閑話休題~いづのブログ~

ICOM IC-7800 修理 その2

ICOM の IC-7800

前回 「ICOM IC-7800 修理」 で修理した物ですが

送信中に電波が回り込んで出力が出なくなった

・・・とのことで早速 お預かりしました







確かに受信は問題ありませんが

送信電力は全く出ません

終段のIdもアイドリングのみで

ドライブを増やしても増加しません



・・・と言うことは POWER UNIT が怪しいですね



終段のIdが流れている → 終段は生きている

電力が全く出ない → 電力増幅段の低レベルの部分の故障では

と予想して

分解から始めます














まず MAIN UNIT から POWER UNIT のドライブ電力を測定



14MHzで送信 20dBのアッテネーターを入れてこのくらい出てます

0dBm以上ありますから正常のようです











と言うことは やはり POWER UNIT ですね



結構分解しないと取り出せませんね













これが 200W POWER UNIT 基板



4段増幅されています












FETの電圧を測定したところ 

初段のFETのソース側に電圧が出ません

ゲートに電圧をかけても電流が流れない訳ですから壊れてますね




真ん中左のチップFETです











交換しました



この大きさです










そして 元通り組み立てました













電力測定で正常に戻った事を確認

修理完了しました


コメント一覧

trance-tenshi
当ブログをご覧頂き有り難うございます

Idが流れていて出力が出ないのならLPFや切り替えリレーの
不具合が考えられます

内容を確認したいのでアドレスをお知らせください
公開は致しませんので
フク
IC7800を使っていますがコンテスト参加中にパワーが出なくなりました。
この記事と同様にIdは流れていますがパワーが出ていません。修理いただくことは可能でしょうか。
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