「最近,反応しなくなったからヤバイと思ってiPodの中の写真を出したいんだけど出ない」
などとかなり怪しいことを言っている嫁さん.
「これでもiPodがパソコンに繋がるようになったんやに!」
と胸を張る嫁さん.
その変化の過程が知りたいところだが,藪蛇になりそうなのでヒヤリングはやめておいた.
このiPod Nanoって,2008年の地上波のアナログ放送終了に向けたこれ見よがしな嫌がらせの開始に合わせてテレビを買った時にもらったものだ...
11年も経ってからなぜにそんな作業をしようとしているのか...
しかし,大事な写真らしいので,嫌味を言うのはやめておこう.
とにかく中身をチェック.
Photosフォルダがある.
簡単じゃないか...と思いきやJPEGファイルなんていう気が利いたファイルなんかないのがさすがApple.
2.5MB弱のPhoto Databaseなるファイルがあるが,容量的に怪しい.
しかし同じ階層にThumbsフォルダがあるが,その中のithmbファイルは500MBとか300MBとかあって,素直にthumb nailsとは信じ難い.
調べてみるとITHMBからJPEGを取り出すソフトがあるらしい.
ほら,やっぱりthumb nailsなんて嘘っぱちで,そこに原画像があるのだろう.
当然ながらMac用のソフトが多い.
しかも有料.
しかし有難いことにWindows版もあった.
Win10にのみ対応だが...
みんな英語.
それは良いとしても,どうしてもViewerという言葉が気になる.
右下に出ているPro Versionの購入リンクが気になる.
果たして無料バージョンのままファイル化できるのか???
とりあえず気になるithmbファイルをOpenしてみる.
やっぱり大きなithmbファイルには原画像がしこたま入っていた.
個別にやり切れる量じゃないので"Convert All"とやってみる.
すると何やらダイヤログが立ち上がってきた.
やっぱり有料バージョンへの誘いだった.
現在の価格は580円.
外野から画面を取り込んで切り取って写真にできないのか...など,ありえない提案が出ていた気がするが,労務コストを考慮して購入を即決.
Microsoft StoreからPayPalに繋いで,ささっと購入.
そのままConvert Allの作業の続きで書き出すフォルダを指定.
ささっと350個のJPEGが出来ました.
撮影日時などのタイムスタンプは消えてるが,そもそもiPodへの取り込み時に消えていたんじゃないかと疑っていたので,OKレベルの出力結果.
この投資は必ず取り返すことを心に期す.