金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

ついでの繕い

2017-03-24 14:32:31 | 陶器の繕い例
いろいろと繕いものをしていると、妻がこれもお願いねと出してきました。
見たことがあるなと思っていると、それはあなたのものですよなんて言われてしまいました。


アラルダイトだけで接着です。


セロテープで固定して。


そして、翌日にははみ出したアラルダイトを剃刀刃で取り除いて完了です。
接着箇所は分かりませんね。
この笛、高音でとてもいい音がします。
山仕事での作業の休憩や終了時の合図に、今度から使いましょうかね。
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たくさんの金繕い その5(ラスト)

2017-03-17 00:23:55 | 多種類の繕い例
あと一つ手入れが残っていたものです。

銀の丸粉仕上げですので、粉固めの工程が加わっています。

先ずは木綿でしっかりと磨いて。
このあと、鯛の牙で仕上げるのですが、超細かい水ペーパを最近使っているので、それで磨くことにしました。


10000番というミクロな水ペーパです。
これを使うのであれば、木綿での磨き入りませんでしたね。


鯛の牙での磨きの工程です。
この鯛の牙、今回制作したものです。


完了です。



これでお二人からの依頼の品はすべて完了です。
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たくさんの金繕い その4

2017-03-17 00:11:50 | 多種類の繕い例
たくさんの繕いもほぼ終了です。
最後の仕上げに取り掛かっています。

龍の置物を綺麗にして。


うーん、もう少しやり直したいと。


「新うるし」の本透明を使って、再度金の消粉を蒔いて調整です。


完成です。
金の消粉の仕上げは真綿で表面を整えるだけです。
金彩を使っている品物ですので、やはり消粉の光沢が似合っていますね。
この品物、とても高価だと聞いていましたが、次女が調べてくれて、ベルギーの磁器の産地ヘレンドという著名なのものだと分かりました。


立杭焼のぐい吞み、銀の丸粉を蒔いたところを整えて。


この後は、粉固めの工程となります。
生漆をテレピンで薄めたものを塗って。
この工程を今回は2回繰り返しています。
目下、乾燥中。


仕上がりまでもう少しかかりますね。


口辺に少し欠けた部分があったもの、ベースを整えた後、黒艶漆を塗って完了です。


そして厄介だった急須。
完成です。


細部を見てみましょう。
蓋の取っ手の部分。
元の位置が分からず苦労しましたが、少しベースを盛り上げて。


注ぎ口の欠けた部分も盛り上げて。


4つの欠けた部分があって、木っ端みじんだった取っ手も完成です。
手を入れた時に違和感がないように、サンドペーパーでも磨いています。
我ながらいい仕上がりだと思います。
丹波焼の品物が完成すれば、いよいよ引き渡しですね。


続きます。あともう少し。
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たくさんの金繕い その3

2017-03-16 23:58:04 | 多種類の繕い例
金繕いの次の段階です。

ベースができた部分に黒艶漆を塗って。
蓋の取っ手の部分。


今回プラスチック板をこんな風に使って。
お初です。
これなら後は捨てるだけで簡単ですね。


口の欠けた部分にも。


そして大変だった持ち手の部分です。


それから、この釉薬のムラの部分にも黒艶漆を置いて見栄えよく。
この急須は、このあと漆を乾燥させるだけで終了となりますね。


そして、丹波焼のぐい飲みにも。



こんな風にすると筆を綺麗にするのも容易ですね。


この龍の置物には白漆を


そして、金彩の部分と合わせたいので、消粉を使いました。
置きものですので、丸粉を使わなくても大丈夫ですね。
消粉は容易。
このあと、真綿で磨くだけでいいのですから。


このぐい飲みの黒艶漆の部分には銀の丸粉(3号)をたっぷりと蒔いて。
こちらの方は、この後もいろいろと工程があります。


続きます。
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たくさんの金繕い その2

2017-03-16 23:40:24 | 多種類の繕い例
金繕いの続きです。

アラルダイトと地の粉でのベースづくり、1日たって固まった後の作業です。
カッターナイフやヤスリなどを使って整形です。


こんな風にベースができて。


丹波焼の酒盃の方は、特別目の細かいペーパー(10000番)で仕上げています。


こんな風に仕上がって。


内側です。
真ん中の接合面は判らないぐらいですね。
右端の欠けた部分は、もう少し盛り上げましよう。


龍の置物、うんと注意したのですが、少しずれてしまっています。
残念ですが、何とか補正しましょう。


とても高価な品物と伺っていますので、参考までにこの部分の写真も撮って。
書かれている内容は今のところさっぱり判りませんが。


益子焼の急須の取っ手の部分、少しずれのある部分などに盛り上げの修正を加えて。
蓋の部分も修正を加えています。


丹波焼の欠けた部分も盛り上げて。


龍の置物も修正を加えました。


それから、最終の磨きの工程に使う鯛の牙、持ち手との接着面を糸で補強して、これで丈夫になりましたね。


まだ、続きます。
私は繕いの工程を、関心のある方のためにすべてオープンにしていますので、詳しいですがよろしく。

続きます。
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