが。なるほど、こちらもお店の中で開店を待つシステムなんですね。



どうやら先程の女性2人さんもまっちゃんは初めてのご様子。わくわくしている様子が伝わってきます。ボクもコの字型カウンターの入り口すぐそばの位置に着席し、じっと17時を待ちます。



壁に「お客様へお願い お酒を召し上がらない方はご遠慮ください またご婦人の方は土曜日にご来店ください 店主」とあります。平日は女人禁制なだけに、土曜日の女性率は高いのですね。そして16:55頃になってお店の奥から店主と、その助手と思しき店員さんのお2人が出て入らして開店の準備を始めました。そしていよいよ17:00に灯りがついて開店です。開店までの様子をじっと眺めていると、なんだかとってもわくわくしてきますね。気づいたらカウンターは満席になってました。まずは店員さんがみんなの飲み物を聞きます。ボクはビール(大、590円)を注文。そして店主が、左奥のお客さんから順に焼き物の注文を取り始めます。注文のあったものを奥の冷蔵庫から運んできて、鍋横にあるお皿にぐるっと乗せていきます。



見ていると、串を外側に向けたものが塩焼き、内側に乗せたものがたれ焼きと区別しているようですね。そして一旦ぐるっと皿に一杯になったところで、おもむろに焼き始めます。最初の1ターンはコの時の左辺で終了、ボクの注文までは少し時間がかかりそうなので、煮込みをもらうことにしました。



豆腐の入ったオーソドックスな煮込み。美味しいですね。この日も猛暑日、ビールが旨いですがじっくりとゆるゆると呑みます。そしていよいよボクの注文の番がやってきました。「ナンコツ」(1本160円)と「カシラ」(1本160円)を2本ずついただくことにしました。



店主が手際よくくるくると串を回して焼いていきます。この時既に小上がりの2卓も満席の超満員状態。この日は店主の奥さんが用事があってお出かけらしく、店主も店員さんもてんやわんやです。「悪い予感があたっちゃったよ」と次々に来るお客さんが入れずに帰っていくお客さんを見て仰いますが、「でもこれ以上は入れないから、これ以上忙しくなることは無いね」と常連さんとのお話に勝手に頷いちゃいます。そしてボクの焼き物もやって来ました。



上2本がナンコツ、下2本がカシラですね。大きさは小ぶりすぎず大ぶりすぎず、ちょうどいいサイズ。確かにぎゅっと締まっていて、かなり絶品ですね。そしてビールも空いてしまったので、お酒(310円)を燗でいただきます。



屋号の入った徳利に、ビアタンよりちょっと小さいグラスでいただく日本酒も美味しいですね。それになんだかこちらのもつ焼きは日本酒が合うような気がします。そして酔いも回ってきて、いい気持ちでお店の雰囲気を楽しみます。串も平らげて、日本酒も呑みきってごちそうさまをします。50分ほどの滞在で、お会計は1,990円でした。



まだまだお店には並んでいるお客さんがいらっしゃいますね。うなちゃんのほうも待ち客が。国立の名酒場の双璧をなす2店。今回はまっちゃんしか来られませんでしたが、さすがに歴史を感じる名店でした。



久しぶりの国立駅。駅舎はすっかり跡形もなくなり、駅北のマンションがどでーんとあらわになってますね。駅の風景は変わってしまいましたが、この2店は変わらずつづいてほしいものだと思いつつ、国立の街をぶらついたのでした。

コメント ( 8 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
おっと (GANちゃん)
2007-09-14 16:44:33
おっと・・・「うなちゃん」と「まっちゃん」国立は割りと近くなのに知りませんでしたねえ。今度行ってみます。
先日阿佐ヶ谷の川名に行ってきました。
ホッピー・・・効きますねぇ、焼酎たっぷしなんだもん(笑)
 
 
 
突撃かなわず (ろっし)
2007-09-14 19:56:20
残念でしたね。

ボクもうなちゃんは混雑振りを眺めて羨ましく思っているくちです。平日に休めないとダメなのかしら。
 
 
 
コメントありがとうございます! (uchidaholic)
2007-09-14 20:06:01
GANちゃん様

是非是非。(^^)
「うなちゃん」は相当早く行かないと、です。

それにしても川名のホッピー、不思議に効きますよね。
壁に貼られたダジャレのせいかもしれません。(^^;
 
 
 
ありがとうございました (uchidaholic)
2007-09-14 20:08:39
ろっし様

当日はメールでいろいろありがとうございました。
このあと、串焼き博の佇まいも拝んできました。
結局、おとなしく義兄の家で呑みましたが。。
 
 
 
ええっ..!? (hamkazkick)
2007-09-16 08:58:31
国立ってハイソ&清楚なイメージしか持っておりませんでした..がっ!ナンですか,コノ激渋なお店の数々は!認識を新たにせねばなりませんねっ!
 
 
 
そうなんです (uchidaholic)
2007-09-16 09:30:24
hamkazkick様

国立の双璧をなす「うなちゃん」「まっちゃん」。
あと、類さんの本にあった「くに八」にも行ってみましたが、
この日は営業していなかったようです。
喫茶店ですが、「邪宗門」の佇まいも渋かったですよ~。
 
 
 
うおっ、駅前が、、、 (えいめん)
2007-09-16 21:31:23
私、実は二十代前半まで限りなく立川市に隣接していた昭島市に住んでいたので、ガキの頃はチャリで立川~国立が行動範囲内だったのです。
激しく渋いお店×2もさることながら、国立駅の駅舎が、、、
昔は物凄く味わい深く、確か南口にはツバメの巣があって春から初夏にかけてはピーチクパーチクかわいい声が聞こえていた記憶が。
(因みに立川駅南口の改札横窓口は秋になると鈴虫の音色がりーん、りーんと哀愁を醸し出していました)

立石の仲見世商店街は末永く残っていてもらいたいなあ、と写真を拝見して思いましたです。
 
 
 
ほんとですよね (uchidaholic)
2007-09-17 17:52:12
えいめん様

国立駅の駅舎は、趣のある建物でしたよね。
えいめんさんにとって、思い出の建物だったのですね。
ちなみに中央線の立体化終了後に復元される予定とか。
期待しましょう。

立石の再開発のお話もいつ発動されるか。
不安です。
 
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