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東電福一事故の背景に纏わる疑問

2013-10-30 16:36:07 | 脱原発依存
迂闊でした。事故解明棚上げに拘り本質を未誤りまりました。原子炉緊急停止後に於ける原子炉冷却装置(RCIC)の自立回路「冷却中原子炉の炉内蒸気により蒸気タービンを回し、冷却水ポンプを駆動」による自励冷却が組まれております。
その回路には直流電源によるインターロックが種々組まれて蒸気タ―ビンを保護しており、直流電源はバッテリー内蔵によるインバータ仕様の無停電化が施されております。
全電源喪失の本来の意味は(商用交流、非常用自家発、直流)を意味するのです。
当該自立回路は直流電源が介在しており、プラント制御に於けるブラックアウト(エレキレス)には該当してはおらず、インバータに内臓のバッテリー枯渇により自立回路は閉鎖され蒸気タ―ビンも同時に停止して冷却維持不能となったのであります。
その後は御承知の通りの顛末であり、自立(自励)回路としては不完全な事は明白です。
プラント制御に於ける「単独連動」制御モ―ドに該当しておりGE社の思惑が理解出来ません。
竣工から40十年余で再現されており、大きな課題を提起しております。
1号機はGE社の当初開発の内陸部仕様であり、非常用腹水器(IC)での自立回路が装置されており、東電の操作ミスにより当該装置の機能が遺失し、メルトアウトに至っております。
操作ミスがなければ原子炉の冷温停止が確保された可能性が高く、操作は全て手動操作によるバルブ開閉で行われており、東電はその操作手順を熟知していなかったと同時に全体の機能も同様だったのであります。
自立(自励)回路としては1号機の非常用腹水器(IC)が妥当であり、2~3号機の自立回路は不当となります。
ブラックアウト(エレキレス)時の非常操作は全て手動操作であるべきであり、電気回路の介在はあり得ない事なのであります。
以上が原子炉メルトアウト至る背景でありますが、余りにも単純明解な事象と言わざるを得ないものであります。

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