監督:サム・ライミ
出演:リーアム・ニーソン, フランシス・マクドーマンド
『ダークマン』、観ました。
人工皮膚の研究者ベイトンは、恋人の弁護士ジュリーが手掛けている事件に
巻き込まれ、研究室ごと吹き飛ばされてしまう。辛うじて一命を取りとめたが、
全身にひどい火傷を負ったベイトン。神経を切られたため痛みを感じることも
出来ず、怒りによって超人的な力を発揮する別人になってしまう。報復を誓った
ベイトンは自らが開発した人工皮膚をまとい復讐鬼ダークマンとして蘇る‥‥。
その、黒いシルエットがビルの谷間に忍ぶとき…、その、ダークな影が夜の
帳(とばり)に伸びるとき…。ヤバいぜ、このカンジ、得体の知れない期待感に
ゾクゾクする。‥‥と、そんなアメリカンコミックのアンチヒーローものだと
思って観ていたら…、いや待てよ、こいつはチョット雲行きがアヤしいゾ(笑)。
回転扉をネタにした“ミニコント”が始まったかと思えば、一転“ピンクの
象さん”に異常なる執着をみせるダークマン(笑)。しかも、そのダークマンに
扮するは『シンドラーのリスト』のリーアム・ニーソン。いつもはマジメ腐った
その顔が、今回ばかりは歌えや踊れや“キレた演技”に目を疑う。100分足らずで
崩れ出す人工皮膚を装着し、いつしかリーアム・ニーソン、あんたの人格こそが
ガラガラ音をたてて崩れていく(笑)。圧巻なのはヘリコプターにぶら下がり、
高層ビルの窓へと飛び込み「お邪魔しま~~す」。でもって、すぐさま「失礼
しました~」と去ってくお茶目さん(笑)。更にそのまま、ダダダダダダッーと、
巨大トレーラーの屋根を疾風のごとく駆け抜けていくダークマンに、オレは
“新しい時代のアメリカンヒーローの出現”を見たッ(笑)。スーパーマン?、
バットマン?、スパイダーマン?…、いやいや、いずれをとっても今のオレには
物足りないゼ(笑)。匂い立つチープな香り、溢れ出すB(級)の洪水、我が道を
往くコアな出で立ち‥‥、ヤツこそ“ちょいワルなヒーロー”ダークマンだ。
なのに、ブレイクしそうでブレイクしない“ダークマン”って何故なんだ??(笑)、
さぁ、今そこでこのレビューを読みながら、のんびりパソコン椅子に座っている、
アナタにキミにオマエにキサマ!!、人生は短い、時間がないゾ、今すぐ履いている
スリッパをサンダルに履き替えて、レンタル屋さんに駆け出そうゼ!!(笑)
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