これはだめだ!

自信喪失、無気力な日本に”喝!”、反日、侮日に反撃、一矢を報いる。

茨城空港、21世紀に躍進する韓国に助けられる没落日本の縮図のようなもの

2010-03-12 | 政治・経済

赤字と分かっていながら建設を止められなかった茨城空港
   茨城県は、昨年10月アシアナ航空以外の就航が無い場合、ターミナルビルの収入は年間最大1億円の赤字になることを明らかにしたが、赤字必至の空港を建設するとは狂喜の沙汰だ。隣の福島県にも福島空港がある。韓国人がソウルからゴルフをやりに来るというが、
2008年に一時週7便に増便された福島空港は現在週3便である。昨年12月の搭乗率は約58%で運休の可能性も噂されている。福島空港と客の奪い合いとなるが、韓国から客がどれだけ来るのか。羽田空港はハブ空港化され、近くに成田空港がある。交通アクセスも鉄道・JRもない。こんな僻地の空港を利用するのは茨城県内の人だけだか。茨城県に飛来して何をするのか、他県の人、海外の人を引き付けるものがあるのか、霞ヶ浦に筑波山、牛久大仏、大洗の水族館、ゴルフ場があるが、他になにがあるのか。これらの観光地へ行くなら圏央道を利用したほうが便利だ。
  ターミナルビルは、就航便の少なさからテナントは2店しか決まっていない。テナントは想定より大幅に少ない客を相手にするため規模を縮小した。ある店は「客がいる時間帯を中心に弾力的に営業する。店の調度品も当面、ありあわせで対応する」そうだが、他の1店は当初の2区画から1区画に契約を変更し、「スカイマークが来てもまだ2便。もっと増やしてもらわないことには・・・・」と困惑している。  
(参照)衰退日本のシンボル大航空時代に対応できない空港港湾
 

       首都圏第3の空港、2路線だけ
           
赤字の空港を建設した橋本知事を支援したのは”節操”がない民主党 
  多数の人が茨城空港の見物に来たが、空港建設で喜んだ人、いい思いをした人は惰性で長い間政権にしがみついていた自民党、橋本昌知事やこれらと凭れあいの官僚、建設を請け負った業者だろう。茨城県は多額の借金を抱えているが、赤字の空港がさらに赤字を増やす。そのツケは茨城県民が負うことになる。
  昨年の衆議院選挙と同じ日に茨城知事選があり空港建設が大きな争点になった。建設推進の橋本昌知事(当選し現在5期目)は自民党であったが、自民党内から多選反対、赤字の県の財政を再建すべしとの動きがあり自民党は橋本昌知事を支持しなかった。橋本知事は全国で3番目に建設費がかさんだ豪華な県庁舎の建設、つくばエキスプレス沿線の大規模な宅地開発、那珂港、新空港の整備など大規模な公共工事を優先した。反対に県内のバス・鉄道路線は廃止、医療福祉は崩壊し、水戸市や土浦市などつくば市を除けばどの市町村も衰退が著しい。茨城県は、多額の借金を抱えるようになった。
  借金県政の橋本昌知事を知事選で応援したのは、自民党を切り崩したかった小沢民主党(選挙前に鳩山と交代したが)だった。民主党の支援で当選した橋本知事が作った赤字空港の“面倒を見る”のは、党首は鳩山由紀夫に代わったが民主党。日本の政治は全くデタラメ、民主党は節操が無い。マッチポンプそのものだ。
   茨城空港の前途、極めて多難!

アジアを代表するハブ空港 仁川国際空港
  茨城空港は韓国のアシアナ航空に助けられた。アシアナ航空で結ばれるソウル近郊の仁川国際空港は、2001年3月に開港したアジアを代表するハブ空港で、同空港で乗り継げば茨城と世界がつながる。62の航空会社が53力国177都市(09年12月現在)を結ぶ同空港で往路、復路とも同日中の乗り継ぎができるのは、香港、成都(中国)、ハノイ、ホーチミン(ベトナム)、バンコク、サイパン、ニューヨiク、ロサンセルスなど。成田空港から直行便がないプノンペン、シェムリアップ(カンボジア)、コタキナバル(マレーシア)、桂林(中国)の各便もある。
  乗り継ぎを侍つための施設も充実、免税店や飲食店が約70店あり、インターネツトラウンジ、シャワー室は無料で利用できる。また、うちわなど伝統工芸を作って持ち帰る伝統文化体験館(無料)が併設されており、伝統芸能の公演もある。 
   日本の政治家・官僚は韓国に学べ!
       21世紀に躍進する韓国 
         
茨城空港、躍進する韓国に助けられてやっと開港するのは没落日本の縮図
  首都圏にアジアの他の空港に見劣りのする成田、羽田空港があるが、いずれも中途半端なアジアのローカル空港のような地位にある。2000年頃には、羽田空港の沖合いに4千メートル級や3千5百メートル級の滑走路4本を有する第3の空港を空港を建設すべしとの意見があった。政治家・官僚は、怠慢・惰性で安きについた。曰く羽田空港の4本目の滑走路建設、成田空港の滑走路の延伸などなどでお茶を濁した。雨後のたけのこのごとく全国に98の空港を作ったがどれも採算割れ、残るのは赤字のみ。浅田真央(日本)はキムヨナに負けた。空港も負けた。何もかも韓国に負けつつある
  このような日本の航空行政を横目に世界に通用するハブ空港を建設したのが韓国、シンガポール、マレーシア等々、かっては“後進国”といわれた国々だ。国家の限られた資源を選択した事業に集中的に投入する戦略が、これら“後進国”にはあったが、世界第2の経済大国とうぬぼれていた日本には無かった。
  21世紀の世界で勝ち抜くための戦略とそれを具現するリーダーが日本には不在であった。残念なことに子供や高校生に金をばら撒く民主党は無為無策の日本を地で行くようなものだ。自民党は駄目な政党に堕ちてしまった。選挙では惨敗・霧散すると思っていたが、結果は予想していたとおりになった。民主党政権になったがいいことは何も無い。


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