金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

依頼された金繕い その1

2023-11-20 16:37:28 | 磁器の繕い例

しばらくの間、このブログにアクセスできなかったのですが、ようやくつながりました。

その間の記事も追加で書き込もうと思いますが、とりあえず最新の記事から。

 

今回は、妻の友人からの金繕いの依頼です。

 
なかなかいい磁器作品ですね。
取っ手の部分が壊れて、修復個所は3か所ですね。

 

早速接着剤を使って。

 

こんな感じで接着を終えたのですが、残念ながら一番下の部分が少しずれてしまっいましたね。

なかなか難しいですね。

 

次は黒艶漆を塗って。

取っ手の部分ですので、少し丈夫な作りで。

 

いい品物なので、金の丸粉を蒔いて。

消し粉で良かったなあと後で反省です。

金粉、特に丸粉はたくさん使う必要があるので、ちょっと費用がかかりすぎますね。

 

丸粉の場合は、乾燥させたのち、生漆をテレビンでうんと薄めたもので、分固めという工程が続きます。

 

分固めの処理を3回繰り返して、鯛の牙(たいき)で磨いて完了です。

金粉は高価なので、できるだけ材料費に近いだけの費用を頂くことにして。

妻の友人ですので。

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