肯定的映画評論室・新館

一刀両断!コラムで映画を三枚おろし。

『イン・ハー・シューズ』、観ました。

2005-11-15 20:07:02 | 映画(あ行)

キャメロン・ディアス主演で贈る、等身大のラブ・ストーリー!20世紀フォックスホームエンター...

 『イン・ハー・シューズ』、映画館で観ました。
ゴージャスなルックスだが、無職無資格無収入で難読症のマギー。姉の弁護士
ローズは堅物で、恋はいつもうまくいかない。ある日、姉と大喧嘩したマギーは
部屋から追い出され、フロリダに祖母がいることを知った彼女は列車に乗る。
それは、本当の自分を発見する旅でもあった‥‥。
 正直、お話自体は腰を抜かすほどのものではないと思う。何度か予告編を
観てる人ならば、おおよその展開はきっと予測出来るはず。頭脳も、容姿も、
性格も、全て正反対の姉妹が、感情のもつれから行き違い、その関係が再生して
いくまでを描いた“女性映画”。途中、所々で“詩”の引用やらあって、文学的な
要素もちらほらと…。個人的には、そのあたりでチョッピリ読み取れなかった
箇所もあるのだが、最後はすっかり(作り手の)思惑通りに泣かされた(笑)。
今作で注目して欲しいのは、フォーマルな細くて高いハイヒール、履き慣れ
擦り切れた運動靴などなど…、それぞれのシチュエーション、履く人の気持ちを
表すような“靴のこだわり方”、、特に女性の人にはオススメです。
 さて物語は、姉と、妹と、その祖母とが軸となって進んでいく。演じるのは、
トニー・コレット 、キャメロン・ディアス 、シャーリー・マクレーンの女優陣。
それぞれに持ち味を発揮していたと思うが、やはり大御所(?)シャーリー・
マクレーンの存在感は別格だ。単なる“容姿の美しさ”だけじゃない、豊富な
人生経験から生まれる“女性”としての「強さ」「大きさ」「優しさ」‥‥
歳月を重ね、年輪を刻んで、更なる“輝き”を増しているようさえ思えてくる。
幾つになっても“恋”が出来る、いつまでも“女性”であり続けるということ。
この映画の彼女を観ていたら、そんなことを感じずにはいられない。
 それにしても、改めて思うのが、キャメロン・ディアスの“映画選び”の
センスの良さ。彼女の特徴は、作品の興行性に捕らわれず、例えそれが
脇役でもこだわらない。チャレンジ精神と柔軟な発想、良い意味での“遊び心”を
感じちゃう。今作でも、頭カラッポのヤリマン娘が、コンプレックスを克服し、
“人間”として成長していく過程がうまく表現されていたと思う。
まぁ、とはいっても、オイラの視線の先は知らぬ間に、その胸元を強調した
彼女のバストの方にいってしまうのだが(笑)。

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
観たいです☆ (saya*8*1)
2005-11-20 21:01:57
はじめまして☆

キャメロン好きなんで凄い観たいです

来週までには観に行く予定です。



泣かされる映画だとは思いませんでした。

あまり内容的には

だと思っていたのですが。

良い映画みたいですね。



私も主にDVDでですが映画鑑賞のレビュー時々書いてます。

肯定的に採点してしまう気持ち。分かります
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一般人なら許されない?? (きのこスパ)
2005-11-22 09:23:28
saya*8*1さん、

コメント、どうもです。



実は昨日、ワイフがこの映画を観てきました。

重くなく……かといって、軽過ぎもせず、

とっても楽しめた様子で帰ってきましたヨ。

一言でいって、“女性映画”なので、

ボクのような男性が観るよりは

女性の方が、ヒロインたちの気持ちになって

観ることの出来る映画ではないかな。

それにしても、キャメロン・ディアスの足の長いこと。

作品中での彼女の衣装は、彼女だから着こなせるもので、

一般人ならまず許されないファッションでしょうなぁ(笑)。

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