みんなで遊ぼう‐遊ぼう会

遊び道具がなくても、“みんなで楽しく安全に”遊べる遊びを紹介しています。

遊びが持つ力-その2- 社会性を育てます

2010-04-08 | ブログの説明
集団での遊びには、人と関わる力を育てる要素がたくさんあります。

(1)ペア遊びの場合
ペア(二人)遊びでは、相手をよく見たり、相手のペースに合わせたりしますから、自然と相手のことを理解したり、相手にわかりやすいように伝える力が育ってゆき、友だち同士で協力しあうようになってゆきます。
 
例えば、「鏡遊び」では、身体をストレッチしてスッキリするのと同時に、相手の動きをよく見る、動きに合わせる、相手にとってどこまで身体を伸ばしても大丈夫そうかを気遣うなどの力を使います。

ペアの相手がころびそうになると、思わず鏡役が手を差し伸べて「大丈夫?」と受け止めたりする場面もみられます。動きが面白くなると笑いがあふれますので、楽しく運動を続けることができるのです。

「スリーヒントクイズ」は、日常でも使えます。お母さんが「今、おかあさん、何をしたいと思っているでしょう?ヒントは、ベランダ、空、鉢植え」などと言って、お子さんに
当ててもらうこともできます(答えは、「雨がふりそうだから、鉢植えを部屋の中に入れてあげたい」だったそうです)。

テキストを使った勉強が苦手なお子さんの場合は、クイズでのやりとりは楽しく知識を増やす助けになります。スリーヒントの「ご当地クイズ」や「山手線クイズ」「小説の題名あて」や「ことわざ」など いろいろな変化形を楽しむことができると思います。私たちは、長い電車の移動のときなどに「しりとり」と並んでよくつかいます。

(2)集団遊びの場合
集団での遊びでは、自分から仲間入りをしたり、一人でいる子を仲間に呼び込んだり、意見がちがってもめたら話し合ったり、グループごとのリーダーを決めたり、集団を形成して維持してゆくための大切な要素がたくさん発揮されます。

集団で遊ぶときは、ルールは簡単・明快にしておきましょう。また、集団での遊びになれていない場合は、大人や年上の子どもに遊びのリーダーになってもらうとよいと思います。

子どもたちは仕切られるのは、苦手ですから最初だけ「つなぎ役」として大人が入り、子ども同士で遊び始めたら、大人は見守る役になってあげてください。

「だるまさんの一日」はルールも簡単で楽しく遊べます。「鬼ごっこ」シリーズも、色鬼、バナナ鬼、氷鬼、しっぽ取り、みんな鬼、などいろいろ試してみてください。

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