鈴鹿市議会議員の田中通です.
今日は昼一番に若松自治会長会 第4回会長会、そして終わり次第、津の三重自治会館で開催されていた「自治体議員研修 第1回」に参加しました。
講師は自治体議会政策学会会長の竹下譲氏で、主催は三重県市町総合事務組合、三重県中から62名の議員が集まって行われました。
鈴鹿市議会からはなんと私だけ!
ちょっと寂しい.
テーマは「これからの議会のあるべき姿と,それに相応しい議員のあり方」です.
講師の竹下先生はイギリスの地方議会を結構傍聴されていたようで,議会のあり方の違いの説明が面白かったです.
通年議会を前提に本会議を読会制に戻して,住民代表として全議員が全ての審議に参加すべきという提案をされていました.
またここ10数年流行している議会報告会を読会制に組み込み,市民を巻き込んだ議会にしていけばとのご提案でした.
鈴鹿市議会も一般・高校生対象に2種類の議会報告会を準備しているので,研修会が終わってから,個人的に質問をしました.
やはりこういった議会報告会は少人数制で複数行うもので,現行の全体で行うのは1-2回は良いにしても,続けるのは難しくなっていくとのことでした.
いろいろ考えさせられます.
首長には予算の提案権がありますが,議会には修正権があります.
しかし,あの膨大な議案をさらに人数を増やして審査していくとなると,スケジュールが大幅に変わってくるなぁ...
会議規則の大幅な改編が必須です.
その点,イギリスの地方議会はそれをこなすことができるくらい時間が長いとのこと.
大体は12時間くらいで早くて夜の9時くらい,遅ければ0時を回ることもあるとのこと.
面白いのは会議が終わった後に,一般傍聴者も参加して議場でワインを飲んで懇談するのだそうです.
なかなかオシャレですね.
9月定例会の最終日の冒頭で「田中通」と私の名前が出てきてビックリされた方もいたかと思います.
私の一般質問の中での答弁,更にそれを受けて確認している私のコメントもあるのに,それでもやっぱり予算の話はわかりにくようで,行政側に再々確認の説明が各派代表者会議・議会運営委員会,そして本会議で求められての説明でした.
私自身「どこまで本気なのかな?」と不思議に思っていたので,執行部にお任せしておりましたが,こういうことがあると竹下先生のいうところの読会制みたいな感じで質問を議員間で揉む機会があっても良いのかなとも思います.
一般質問を行政のひな壇に向かって言うだけではなく,仲間の議員に向けても言う昔の形に戻すべき!
抜け目がないか常任委員会でチェック!
そういうアドバイスにハッとさせられる本日の研修会でした.
竹下先生,関係者の皆様,ありがとうございました.
[傍聴のお願い]
多くの方に傍聴に来ていただきたいです!
中継は少ないですが多くの方に視聴していただきたいです!
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