十和田湖の自然  ~ゆらゆら日誌~

ゆらゆらと十和田湖をめぐりながら、自然のうつり変わりを紹介していきます。

すすむ雪解け

2008-03-29 10:42:42 | Weblog
例年であればこの辺りはまだまだ雪に覆われていて、湖岸の白鳥も氷の上ということもあります。今年は、この通りすっかり雪も融けて「乙女の像」まで普通の靴で行くことができます。「恵比寿大黒島」前の白鳥も数が減りましたが、白鳥に餌をあげながら、戯れている親子にあいました。「白鳥さんかわいい」と言いながら、何度も餌をあげています。わたしは、「いいえ、あなたも充分かわいい」とつぶやきます。4月1日から十和田につながる全線が開通します。お越しをお待ちしております。

グダリ沼

2008-03-28 08:24:47 | 風景
年配のカメラマン7人ほどが、雨の中傘をさして対岸で撮影会をしていました。足回りはスノーシューです。撮影の邪魔にならないよう下流にまわりスキーで散歩しました。こういうなだらかな地形は歩くスキーに最適で、スノシューに比べたら労力は半分以下ではないでしょうか。八甲田山田代平から一日20万トンの水が湧出して駒込川となり陸奥湾に注いでいます。太宰治の師匠、井伏鱒二さんも釣りに訪れた隠れた名所のようです。バイカモとクレソンが生育していて、今の時期、新芽は鳥たちの食料のようです。緑のシーズンもいいでしょうが、早春の雪の八甲田(雛岳)を望む墨絵のような今の時期もなかなかいいものです。。

和井内桟橋から

2008-03-26 15:16:56 | 風景
しーん。。。雨。気温6.8℃。

午前中曇っていたんですが、しとしとと雨が降ってきました。
写真は和井内というところから、撮った写真です。
今は使われていない桟橋があって、私の憩いの場のひとつになっています。
住んでいる所からは、車で5分ほど。
冬の間は雪があるので、なかなか来ないのですが、雪もだいぶ解けて来やすくなりました。
見えている山は、左端は十和田山。右には三ツ岳。
ここまで行く間にカワアイサ、ホオジロガモ、オシドリ。
湖面に映る美しい山々。澄んだ空気と、ときおり頬をくすぐる風。
これだけあれば充分です。
こころのカサカサしてたとこが、きれいに治ります。

オオアカゲラ

2008-03-22 10:04:58 | 動物
ネイチャーガイドのHさんに、十和田湖はオオアカゲラが多いと聞きました。普通はアカゲラの方が多いそうです。雌雄いましたがペアなのかどうかは確認しませんでした。頭頂部が赤くないので、こちらはメスです。オスは横枝に腹ばいなっていました。冬には虫以外にヤマブドウの実や木の実も食べ、木に穴を掘って営巣すると書いてあります。国立公園内の植物や実は、やはり採らないのが一番です。人間の食べ物はいっぱいあるのに、キツツキのデザートはヤマブドウしかないのですから・・・。

フキノトウが顔を出しました

2008-03-21 13:18:35 | Weblog
雪解けが早いので、あちこちでフキノトウが顔を見せています。一番先に春のかおりを楽しめるのが、このフキノトウです。 わたしはこのほろ苦さを「天ぷら」にしていただくのがとても好きで、出始めには必ず一度食します。写真は雪解け水の流れる、岩場に生えているフキノトウです。瑞々しくて勢いがあります。春を感じていただけるでしょうか?

春を感じる。

2008-03-19 12:03:05 | 風景
しーん。。。晴れ。気温4.4℃。

静かです。
青空と雪の残る山々。
ゆっくりと、澄んだ水の上でくつろぐ鳥たち。
マルバマンサクのロールが伸びて、カワラヒワのかわいい鳴き声が響いています。
白鳥さんたち、そろそろ長旅の準備を始めているのでしょうか。
羽ばたきの音、水面をける音も力強く響き渡ります。
今日も十和田湖は美しいです。



マンサクほころぶ

2008-03-14 13:56:08 | 植物
去年は、3月3日に「ほころびだしたマンサク」の記事をお届けしましたが、今年は、雪が少ないわりに開花が遅れています。ここは乙女の像に向かう日当たりの良い岩場のため開花の早い場所ですが、まだ少し早かったようです。でも「まんづさく」のこの花が開花寸前となりましたので春到来ですね。かわゆいでしょ!!残念ながら写真は、私ではなく、マクロレンズを持っている上司が撮りました。

小岳観察会

2008-03-12 10:57:03 | 風景
二年前の古い写真ですいません。快晴の本日、当財団主催のスノーシューin小岳ということで今頃参加者の皆さん達は、谷地温泉から写真の山を目指して登っています。二年前も快晴で気温も高く、Tシャツ一枚で登りました。さすがに山頂は風が強くフリースにウィンドブレーカーです。苦労して登ったかいがあり、まだ樹氷も残っていてみんなで感激です。むつ湾や太平洋、北八甲田の峰々や南八甲田の山々を観ていると、下山するのがもったいないとみんな口々に言うのです。スキーツァーのグループが通ると、それよりも、何よりもこんなにいい斜面をスキーで滑られないのが悔しかったものです。足かせになるスノーシューで寂しく斜面を降りました。昨年は風が強く山頂には行けず、今日参加された方々は、天気に恵まれ超ラッキーです。

給餌houseで

2008-03-10 11:02:11 | 動物
ゆらゆら。。。くもり。気温5℃。
おとといと、昨日と風が強く、気温も上がって雪がだいぶ融けました。
今日の写真はヤマガラさん。
羽が膨らんだモコモコの姿もいいけれど、シャープな姿もかっこいいでしょう。
足元に散らばっているのは、ひまわりの種のカラ。
シジュウカラさんや、スズメさんたちも来ているから、とても賑やかです。
必死にさえずっているシジュウカラさんは、パートナー募集中でしょうか。
時折、スズメさんは集団(5羽くらい)で給餌houseにこもるので、独り占めはいけないと、私に介入されています。
鳥は自然の中、飛びまわってていいなあ。とか、○○(会社、学校など好きな言葉をいれてください)に行かなくてもいいからいいなあ。とか思っちゃってる、そこの。。そこの。。。(わたし?)
小鳥は、毎日命の危険にさらされ生きています。でもそんなこと、見ている人に感じさせないです。いつもキュートです。すばらしいですね。
わたしもそんな風にありたいです。

ゆっくり春が来ています

2008-03-08 10:57:02 | Weblog
降ったり融けたりの3月ですが、雪解けの隙間から春の音が聞こえてきました。湖につながる沢の一つです。この辺りは高木が多く、樹形もきれいで、林床のシダがまた美しいところです。これから序々に雪が融けて辺り一面、緑に覆われていきます。楽しみです。何かと気忙しい3月ですがほっとする時間もつくってみてはいかがでしょう。