夫婦で店の前を通るとついついふらっと入ってしまう西荻窪の雑貨店『FALL』で素敵な切手を発見。
1965年発行の「ヴァンデの景色」というフランスの切手。
小舟を竿で操って細い運河をいく男。後ろには茅葺きらしき農小屋があり、さらに遠くに風車が見える。
長閑な田舎のなにげない午後って感じがいい。
彫刻師が実際のサイズの小さな金属板に専用のビュランという彫刻刀で画線を彫って原版を作る、いわゆる凹版切手。
これは3色印刷かな。
左端にルーペで拡大しないと読めないぐらいごく小さく R. Cami と記されている。ヨーロッパでは、切手に彫刻師の名前を印刷する文化があるみたい。
Robert Cami さんはこんな人。
おしゃれです。
（http://www.phil-ouest.com/）