みんなで遊ぼう‐遊ぼう会

遊び道具がなくても、“みんなで楽しく安全に”遊べる遊びを紹介しています。

遊びが持つ力-その1- 心と身体がバランスよく発達します

2010-04-07 | ブログの説明
遊びには、子どもの運動能力や考える力、感じる力を育てる要素がたくさんあります。
 
(1)身体を使った遊びの大切さ
身体を使った遊びでは、目で相手を追い、耳で周りの音や声を聞き、どう動くかをさっと身体に指令を出す必要があるので、身体全体のバランス感覚が育ちやすくなります。

体育で「持久走をしよう」というと嫌がる子どもたちが、「鬼ごっこしよう」というと目を輝かせて走り続ける光景をよく目にしませんか?遊びには、「ワクワク感」があるので、身体が動きやすくなり、「もっとやりたい」という気持ちになれるようです。

軽い運動をしたい時は「屋内で少人数でもできる遊び」を試してみてください。
思い切り身体を動かしたいときは、「屋外の元気に走り回る遊び」を試してみてください。

(2)ふれあい遊びの大切さ
子どもたちはお父さんやお母さんとふれあったり、追いかけっこしたりするのが大好きです。きっといっぱいふれあってそばにいてくれる、見てくれていると安心できるのでしょう。

小さいときにしてもらった、「肩車」や「飛行機」「ロケット発射!」などは、大切な思い出としてずっと子どもの心にのこっています。

子どもがすり寄ってきたら、思い切りハグしてあげてください。そして、「よ~し。遊ぼう」とやってみてください。怖いことがあって赤ちゃん返りしているお子さんもきっと元気になっていくと思います。

(3)頭を使う遊びの大切さ
「ことば遊び」や「クイズ」では、集中してよく聞く力や、ものごとを関連づけたり相手が何を考えているかを推測したり、イメージしたりする力も育ちます。

授業中の質問には、つまらなそうでも「クイズです!」というとさっと先生の方を向く子どももいますね。お父さんやお母さんに、「なんで?なんで?」といろいろ聞きたがるのは、好奇心が育っているからです。

いろいろなクイズ遊びをして考える力を伸ばしてあげてください。子どもたちも、お父さんやお母さんに自分の事を当ててもらうのが好きです。「ことば・リズム遊び」や「考える遊び」を試してみてください。

遊びは、感じる力も育ててくれます。遊びながら、笑ったり、残念がったり、ドキドキしたり、我慢したり、いろいろな気持ちが育ちます。気持ちが沈んでいても、友だちとおしゃべりしたり遊んだりしているうちに心が少し軽くなれば、前向きなエネルギーが出やすくなります。

子どもたちが笑顔でいると、大人も幸せな気持ちになりますね。この笑顔を絶やさないために、自分もがんばろうと明日へのエネルギーにつなげることができるのです。

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