Heroes シーズン１感想 総括編

現在Super!dramaTVで放送中のHEROES。
シーズン１を見終わって一言。
「ええと、これって詰まるところ…」
（以下大ネタバレですので、納得された方のみご覧ください。）

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Heroes、実は昨年末既に全部見終わっていたのですが、
年末年始のゴタゴタに加え、息子と仮面ライダー電王燃えしていたお蔭で
すっかりストーリー忘れちゃってたりして。（汗
とりあえず独断と偏見てんこ盛り感想いきます。

ネ
タ
バ
レ
警
報
発
令
中
・
・
・

Heroesって結局のとこ…
ファミリードラマだっみたいです。

インド、日本、アメリカ各地から、年齢も性別も立場も違う人々が
運命に翻弄されさまざまな人間模様を経てNYへと集結。
彼らを動かしていた直接の動機は愛する自分の家族を守ることでした。

最終回クライマックス。
「世界を救う！」と意気込んでいたヒロは
サイラーに致命傷を与えたまでは良かったけど一蹴サレ。（汗
もはやピーターの暴走を誰も止められない。なんだ、世界救えないじゃん。
クレアがピーター撃つしかないと思ったその時、スーパーフライングマン登場！
世界の中心で愛を叫ぶペトレリ兄弟がNY上空で核爆。
どおおおおおぉぉぉぉ～ん！
…感動しちゃいました。面白かった。ごっつあんです。
ヒロがヒーローなのは直接サイラーを片付けるというより、
未来からメッセージを送ったり、9th Wonders!を持ち帰って
NYを救うチャンスを作る事にあったような気がします。

いやもう本当に色んな家族の肖像がありました。

メインはやっぱりペトレリファミリー。
実は超大物で超ワンマンだったペトレリ夫人とか、
顔だけじゃなくてタネも濃かったネイサンとか、
超能力倉庫みたいになっていた愛の人（笑）ピーターとか。
実は「モンスター」の血はこっちから引いていたクレアとか。

ネイサンは密かに敵と目していたリンダーマンにあっという間に乗せられるなど
深いのか浅いのかよく分からない人でしたが、結局NYを救う立役者になりました。
クレアの影響でしょうか？だから彼女がキーパーソンなの？ともあれ、
傲慢全開のペトレリ夫人に「家族になってあげる。」ような事を言われて
「もう家族いるもん！」って吐き捨てたクレアはカッコよかった。

リンダーマンとママに追い詰められていたネイサンに娘クレアが道を示したのかも。
ネイサンはそんなクレアを助けてくれたピーターの気持ちに応えたのだね。

自爆を止められなくてクレアに引導渡してもらおうとしていたピーターの元に
ネイサンが文字通り飛んできて手を差し伸べた時には感動で画面が見えな…（笑
ペトレリ兄弟の親離れというか旅立ちって感じでした。

ベネットファミリー。
養女クレアに対するベネットの執着が異常。（笑
クレアを守るために自分も家族も危険に晒して、挙句モリーを殺そうとまで…（汗
そんなイカレ具合のせいか、ピーターがクレアを救ってくれたことを
もの凄く恩に着ていたみたい。最後には「ノアと呼んでくれ。」とまで言ってましたし。
これもクレアの魅力のなせる業？肉体再生よりこっちの方が超能力っぽい。
ちなみにクレアがネイサンの娘だったってパパは知っているのかな。

ナカムラファミリー。
長男なのに会社も継がず、「世界を救いに行ってきます！」言う放蕩息子を応援する
親バカ真骨頂のヒロパパ。組織の一員としてどうよと思うのですが、
「あんな本、読んでやらなければよかった。」で済ませている？あたりが凄い。
ヒロの口車にのってうっかり会社を次いでしまう単純なおねいさんもツボ。

スレシュファミリー。
モヒンダーを危険に晒さないようあえて遠巻きにしていたパパは、
トラッキングデバイス（モリー）の存在を知っていたのでしょうか？
パパの死によって自ら幻魔大戦の渦中へ飛び込んだモヒンダー。
生まれる前に死んでしまった姉の代わりにモリーを助ける事ができました。
草葉の陰でパパも喜んでいるかな。

サンダースファミリー。
実は組織の計画のために作られた夫婦。
とはいえ、壁抜け父と怪力母から機械遣いの息子を作る計画って…（汗
でもまあ当事者にしてみれば家族なんだからそんなの関係ないですよね。
愛息子マイカを助けるために夫婦団結。ニキとジェシカも団結？したモヨウ。

パークマンファミリー。
ヘタレ全開だったマットも最後はどさくさで訳が分からなくなったのか、
「女房子供のために」ってことで戦いました。
かつて助けたモリーに「死なないで。あなたは私のヒーローよ。」って
励まされていたのが泣けた。それはそうと、件のダイヤはどうなったのでしょうね？

これも家族？
昔からあった能力者の組織。ドラマの黒幕ですがこの組織もある意味ファミリー。
リンダーマン、ペトレリ夫人、ナカムラ、デボーその他は
昔からあった能力者組合？のリーダーだったみたいです。
シンジケートにまとまりがなくなって改革を試みたのか？

世界を「癒す」ために（なんだよそれ？）リンダーマンとNY破壊計画を推進し
次世代のリーダーとして強い長男ネイサンを推したペトレリ夫人。
破壊よりも愛で世界を救う方が良いとピーターを推していたデボー（シモーヌパパ）。
いやもう、皆さんこの狸たちの掌で踊っていたのですね。
フィナーレでデボーが出てきた時には「お前もか！」と思いました。（笑

ちなみに、とりあえずドラマでは独り身に見えた方々、
アイザック、イーデン、チャーリー、テッド…
などなどは皆さん遠慮なく消されてしまいました。
お約束と言えばそうですが、悲しむ家族がいない人は死んでもいいのかって感じで、
それもちょっと気の毒というか問題というか。（汗）いやいや、
彼らもヒーローズという家族の一員として戦って散ったのだよね。

そして誰もサイラーを助ける事はできなかった。
彼も元々は単にマザコンで小心者の誇大妄想家だったんだろうけど、
能力が手に入っちゃったのが運のつき。
息子溺愛が高じてイッちまっていたママに拒絶され、
挙句殺してしまい（ここ強引すぎ：汗）、ホンモノの怪物に。
サイラーが特別でありたかったのはママに認めて欲しかったかららしかったのに。
家族のあり方で人はヒーローにもヴィランにもなるということなのかなあ。


まだまだ続く？
シーズン１のクリフハンガーで過去に跳ばされたヒロ。
京都周辺？で、なんちゃって川中島？（笑
なんというか、ちょうどNHKの「風林火山」で盛り上がっていた頃に見たので
思わず噴きました。どうなる？シーズン２。

その他細かいこと

アメコミネタ：
劇中にStan Leeがバスの運転手？で出ていました。
他にもFBIにAgent Quesada（ニキに瞬殺されましたが：笑）がいたり、
刀屋のオヤジ（笑）の名前がClaremontだったりで
アメコミファンなら思わず笑えるツボがそこかしこにちりばめられていてナイス。

STネタ：
ヒロが阿婆擦れホープに殴られ際「スールー」とよばれたり、
バルカンサイン連発したり、ヒロパパの車のプレートがエンタープライズ号のそれだったり。
サイラーの中の人は新しいスタトレ映画で若スポックになるらしい。

問題発言：
ネイサンの母親がNY爆破を日本への原爆投下になぞらえるシーンは
アメリカならでは。日本での放送時には改編されるかも？（汗

最後に、
DVDでイッキ見したせいか、冒頭からずっとテンション持続したまま見終わりました。
面白かったです。ナージャ、いつものことだけど本当にありがとう♪


ちなみにこれ、キャラ萌えレビューに続きます。（笑