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夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

No.13 野田村活動

2011-06-19 06:39:37 | チームオール弘前
 国道45号線と、今は線路すらない三陸鉄道、海岸の瓦礫の山がこの津波の象徴となっている場所から、野田村住宅街のあったはずの西側にこの日の活動場所があった。
 

 岩手県葛巻町の役場職員有志一行がすでに現地入りして、緑色の町のユニフォームを着て作業を進めている。その隣が我々の活動場所であった。この場所は水田であるが津波が様々なガレキと生活用品を持ち込んで埋まっている。

 累々たるガレキはここが水田だった場所などとはとても思えない状況を呈して、我々の到着を嘲笑っているかのようだ。左手が道路を挟んで山であるが、この山の松林にはたくさんのカラスが要塞を持っているのか、ボランティアの持参した荷物にたちまち興味を示して持ち運ぼうと群がってきた。
 この日気温はさほど高くはないが、弘前大学人文学部の黄緑色の目立つユニフォームは、風通しが悪くてたちまち体中が汗ばんでくる。

 塩害でおそらくこのガレキ撤去をしたところで、2年以上はこの水田で稲は育たないのではないかと思えた。それにしても、津波の威力のものすごさは強烈である、周辺一帯には家並みは見当たらず、泥の中に鍋釜、ガラス、サッシの枠、茶碗など生活用品も多数含まれていた。は運び出したガレキはあっという間に大きな土のうの袋を満たしていく。

 男子学生2名がこの日のリーダーとなって、休憩時間を指示しているのが唯一の心の安らぎかも知れない。
 
 こうして午前午後この場所での作業を終始して、バスは道の駅に立ち寄って買い物をしている。野田村は野田塩が名産だったので、塩にまつわる商品で溢れている。もっとも多くの人が手を出したに違いないのが、塩ソフトクリームである。普通のソフトクリームよりも多少塩味がしているが、夏場はさっぱりして塩分摂取にも良い感じである。
 帰途のバス車中は今日の作業の疲労が出ているのか早朝の睡眠不足から七日、睡魔に襲われ船をこぐ者が多い。私はいつもバスの後ろの方に陣取るのだが。この日は誘われるままに事務局の方の後ろ側に座ることとなった。隣席はこのところ親しく会話するようになっている、ボランティアの常連組の私よりも何歳か上の男性だ。しょうもないダジャレのオンパレードで、眠たい私は眠れないままに弘前に到着した。
 この日で私の連続訪問記録は途切れ、22日(水)、2日(土)の2回は訪問できない。7月は3日(日)が我が法人の車で混成ボラとして訪問再会である。それにしても13回連続訪問したことは、私の意思表示としてはある意味を持っている。それはこれからの一年間の活動の締めくくりにならなければ、その答えは出ないのかも知れない。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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これからも (のぶお)
2011-06-19 08:58:13
昨日はお疲れさまでした。

みなさんに気が利くリーダーシップの取れるように、余裕を持てるようにこれからも経験積みたいと思います。これからもよろしくお願いします。
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のぶおさんへ (なりたはるみ)
2011-06-20 06:32:29
いやああなたこそお疲れさまでした!ずっとみんなのことを気遣って、作業も一生懸命やってだから、大変でしたね。
 リーダーはもう少し、作業から手を抜いてもいいのかも知れませんよ。でもあなたと少しだけ、お話ができて嬉しかったです。また向こうで会いましょう!!
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