イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

北上大堤の白鳥も・・・

2007年01月30日 | 釣り師の独り言
雪不足のお陰で、北上市の白鳥飛来地として知られる大堤の白鳥も
餌探しには困らないようで・・・
大堤近くにある北上翔南高校近くの牧草地に群れを成していた。
毎年この牧草地は、クロスカントリー・スキーをする人々の絶好の練習場なのだが、今年はこのように渡り鳥たちの餌場になっているようだ。
なんだか不思議な風景だった。

この日は、和賀川漁協の副組合長で、釣りクラブ「楽笑会」の重鎮・高橋博美さんの猟師小屋に呼ばれ、軽く一杯・・・という心積りだった。
案の定、一ヶ月の北海道滞在から帰ったばかりの博美さんはご機嫌で、
持ち帰った鹿のスペアリブや仲間が作った手作り豆腐を肴に飲み会はすでに始まっていた。
毎年のことだが、彼はこの時期ほとんど北海道十勝まで「エゾ鹿」猟に出掛ける。その一ヶ月の間、一週間交代で北上の猟師仲間が入れ替わり立ち代り、北海道に入る。そして年間目標の鹿を捕獲し、上質な肉は冷凍で持ち帰り、枝肉などは北海道の契約冷凍倉庫に預けているのだという。
それが、僕が販売を任されている「鹿肉缶詰」になる・・・という寸法だ。

一ヶ月間同じ宿に泊まっているのだが、その食事が「飽きる」のだそうだ。
毎日ではないにしろ、とにかく「カニ」ばかりの晩飯で、最初の1~2日は良いのだが、3日目から匂いをかぐのも嫌になるそうだ。
泊り客が彼らだけの場合は、カニは出ないそうだが、一組でも客が加わるとまたしても「カニ尽くし」になるそうだ。
「飽きるほどカニ食いたい」などと僕が軽口を叩こうものなら、
本気で怒って「来年はお前も連れて行くからな!」と脅される始末。
美味しいものは、たまに食うから「美味い」のだろう。

久々に北上の猟師小屋で、野生の匂いを放つ男達と笑いあいながら飲んだ。
なんだか僕自身の野生も刺激され、眠っていた臭覚が蘇ってきた。
岩手の渓流解禁まで一ヶ月。
そろそろ新しい冒険の準備を始めよう。

暖冬もほどほどにして!

2007年01月25日 | 釣り師の独り言
いわゆる「暦」によると・・・・
二十四節気の一つであった1月20日の「大寒」から、2月3日の「節分」までの期間を「寒土用」あるいは「冬土用」と言って、一年で一番寒い季節だそうだ。
がしかし・・・我が郷土・みちのく岩手の今年の暖冬は、異常!超異常!!
写真の川は、奥羽山系の焼石岳を水源にする胆沢川の支流・永沢川。
場所は、胆沢郡金ヶ崎町。
ここは雪の多いところで、毎年当り一面真っ白の雪原になるところ。
その雪原を縫うように川が流れている・・・と言うのが定番。
なのに・・・まるで早春の川の風景だ。今にもライズが始まりそう。

更に・・・暦の上では、「節分」は季節を分ける日で、その翌日が「立春」だ。
来週末には「春が来る」事になる。
これほど雪のない冬は、僕が岩手に生まれ、これまで生きてきて初めての事。
2月になれば雪は降ると思うけど、これからじゃ山にはそれほど積もらないだろう。困ったことだ。
皆が想像するとおり、山に雪が積もらなければ、川の水が大変な事になる。
特に、北上山系の沿岸河川が大変だ。

解禁までそろそろ一ヶ月。
解禁準備をしながら皆で「雪乞い」でもしようか・・・・

釣り師の日記

2007年01月18日 | 釣り師の独り言
年賀状の内容とダブりますが・・・・
「喪中」のためお年賀をお送りできなかった方々と
お年賀を失礼した方々へ改めまして、
今年の権ぞーの年賀状のメッセージ(詩)です。
お粗末ながら・・・・


釣り師の日記


早春の川を思いながら、
去年の日記をつれづれに開く。
解禁前夜、川原で夜を明かしたという。
三月は、毎日吹雪に泣いたという。
四月は、風に負けたという。
五月は、川が荒れたという。
気がつけば、言い訳ばかりの日記帳。

夏は、大雨と日照りを嘆き、
秋は、森林伐採を呪うのか。
「釣り師のお前は何処にいる」
日記帳があきれて笑う。

岩手の自然にその身を置けば、
雨も降れば、風も吹く。
時には雪に立ち止まる。
それでも釣りに出かけるのは、
何故なのだ。

一月元旦の日溜まりで、今年も僕は、
去年の日記にまた叱られた。

昨年末も大荒れ!?年末恒例の釣り

2007年01月17日 | 釣り師の独り言
ちょっと古い話で恐縮だが・・・
昨年末の12月29日&30日の一泊二日で、恒例の年末のナメタカレイ釣りの会が行われたが、またしても一騒動あった。
05年末は、2日間とも絶不調の大ボウズ・・・・
04年末は、1日目の釣りの後に民宿の風呂が「水風呂」で僕が風邪でダウン。
03年末は、2日目が大荒れの天気であえなく「中止」。
そして06年末は、1日目が大しけで「中止」となった。

そりゃそうだ。この2日前の岩手は台風並みの低気圧で、沿岸の川が氾濫する大雨で海も大荒れ!その翌々日に釣りなどできるわけがない。
仕方なく29日は、予約した旅館に夕方に集合という事で、一日目は宴会で終わり、翌日6時半に箱崎白浜から2隻で出船した。
メンバーは、雫石さん、森君、ゴリ君、柴田君と僕の5人で一隻。
そして「釣りクラ」でお馴染みの大迫の高橋啓司さんのお仲間で一隻。
とりあえず船は出たもののやはり海は大荒れで、釣果もイマイチ。
念願のナメタガレイは、僕達の船で3枚だけ・・・・
挙句の果てに終了間際は、巨大アナゴが立て続けに釣れる始末。
これは、海の底が荒れている証拠らしい。

結局今年も、波乱の年末の釣り会となってしまった。トホホだね。
でも数年前にカレイやタコを大漁したこともあるので、また来年も行くんだろうなぁ~。僕も含めて懲りない面々だなぁ~。
何はともあれ、事故もなく無事で何よりでした。

謹賀新年

2007年01月02日 | 釣り師の独り言
ブログの更新が、2ヶ月も滞りまして、
誠に申し訳ありませんでした。
本日より休み休み再始動してまいりますので、今後ともよろしくお願いします。

実は、10年前からの僕の夢でもあったコミュニティ・ラジオ局が、今年の4月にようやく開局する準備が整いました。
その準備のために昨年4月から発起人会を設立し、その事務局を担当しておりまして・・・昨年10月あたりからいよいよ本格的に会社法人の設立準備や免許申請業務などに忙殺されておりました。
いかな地方コミュニティ・ラジオ局とはいえ、放送局を開局するということは、大変な労力を要するもので、息切れ寸前です。トホホ・・・

とはいえお陰様でようやく開局の目処が立ちました。
放送局の名前は、「奥州エフエム放送」といいます。
岩手県奥州市と隣の金ヶ崎町を可聴エリアにする小さなラジオ局ですが、たぶん北は北上市、南は一関市あたりまではカーラジオで聴けると思います。
3月下旬あたりから試験電波を発信する予定ですが、まだ未定です。
具体的な情報が整いましたら、皆さんにお知らせします。
今後ともよろしくお願いいたします。