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日本の政党とアメリカの2大政党の相違点を検証する。

2013-07-22 13:55:40 | 政党
<アメリカの2大政党の構成>
民主党は一般にリベラル(自由主義)な政党と言われており、中央集権による大きな政府を施行するものである。
国の主導で所得税率や福祉自給権制度などを通じて積極的に「富の再配分」を推し進める傾向があるのである。

共和党は保守主義で中道右派の政党であり、キリスト教右派を政党支持者として抱える政党である。
大企業や財界の利害を重んじ、高額所得者の税率を削減し規制緩和を積極的推進の上、経済活性化を推進する傾向があるのである。
小さな政府、市場主義と言う価値観を持っているのである。

<日本の2大政党の構成概念>
戦後初期の与党は自由党であり、野党として民衆党が存在し、その後に於いて一大政党として統合されて「自由民主党」が誕生したのである。
野党としては社会党と共産党が存在したのであるが、2大政党としては成り立っていなかったのである。
故に社会党の悪名高い「牛歩戦術」での審議遅延を図るなどの愚作な手法しかなかったのあり、数では圧倒的に自民優勢の体制が長期間に及んでいたのである。
先般の民主党の政権与党誕生は主義としては自民と変わるものは無く、単に2大政党としての政権交代を民意が選択した結果なのである。
その結果としては期待の民主党は自民党からの離脱議員を中心に構成され、党の綱領すら無く稚拙な政権手法で自滅の道を辿ったいるのである。
現在の野党は少数政党乱立の傾向であり、政策法制化能力に欠けており政党助成金及び議員歳費の無駄使いと思われるものである。
二大政党の補完政党として「日本維新の会」に期待する旨は多いのであるが、橋下共同代表の慰安婦発言以降の指示率低下が否めないのである。

日本の2大政党の概念としては所属議員の「数」で与党として政権可能な政党として取り沙汰されるのであり、別段主義主張の面から民意は選択しているのではないのである。
アメリカ型の2大政党を確立するべきなのであるが、現状に於いては政党助成金と議員歳費の獲得を目的とした結党としか言い様のない少数政党の乱立が多発しているのである。
党名も大衆迎合的なものが大半を占めており、選挙公約を主義主張として掲げているのが現状なのである。
故に民意としては主義で選択するのでは無く、選挙公約的な主張で選択せざるを得ないのである。
結論としては、野党全体で野合しての大連立を組んだとしても与党自民に太刀打する事が出来ない現況が確立したのである。
民意は決して少数政党を容認しているのでは無く、議員の都合で野合しているのである。
議員のモラルがさがっており、自身の主義主張が通らなければ党を飛び出し結党するのである。
議員自身の保身が最優先で、主義主張は後付けなのであり、確たる根拠に欠けている場合が多々あるのである。
当該選挙区の問題もあり、議員のモラルを追求すべきなのである。

参院選が終了し、3年間は国政選挙はなく長期政権(最低3年)は保証されたのである。
民意は少数野党の矛盾を思いしる事を覚悟する必要があるのである。
野党議員は今一度反省の上、議員モラル(選挙民の代表)の周到に徹するべきなのであり、真の2大政党を目指す事を望むものである。













「東電福一事故」メルトスルーの真相と提言

2013-07-10 22:50:54 | 脱原発依存
(1)、メルトダウンとメルトスルーの相違点
「原子炉メルトダウン」
原子炉制御系及び操作ミス等により、原子炉が暴走し、核燃料が溶融の上原子炉内部が損傷する事である。
その時点に於ける原子炉内部内部温度は3千度以上となり、冷却水は沸騰点を越え飽和乾気蒸気となり炉内圧は極限の値となり、圧力容器が破裂する可能性が発生するのである。
その為、原子炉のベント(大気放出)を行い炉内圧を下げる事で冷却水の炉内注入が可能となるのである。
当該事故炉のベント回路には放射線フイルターが無く、大量の放射性物質が大気中に放射され、広域汚染となったのである。
その後に於いて冷却水として海水を注入し原子炉を水封の上、溶融核燃料を常温付近に安定させたのである。(冷温停止状態)
緊急的に仮設の放射線除去と冷却水循環循環装置を設置し、冷温停止を維持しているのであり、放射線強度が下がりデブリ(溶融核物質)が回収可能となるのは約10年後となる予想なのである。

「原子炉メルトスルー」
メルトダウンが長時間に及んだ場合、圧力容器並びに格納容器が溶けて原子炉建屋下部構造(コンクリート厚さ5m)をも破壊して地下水脈までデブリは落下するのである。
以前アメリカに於いて「チャイナシンドローム」と言う俗語が流行しした経緯があり、アメリカで起きた原子炉事故が中国にまで達すると言う原子炉暴走事故の過激さを指した俗語なのである。

(2)東電の現状見解
当該事故は当初メルトダウンとして東電は発表していたのであるが、汚染水が増加(日量400トン)する事を発表するに至り、メルトスルーの可能性を仄めかしているのである。
最近遅ればせながら規制委が地下水汚染による海洋汚染の可能性を指摘し、東電に対策を勧告している現況である。
当該事故炉の現場は阿武隈山系の地下水脈の末端に位置しており、水脈は浅く付近の海に繋がっている事は明白なのである。

「政府及び東電に向けての提言」
実質国営化の東電は国策で廃炉を模索しているに等しい現況なのであり、徹底した情報開示を行う必用があるのである。
政府としても史上類の無いメルトスルーに対する国際支援を仰ぎ広域海洋汚染を回避する責任があるのである。
海洋汚染は国際問題となる事は必至であり、事故当事国としての責任は避け得ないのである。
早急に決断すべきなのである。