『バタフライ・エフェクト』、映画舘で観ました。
幼馴染みのケイリー、彼女の兄トミー、太っちょレニーらと遊んでいた
少年エヴァン。時おり記憶を喪失していたその当時の日記を開くたびに、
“愛する人”の過去は書きかえられ、今の世界が変貌していく……。
もしも、あの時、違う選択をしていたら…、もしも、あの時の失敗を
やり直せるとしたら…、今の自分はこれほど惨めじゃなかったかもしれない。
‥‥と、そんな叶わぬ妄想を抱いた人も少なくないのでは??
この映画は、枝分かれした過去のターニングポイントに引き戻り、
新たな選択によって、現実がどう影響を受け、変わっていくかを問う、、
言わば“アドベンチャーゲーム”のようなもの。お馴染みの有名スターは皆無、
しかも、正統派とはいえない変則型のラブサスペンスだが、チラシにある
「映画史上最も切ないハッピーエンド」のキャッチコピーは真(まこと)。
何とも言えない余韻漂うラストシーンも含めて、ボクは思った以上に
楽しめた映画です。
さて、ここでネタバレにならない程度の結論をひとつ。想像力豊かな
ボクのワイフは、「主人公は最終的に、枝葉に別れた過去を捨て、
‘夢’に置き換えたのよ。哀しい結末よね…。」と、呪文のように何度も
何度も繰り返す。「いや、それは考え過ぎじゃないのかい」と、オイラが
言ってもワイフは聞く耳持たず、その後、必死に映画サイトを探せど、
ワイフの意見を支持する評論はなし。何だかオイラは、そんなワイフが
憐れでならぬ(笑)。せめてオイラだけでもワイフの味方になるべきか…、
それとも、ここは“心を鬼”に、ワイフに厳しく言って聞かせるべきか…。
右か、左か、人生の分かれ道。映画の主人公同様、今再びオイラに訪れる
“選択の時”なのダ(笑)。
幾重にも折り重なり、複雑に入り組んだ「過去」との決別。
お互いにとって最良であるはずの、切ない選択。
過去を‘夢’へと置き換え、それぞれの「今」を生きる…
そんな2人の姿に胸を打たれました。
ところが、
「過去を‘夢’に置き換えた。ってのは、いくら何でも
考えすぎだ。そんな記事、ネットにもないぞ!!」
夫(きのこスパ)は、私の‘夢’発言を全否定。
でもね、そこは私の「こだわり」なの!
もぉ~、放っておいてちょうだい!!(笑)
きのこスパさんの奥様のコメントも拝見できて、なんだか得した気分になりました(笑)
ほとんど宣伝効果に頼らず、劇場で観た方もそんなに多くなかった作品だったと思うのですが、この面白さが絶品で噂が噂を呼び、DVDのレンタルと販売が始まった途端鑑賞された方が多かったみたいですね。私もその一人ですが。
新館の方も頑張ってくださいね。また遊びにきまーす。これからもよろしくお願いしますね♪
睦月さん、はじめまして。
この映画、時空の流れが前後して複雑だったせいか、
映画館で観ただけでは、話が完璧に理解出来なかったです。
更に、その後でワイフが意味不明な解説もしてたし…(笑)。
別バージョンのラストも含めて、もう一度レンタルして
確かめなくっちゃ!!
勿論、その際はワイフに見せるつもりは毛頭ありませんが
何度も何度も後悔してやり直す、、、
で最後、奥様がおっしゃるように「夢」のように、
それまでの(後悔しかしない)自分に決別したのだと思っています。最後、少しはまともな男になったと思って、ほっとしました。
奥様とはちょっと違うかも知れませんが、そんな感じじゃないのですか??
またよろしくお願いしますね!
TB&コメント、どうもです。
> あたしはこの男、我慢できませんでした。
> 何度も何度も後悔してやり直す、、、
た、た、確かに、
猫姫様のおっしゃることはイチイチごもっとも(笑)。
それを言われると、オイラとしても耳が痛い(笑)。
うーん、この主人公が好きになれないと、
なかなかお話に乗り切れない部分がありますからねぇ。