『宰相リシュリュー』 小島英記 講談社
戦争と謀略と政治。
デュマの『三銃士』でお馴染み、悪玉枢機卿の生涯をまとめた一冊。
いやまあ、実に壮絶な‥‥時代だったんだなあ、というのが感想。
というかフランスって、こうも内乱が多かったのかと驚きました。
絶対王政成立前後なので、もう少し統制が効いているのかと思いきや、
延々と続く内乱と戦争のオンパレード。
他国に侵攻されて、パリにあと32kmって所まで迫られたりしてるし。
欧州の複雑な王族婚姻関係と、それに伴う利害の対立も理解が難しく。
隣の国から嫁を貰って、その後戦争とか普通にやってるし。
国民国家の概念がまだ確立してない頃だから出来る芸当だよなあ。
まあ、だからこそ百年戦争みたいな泥縄な話もある訳で。
その上で、あの状態から絶対王政への道を導き出した手腕と精神は
やはり注目するに値するモノがあると思う次第。
とはいえ、
この本の記述の殆どが戦争と内乱であり、
かのような人物が登場し活躍するのは、やはりそういう時代であったから
なんだろうなあ、と漠然と思ったりもしました。
戦争と謀略と政治。
デュマの『三銃士』でお馴染み、悪玉枢機卿の生涯をまとめた一冊。
いやまあ、実に壮絶な‥‥時代だったんだなあ、というのが感想。
というかフランスって、こうも内乱が多かったのかと驚きました。
絶対王政成立前後なので、もう少し統制が効いているのかと思いきや、
延々と続く内乱と戦争のオンパレード。
他国に侵攻されて、パリにあと32kmって所まで迫られたりしてるし。
欧州の複雑な王族婚姻関係と、それに伴う利害の対立も理解が難しく。
隣の国から嫁を貰って、その後戦争とか普通にやってるし。
国民国家の概念がまだ確立してない頃だから出来る芸当だよなあ。
まあ、だからこそ百年戦争みたいな泥縄な話もある訳で。
その上で、あの状態から絶対王政への道を導き出した手腕と精神は
やはり注目するに値するモノがあると思う次第。
とはいえ、
この本の記述の殆どが戦争と内乱であり、
かのような人物が登場し活躍するのは、やはりそういう時代であったから
なんだろうなあ、と漠然と思ったりもしました。