DRAPE~ドレープブログ~

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ミツロウ引き体験記

2016年11月01日 | イベントの楽しみ方
先週木曜日から始まりました作品展「SkyWind exhibition vol.2」!
どうしても体験してみたくて、初日のワークショップに参加させていただきました。

今まで「ミツロウ引きブックカバー」を何となく「ミツロウでコーティングしたブックカバー」、とざっくり考えていました。
でもSkyWindさんの荷物の中には「アイロン」「大量の使い古しの紙」が入っていて、全てワークショップ用だとのこと。どうやって製作しているのか、とても興味があったのです。

まず、クッキングシートの間にミツロウ(今回は貴重な日本ミツバチ!)のブロックをバラバラ・・と並べ、上からアイロンで溶かしていきます。溶けてくると、なぜかバラのような、花の香りがしました。
*写っているのはSkyWindさん。




あっという間に溶けますので、シートの間にコラージュした用紙を差し込みます。




しっかり上からアイロンを当て、ミツロウがまんべんなく行き渡るように動かしていきます。
そしてひっくり返して、ロウが染みていない所を重点的に当てていきます。



しっかり全面に染み込ませたら、次は余分なロウを取り除きます。
ここで、日頃からストックされていた日めくりカレンダーが登場。これに挟んで、アイロンを掛けます。



すると、ここまで紙が変化!!



しおりも作らせていただきましたが、青い星印がロウ加工前(緑とワイン色の紙)です。
*それぞれ左は加工後です。

それにしてもSkyWindさんのポリシーは揺るぎない。環境に優しい、エコな商品作りを常に念頭に置かれていますので、古紙を有効に使い切ります。そしてミツロウもできるだけ無駄にならないよう、溜まっている場所にしおりを置いたりしてぎりぎりまで使います。

ミツロウを溶かしてアイロンを当てるのは気持ちいい作業だけど、やはりすごく手間が掛かります。
ワークショップは文庫サイズのブックカバーだったけど、いつも作っておられるのはなんとA3サイズ!!
一番時間が掛かるのは前段階のコラージュだったりしますが、完成するとその仕上がりに感動しました。



私が作ったのはこの2種類の文庫本カバーとしおり。本に掛けてあるのはSkyWindさんの作品です。



今、お店はとってもいい雰囲気。SkyWindさんの世界が素敵な空間を作ってくれています。
そういえば、素敵だな~と思ったのは、初日の設置の時。

SkyWindさんがドライフラワーを飾っている時、気を付けていたのに1枚だけ葉が落ちてしまったのです。
後ろからふと見ていると、彼女は何の迷いもなく、すっと花瓶の横に置きました。
それはそこにあるだけで上と下の空間をつなぐものに見えたのです。

千利休ではないけれど、あまりにも自然な動きだったので驚きました。あちこち置いてみるでもなくて・・。

何となく、彼女の中には当たり前の美があるんだろう、と思いました。


「SkyWind exhibition vol.2」は11月10日(木)まで開催しています。
期間中、木曜日はSkyWindさんもお店におられますので、ぜひご来店下さい。





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