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日々の気になるニュース。ただし某NGOのお仕事が忙しい時はしばらく更新されないことも…。

枯葉剤”エージェント・オレンジ”の遺産 (BBC)

2005-05-03 00:56:55 | on Peace
ベトナム戦争が終結して30年、ベトナムとアメリカの関係は、アメリカの最も悪名高い化学兵器”エージェント・オレンジ”のせいで緊迫したままだ。
ベトナムの人々は、作物を枯死させたり、ベトコンの隠れ場所となるジャングルをなくすために使われた強力な除草剤が、それが散布された地域の深刻な遺伝障害の原因だと考えている。
元ベトナム赤十字総裁でベトナム・エージェント・オレンジ被害者協会のNguyen Trong Nhan氏は、エージェント・オレンジの使用は戦争犯罪だと考えている。彼はBBCの番組で「被害者たちは、最も貧しく最も傷つきやすい人々だ。これがベトナムが最貧国である理由だ。私たちはエージェント・オレンジとダイオキシンの被害者を支援するけれども、渡したチンオ政府の能力には限界がある」と、ベトナムの貧困はエージェント・オレンジの使用が直接の原因だと述べた。 (BBCのサイトから)

この写真は、エージェント・オレンジの影響による遺伝子障害を受けた3歳の子供。
アメリカの連邦地裁は、先ごろベトナムのエ^ジェント・オレンジ被害者たちの訴えを退けている。世界中に戦争と毒を撒き散らしている国の政府に擦り寄っている政権をこのままにしておいていいのか?

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5 コメント

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エージェント・オレンジ (yuan)
2005-05-03 12:00:18
ベトナム人の医師が告発した本を読んだことがあります。

[ベトナム戦争におけるエージェントオレンジ]

レ・カオ・ダイ 著



下記は医療専門ニュースの会員記事抜粋。





「アメリカ政府がエージェント・オレンジの健康被害を調査するプロジェクトをキャンセル 」



2005-03-22 - ベトナム政府は、ベトナム戦争時にアメリカが使用した枯葉剤・Agent Orange(エージェント・オレンジ、ダイオキシン)に暴露することで、その子供または孫に奇形がおきたと主張しています。一方アメリカはこの主張を受け入れたことはありません。



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モンサント粉砕! (Kuma-Watching)
2005-05-03 14:40:21
モンサント社などのロクでもない企業がアメリカの政府に影響力を持っていることが最大の問題ですね。

上の写真は載せるかどうかずい分迷いましたが、目をそらすな! ということで掲載しました。

アメリカや日本の与党政治家には、この写真をしっかり見てほしい。(どうぜ無神経でトンチンカンなことを言うのがオチでしょうが…)
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RECENT TRACKBACKサンキュー (虹のふもと)
2005-05-04 20:25:05
こども保健といったありそうでなさそうなジャンルににいます。はじめてのトラックバックにしては衝撃的な写真でした。文字だけではイメージしにくい部分を補足していただいたと理解しています。難しい話題には私自身の力量不足を感じますが、未熟ながら日々試行錯誤コメント頂戴できれば幸いです。ありがとうございました。
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Unknown (lion0808)
2005-05-30 01:12:06
コメントありがとうございました。劣化ウランについても、枯れ葉剤と同様に全くの無知だったので、Kumaさんのコメントや廃絶キャンペーンのサイトを見て、またひとつ残酷な現実を知りました。

戦争中はもちろん、戦後も苦しみ続ける多くは一般市民。とくに子どもに対する被害を聞くと胸が痛みます。社会の中で弱い立場の子ども達が苦しめられる。そんな現実にとても悲しい思いがしました。
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Trackbackありがとうございます☆ (tomoe)
2005-05-30 02:28:20
Kumaさんはじめまして!!大学のゼミの仲間以外の方のトラックバックは初めてだったのでうれしかったです(^_^)

私は自分のブログに書き込んだとおり、友達の誘いでベトナム戦争の講演に参加しました。それまでは何も知らず、様々な国民の傷跡にショックを受けました。

アメリカは今後もベトナム国民の苦しみに、耳を傾けずに行くのでしょうか・・・??武力ではなく、人々の心を見つめていって欲しいと願うばかりです。
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