最近連続して人前でテルミンを演奏する機会があったが、その際、自分の目線がどこにあったか、思い返してみた。1回はクラリネットとの2重奏で、タイミング合わせのためにクラリネットの動きを注視していた。もう1回は外人さん(ロシア人)が多くを占める聴衆の前でのピアノ伴奏による独奏。このときはどこを見るでもなく、目は空中のあらぬところを見ていたのではないか。少なくとも、聴衆の顔を思い出せない。
師匠の演奏をビデオに収める機会も持ったが、演奏中の顔をアップにしてみたものをプレイバックしてみたところ、やはり空中のどこか1点を見るとは無く見ているようだ。よーく観察してみると、そのときの目の開き方は所謂「半眼」という仏像のそれである。極度の集中により眼を開けているのに空けていない、起きているのに起きていないというような感覚(半覚醒状態)となっているのではないだろうか。そのうち、テルミン演奏中に突然悟りが開けてしまうかもしれない。
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やはり、下半身を鍛えるなどの努力が必要なのですね。「一点凝視」なるほどと思います。今度、レッスン参加者の誰かの目を凝視したりして。・・・恐いでしょうね。
目閉じ演奏にも挑戦してみとうございます。
では、陛下のまたのお越しを切に願っております。