Ubuntu8.04 【SuperCollider PartConv】サンプリングリヴァーブ

2011-06-21 00:39:59 | 電脳
Convolution Reverb、畳み込みリヴァーブ。録音された残響情報(インパルス・レスポンス・データ=IRデータ)を元に、その残響を忠実にシミュレートするリバーブ。

以下のマニュアルを参照した。
http://kymatica.com/scdoc_demo/Classes/PartConv.html

またフリーのIRデータは以下にあり。
http://www.xs4all.nl/~fokkie/IR.htm

前もって{}.fork;でIRデータの下処理が必要。マニュアルのコードを整理し、OSCでPureDataからコントロールできるようにした筆者のコードは以下のとおり。OSCresponderで下処理。SynthDefで畳み込みリヴァーブを立ち上げる。

r=OSCresponderNode(nil, "s_irr",{
arg time,responder,msg;
~irspectrum.free;
currentEnvironment.clear;
{
var ir, irbuffer, bufsize;
irbuffer= Buffer.read(s, "/home/yk/Desktop/ir/Factory.wav");
s.sync;
bufsize= PartConv.calcBufSize(2048, irbuffer);
~irspectrum= Buffer.alloc(s, bufsize, 1, bufnum:76);
~irspectrum.preparePartConv(irbuffer, 2048);
s.sync;
irbuffer.free;
}.fork;
}).add;

SynthDef("reverb",{
var input;
arg mix = 0.5;
input = In.ar(17);
Out.ar(30, (PartConv.ar(input, 2048, 76)) * mix);
}).load(s);

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環境 Ubuntu 8.04 [WUBIインストール]
* デスクトップ環境を Xfce に置き換え(Xubuntu)
* RTカーネルを導入 2.6.24-29-rt
* SuperCollider Versin 3.4.2 + SC3pulgins + quarks
* PureData extended Version 0.42.5
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Ubuntu 8.04【PureData fluid~】サウンドフォント用サンプラー

2011-06-19 01:11:12 | 電脳
Fluid Synth。SoundFont互換のサウンドカードを必要とせずにSoundFontテクノロジーを使用できる。PuraDataに[fluid~]をインストールするほか、別途Fluid Synth本体のインストールが必要.

http://ccrma.stanford.edu/planetccrma/mirror/centos/linux/planetccrma/5/i386/repoview/pd-fluid.html

* 上記からrpmパッケージ(Red Hat系Linux用)をダウンロード。 alienでdebパッケージへ変換。(alien : インストール方法 $ sudo apt-get install alien)。生成されたdebパッケージでfluid~を導入。

ファイル名 :
pd-fluid_0.39.3-2_i386.deb

* FluidSynthをインストール sudo apt-get install fluidsynth

無事に動いたが、意外とCPUを食うことと、OSCでのコントロールに慣れたためMIDI信号へ変換してFluidSynthをコントロールすることがもどかしいこと。結論として音源はSuperColliderにまとめることにしたので、現在利用していない。

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環境 Ubuntu 8.04 [WUBIインストール]
* デスクトップ環境を Xfce に置き換え(Xubuntu)
* RTカーネルを導入 2.6.24-29-rt
* SuperCollider Versin 3.4.2 + SC3pulgins + quarks
* PureData extended Version 0.42.5
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Ubuntu 8.04【SuperCollider STK】物理モデルシンセサイザー

2011-06-18 01:17:46 | 電脳
Synthsis Tool kit。スタンフォード大学発のオープンソースのシンセ演算ライブラリ。SuperColliderにStkUgensをインストールするほか、別途STK本体のインストールが必要。

SuperCollider SC3pluginsを導入するとStkUGensがインストールされるが、うまく動かなかった。Fedora用パッケージをdebに変換してインストール。Ubuntuパッケージから、Synthsis Tool kitを導入。さらに重複しているpluginsの余分なStkUgensを削除すると無事に動いた。利用にはヘルプファイルを参考にした。

http://rpm.pbone.net/index.php3/stat/4/idpl/6890696/dir/fedora_7/com/supercollider-stk-ugens-0.20080331-0.svn216.1.fc7.ccrma.i386.rpm.html

* 上記よりrpmパッケージ(Red Hat系Linux用)をダウンロード。 alienでdebパッケージへ変換。(alien : インストール方法 $ sudo apt-get install alien)。生成されたdebパッケージで StkUgens導入.

ファイル名 :
supercollider-stk-ugens_0.20080331-1_i386

* stkを導入。Synapticで"STK"で検索、インストール。

* "SuperCollider"-"Extensions"-"SC3plugin"フォルダからStkUGensを削除。動いた。

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環境 Ubuntu 8.04 [WUBIインストール]
* デスクトップ環境を Xfce に置き換え(Xubuntu)
* RTカーネルを導入 2.6.24-29-rt
* SuperCollider Versin 3.4.2 + SC3pulgins + quarks
* PureData extended Version 0.42.5
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Ubuntu 8.04【SuperCollider BBCut2】ブレイクビーツ生成

2011-06-16 22:13:39 | 電脳
アルゴリズミックなリズム構築などを主な目的とした、オーディオカッティングのためのライブラリ

https://launchpad.net/~puredyne-team/+archive/ppa/+sourcepub/854999/+listing-archive-extra

* 上記よりdebパッケージにて導入. Puredyne karmic(9.10)用だが問題なく動いた.

ファイル名 :
supercollider-bbcut2_2.1-1ubuntu1~karmic1~ppa1_i386.deb

利用には以下のページを参考にした。
http://sc3howto.blogspot.com/2010/10/getting-started-with-bbcut2.html

ライブで使えるようにするにはトリッキーな設定が必要。SuperColliderは頑固だという印象だが、BBCutはさらに加えて神経質な印象。

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環境 Ubuntu 8.04 [WUBIインストール]
* デスクトップ環境を Xfce に置き換え(Xubuntu)
* RTカーネルを導入 2.6.24-29-rt
* SuperCollider Versin 3.4.2 + SC3pulgins + quarks
* PureData extended Version 0.42.5
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シェルスクリプト

2010-10-06 00:06:50 | 電脳
サックスをインターフェイスにシンセサイザーを鳴らす、PC楽器化プログラムがだいぶまとまったので、Jackdサーバ、scsynthサーバ、PureDataを自動起動するスクリプトを組んでみました。

Jack/SuperColliderのインターフェイスは起動させず、それぞれのサーバの起動を検知しながら結線まで自動で行い、かつ最終更新のPureDataファイルを検出して立ち上げます。上出来です。

シンセのほうはSCでグラニュラーを組み立て中。録音には現在まったく興味がないので調べていませんが、そちら用のアプリケーションもいろいろあるようです。OSまで含め、ここまで無料で出来てしまうフリー/オープンソース、なかなかすごいです。

『かんたんC言語』

2010-07-31 11:51:51 | 電脳
C言語の教科書を買いました。いろいろな出版社から刊行されていましたが、技術評論社のものを選択。ざっと見たところ簡単なプログラムであればすぐ習得できそうです。配列とポインタあたりで苦労しそうかな。XubuntuにGeanyを入れて練習問題を始めています。

PureDataをC言語で拡張、Externalとして使いたいのですが、ビルドに手間がかかる様子。また英文ドキュメントを解読しなければ。

Xubuntu導入のための手順メモ

2010-07-29 01:42:31 | 電脳
Xubuntu(WUBI、リアルタイムカーネル、PureData)導入手順
1 CDよりUbuntuをwubiインストール
2 有線LANにて無線LAN設定 以下無線LANにて作業
3 Puredataを導入
4 Jackをアプリ追加と削除よりインストール
5 リアルタイムカーネル導入
6 limits.conf編集
7 HPET導入
8 PulseAudio削除
9 パネルにJack,Pdを追加
10 スタートアップマネージャーを端末より導入
11 winディスクのマウント *マウントポイント作成 */etc/fstab を編集
12 Xubuntuの導入
13 タッピングの停止
14 キーボードの設定:リピートの停止
15 パネルへGovernorプラグインCPU周波数設定

この環境をCDに焼いていつでも復元できるようにはならないでしょうか.

iPadを使って

2010-07-19 13:25:21 | 電脳
会社で買ったiPad自宅に持ち帰り、この週末使ってみました。なぜか利用言語がドイツ語になっており、先日持ち帰った同僚の方の、ドイツから帰国中のお孫さんが使ったからなのでしょう。日本語設定に少し手間取りましたが、無事それを終えると、マニュアルはまったく必要なく使えるのはさすがアップルです。

3G網は使えないタイプなので、無線LAN必須なのですが、自宅のアクセス・ポイントもサファリを立ち上げると容易に認識しました。インターネット、写真表示、ムービー表示、YouTube、ブックリーダー、どれも直感的に操作できます。スクロール時の感覚的なアクションへのこだわりなども良くできています。

で結論ですが、家族の共用端末としてはとても良いかな。残念ながらライフスタイルを変えるとか、とてもそんな機器とは思えませんでした。ネット接続用で奥さんが調べ物をしたり、息子がゲームをしたり、そんな程度。販売前から噂にはなっていましたが、ビジネスでモバイルに使うには大きすぎ、映像音楽専用ソフトをがりがり使うにはスペックが不安、長文を打つにはキー入力に難ありと、全体に中途半端な印象です。

電子ブックもコンテンツが揃えば買うかもしれませんが、むしろそれよりも音楽、映画をダウンロード購入するほうが適している端末のような気がします。家にあるMacMiniがもしも壊れたら買ってもいいかもしれません。


rtカーネル

2010-05-01 19:49:24 | 電脳
工人舎scシリーズ、ubuntuリアルタイムカーネルのためのメモ

【rtカーネル自体の導入は容易。端末で】

$ sudo apt-get install linux-rt

設定ファイル「limits.conf」を開く
$ sudo gedit /etc/security/limits.conf
後ろの部分に追加
ユーザー名 - rtprio 99
ユーザー名 - nice -10
ユーザー名 - memlock 1500000
「rtprio」リアルタイム処理の優先度
「nice」ジョブの優先度
「memlock」メモリのロック範囲。値はKBytes単位

【さらに高精度タイマHPETを導入しました】

設定ファイル「menu.lst」を開く
sudo gedit /boot/grub/menu.lst

"# defoptions=quiet splash"
という行を
"# defoptions=quiet splash clocksource=hpet"
として保存
端末で
sudo update-grub

現在のタイマーの調査。端末で。
cat /sys/devices/system/clocksource/clocksource0/current_clocksource

【ついでに悪評多きPulseAudioを削除】

$ sudo apt-get remove pulseaudio
質問が出るので 「y」
$ sudo dpkg -l | grep pulseaudio
以下のパッケージが出る
gstreamer0.10-pulseaudio pulseaudio pulseaudio-esound-compat pulseaudio-module-gconf pulseaudio-module-hal pulseaudio-module-x11 pulseaudio-utils
すべて削除
$ sudo apt-get remove gstreamer0.10-pulseaudio pulseaudio pulseaudio-esound-compat pulseaudio-module-gconf pulseaudio-module-hal pulseaudio-module-x11 pulseaudio-utils

$ sudo apt-get autoremove

以下も削除
$ sudo rm /etc/X11/Xsession.d/70pulseaudio

【勝手にCPUクロックを変更される仕様なので手動で調整可能に】

$ sudo dpkg-reconfigure gnome-applets
質問が出るので 「y」
メニューバー「パネルへの追加」「CPU周波数の計算モニタ」

【おまけ、無線LANの設定】
インストール直後無線LANを認識しなかったので、その設定。ただしrtカーネルで起動すると使えない。genericカーネルでのみ有効。

$wget 'http://www.viaarena.com/Driver/VT6656_Linux_src_v1.19_12_x86.zip'
$unzip VT6656_Linux_src_v1.19_12_x86.zip
$cd VT6656_Linux_src_v1.19_12_x86

$make clean
$make
$sudo make install

$sudo modprobe vntwusb

リアルタイムカーネルとPureData

2010-04-21 00:00:59 | 電脳
Ubuntuにリアルタイムカーネルを入れました。その詳細ともろもろの設定は後ほどメモしますが、思ったほどにはレイテンシーを詰められません。PureDataでは30msでもクリックノイズが乗る始末。四万円の工人舎scと、Realteckのオンボードサウンドデバイスではこんなものかと諦めかけていたところ。

ふとPureDataが”A/D/A sync error”を吐き出していることに気づきました。海外サイトで調べてみると、どうやらこれが原因。ALSAが悪さをしているようです。ソースのビルドなんて書いてあってこれは厳しいなとも思ったのですが、rootでPd立ち上げたら大丈夫だったよ、の書き込みを見つけました。

もしやと試してみると、これが大正解。10msで余裕。5msでは描画が遅れますが、音はクリアです。これがリアルタイムカーネルの本当の力でしたか。ネットブック単体でハード音源並の反応速度を得られそうです。大変満足しています。

あとはPdでぽつぽつとプログラムを組んで、PCの楽器化に邁進するだけです。

メモroot起動:アプリケーション右クリック、ランチャをパネルへ追加。ランチャのプロパティ、コマンド欄の頭にgksuを追加。

メモPureData:アプリケーションの追加と削除のものはバージョンが古い。Pd-Extendedがおすすめ。インストール方法はPureData (en)というサイト参照。

Wubi顛末

2010-04-15 08:33:11 | 電脳
工人舎SC、ubuntu9.04をUSBから試し、無線LAN、解像度の問題も解決法が分かってきました。こうなると、SC本体からブートしたくなります。

でWubiをいろいろと試したのですが、なぜかOS選択画面が表示されず、その先のインストールまでどうしても進みません。ネットで探しても解決策は不明。

システム-詳細でboot.iniを見ると、きちんとubuntu設定されているのです。アンチウィルス切ったり、フォルダ名を半角にしたり、ついには初期設定いじりすぎたのが原因かと、リカバリでWindowsを初期化しても駄目。

が、その過程で気づきました。scのリカバリ領域、ハードディスクの先頭にあるのですよ。Windowsでは見えないので、ubuntuをUSB起動、4.3GBのディスクを見ると、ありましたリカバリ領域にboot.ini。

こちらを書き換えると、無事wubiのインストール完了しました。ほっとしましたが、勢いあまってろくにバックアップも取らずに初期化したWindowsと、まっさらなubuntuを前に、途方に暮れている次第です。

Ubuntu

2010-03-28 23:35:12 | 電脳
Ubuntu試してみました。Windows環境に何かあると困るので、まずはLiveCDで動かしたところ、1オーディオインにノイズが乗る、2無線LANを認識しない、3画面解像度が変更できない、といった問題点がありました。
2、3はネットで探したところ解決法はありそうです。オーディオもドライバを入れればなんとかなるのかなあ。ひとまずCDbootでは不便なので、Windowsと共存できるWUBI使ってみました。しかし、なぜか立ち上がらず。
しかたがないので、USBメモリーからbootしています。8GBで千五百円、安いものですね。PureData動かしています。

PureData

2010-03-14 23:34:23 | 電脳
独身時代ならいざ知らず、Max/MSPの販売価格に打ちのめされたので、そのフリー版とも言うべきPureData(PD)を導入してみました。部品を組み合わせて配線して、まるで電子工作のようで大変面白いです。アイデア次第でいろいろなことが出来てしまいます。

とりあえずタップテンポとReasonコントロール用のMIDIパッチを作成しました。日本語の解説がとても少ないので、海外のページを解読しています。しかし、だんだん分かってくるとオーディオも扱いたくなってきました。

Windows環境ではオーディオレイテンシーを切り詰めるには限界がある模様。Linuxバージョンでは最小のレイテンシー、安定したMIDIタイミングを得られるようなのでUbuntuを検討していますが、さてこのPCで動くのでしょうか。

ソフトウェア

2010-02-24 22:28:16 | 電脳
ここのところ家では、ポチポチとノートPCの楽器化に取り組んでいます。備忘録代わりに詳細を以下に記載。主にMIDI-OXでパッチを組んでいるのですが、機能的に限界を感じています。音楽向けのビジュアルプログラミング言語Max/Mspを導入しようかと思案中です。

[MIDI関連ハードウェア]
MIDI入力1 : G2M ピッチMIDIコンバータ サックス音からノートオン,ベロシティ,ベント
MIDI入力2 : MP128P MIDIフットコントローラー プログラムチェンジを吐き出す
MIDIインターフェイス : UX16 バスパワー駆動のシンプルなインターフェイス

[MIDI関連ソフトウェア]
MIDI内部仮想結線 :MIDI-YOKE PC内のソフト同士でMIDIをやりとり
MIDIモニタ/シグナル変換 : MIDI-OX MIDI情報の変換,分岐
MIDIクロック生成 : MIDI-CLOCK タップtoテンポソフト
MIDIによる文字入力支援 : CC#KB MIDIノート,コントロールチェンジから文字入力
ソフトシンセ : REASON ソフトシンセ/サンプラー等統合環境

[AUDIO関連ソフトウェア]
AUDIO IN : ReWuschel REASONに2chオーディオ入力を追加
AUDIO OUT : ASIO4ALL Windows標準AUDIOUTをASIO化,レイテンシーを抑える
ソフトシンセ : REASON エフェクター/ボコーダー等統合環境

コンピューター

2009-11-21 13:50:42 | 電脳
ドイツ出張前に、久しぶりにパソコンを買いました。いい加減Mac miniが古くなったのと、出張時の連絡用に持ち歩ければいいなと思いまして。タッチパネル搭載が良かったので工人舎SCシリーズにしました。ネットブックということで性能は落ちますが、まあ筆者の使い方であれば充分です。安定しているXPにも満足しています。

眠っていたソフトシンセReasonをインストールして、携帯音源としても活用したいなと考えています。そのためにタッチパネル必須だったわけです。Asio4Allをインストール、レイテンシーを最小に抑え、予想していなかったのですが"ReWuschel"機能で、Reasonにオーディオ入力も追加できてしまいました。

サックスのマイクから、オーディオをエフェクタで加工したり、G2Mを経由したMIDIでシンセを鳴らしたり、さらにはボコーダーを使ったりしています。遊べますよ。ライブデビューが楽しみです。