「町田市内でも放射線測定をしてほしい」――６月１０日と１１日の２日間、日本共産党市議団は専門家の力を借りて、町田市内１３カ所で放射線測定をおこないました。その結果は以下の通りです。
また、党市議団は６月議会で、町田市に対して市内の放射線測定の実施を求め、２１日には市内４カ所（町田第六小学校、鶴川第一小学校、三輪小学校、図師小学校）の測定がおこなわれます（実施主体は東京都）。
引き続き、市民のみなさんと力を合わせ、町田市が継続的に放射線測定を実施するよう求めていきます。
測定者●日本共産党町田市議団と専門家
測定器●日立ALOKAメディカル シンチレーションサベイメータTCS-151
測定方法●地上１㍍と地表で表示数値を１０秒間隔で１０回読みとり（値は平均値）
測定結果の単位はマイクロシーベルト／時。
１、芹ヶ谷公園（原町田５-１６）
6月10日13時55分
１㍍0.091 地表0.123
２、小川公園（小川３-１６）
6月10日14時25分
１㍍0.114 地表0.094
３、成瀬熊ヶ谷戸公園（成瀬台２-３３）
6月10日14時40分
１㍍0.1 地表0.105
４、森野３丁目児童遊園（森野３-４）
6月10日15時05分
１㍍0.087 地表0.099
５、山崎保育園入口（山崎町２１３０）
6月10日15時25分
１㍍0.093 地表0.092
６、忠生公園（忠生１-３-１）
6月10日15時45分
１㍍0.082 地表0.085
７、小山田桜台児童公園（小山田桜台１-９）
6月10日16時00分
１㍍0.097 地表0.115
８、小山田端自然公園（小山ヶ丘５-８）
6月10日16時35分
１㍍0.115 地表0.123
９、野津田公園（野津田町２０３５）
6月10日17時05分
１㍍0.113 地表0.124
１０、鶴川中央公園（鶴川６-６）
6月10日17時30分
１㍍0.083 地表0.085
１１、三輪中央公園（三輪緑山３-２１）
6月10日17時55分
１㍍0.089 地表0.082
１２、笹子第二児童公園（金井町２１９３-７）
6月10日18時10分
１㍍0.097 地表0.104
１３、成瀬クリーンセンター（南成瀬８-１-１）
6月11日17時15分
１㍍0.122 地表0.142
●坂巻幸雄氏（地質学者／日本環境学会会員）のコメント
今回の測定値は、原発事故前の放射線の強さ（0.03～0.04と推定）と比べれば明らかに高く、事故の影響はハッキリ出ています。しかし、この値は都内としては低い方であり、冷静に対応することが望ましいです。放射線源は、地表に落ちたセシウム134とセシウム137。空中に漂っていたり、雨に含まれたリはしていない。ヨウ素131の影響はもうありません。福島で新たな爆発等がない限り、この状態は永く続きます。対策の重点は、放射性物質を体内に取り込まないこと。泥遊びや農作業をした後の手洗いの励行、乾燥して土埃が立つときのマスクの着用などです。
┏┓池川友一（日本共産党町田市議会議員）
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