貨物専用新幹線に貨車積み込み JR北海道が青函トンネル対策に着手北海道新聞 - goo ニュース
JR北海道は新年度から、北海道新幹線開通後の青函トンネル内の運行ダイヤ対策として、在来線の貨物列車を積み込み時速約二百キロで運ぶ「貨物専用新幹線」の本格研究に同社単独で着手する。貨物列車を載せる車両開発と、短時間の積み降ろしの技術的課題にめどが付いたことから、実験車両を造り同社苗穂工場(札幌)で機能の検証に乗り出す。
全長約五十四キロの青函トンネルは、レール幅が違う新幹線と在来線を共用走行できるようになるが、内部に列車を追い越す待機スペースはない。将来的に時速三百キロを超える新幹線に対し、同百キロの貨物列車も一時間に二、三本通ることが想定され「札幌延伸時に新幹線を一時間に二、三本走らせることを考えると、運行ダイヤが制限される恐れがある」(JR幹部)とされる。
その解決策となる貨物専用新幹線は「トレインオントレイン」と名付けられ、車両内に在来の貨物列車を載せる方式。だが、そのままでは積載する貨車の高さよりも四十センチほどはみ出すため、新型車両の車輪の大きさをぎりぎりまで小さくし、床も薄くしたうえで、在来線のレールと同じ幅の溝を付け、理論上では収容が可能になった。 また、トンネルの両側には、在来線の貨物列車を積み降ろしするため、新型車両の床と在来線の線路の高さを合わせる台座を設置。双方の機関車を着脱できるように台座を動かして、貨物列車二十両の積み降ろしを約十分で済ませられるようにするという。
JRは実験車両の製作準備を進めており、研究が具体化すれば年内に始まる札幌延伸に関する政府・与党協議にも弾みがつきそうだ。
JR北海道が貨物用新幹線の研究・開発に着手することになった。
現在函館まで新幹線の工事が進んでいるが、青函トンネル区間での貨物列車とのダイヤの兼ね合いをどうするのか、疑問に思っていました。
貨物列車を夜間だけの運行にするのか、新幹線の速度を貨物列車に合わせるのか、個人的にいろいろ考えてみましたが、まさか貨物列車をまるごと新幹線車両に載せてしまうとは、思いもよりませんでした。
おんぶバッタ列車になるのか… 何か面白そうです。
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