■前回のvol.1では「現代日本では若者たちの政治ばなれが嘆かれているけれど、若者たちと政治が強く結びついていたんだよ~」というようなコトを書いた。。で、今回はというと…
若者の政治ばなれの実態を簡単に示した上で、
その原因を『政治的社会化(人間が生まれてから成人に達するまでに接する、政治に関する情報の取捨選択によって形成される)』的要因から見ていこうかなぁ、と思っている。。
※とりあえず「政治参加=国政参加(投票)」という前提で。
■まぁ、選挙における投票率は「寝た子発言」があろうがなかろうが現実に落ち続けているワケで、それに比例するかのように若者の投票率も下がり続けちゃっているのだ。
なんで?
■まずひとつ言えちゃうのは、政治不信による若者の『政治的有効性感覚』の低下が著しいというコト。
前回も挙げたNHK放送文化研究所の調査データだが、たとえば『世論が政治を動かす度合いは強いか弱いか』という調査。
・1993年の調査では「弱い」と考える率が全年代層で19%(強い3%、やや強い13%、やや弱い59%)なのに対して、16-29歳では「弱い」が27%。
・1998年の調査では「弱い」と考える率が全年齢層で33%(強い2%、やや強い 9%、やや弱い53%)なのに対して、16-29歳では「弱い」が43%。
2003年のデータは手元にないのだが(多分もう出版してると思う)、更にその前の1988年と1993年とでは大差がなかったのに対して1993年と1998年とでは大きくその数字が異なっている。。
この5年間に何があったかといえば…いうまでもない。
・55年体制崩壊時の期待と失望
・めまぐるしい政権交代による混迷と構造汚職
・各政党間のイデオロギー差、独自色の欠落
・出口の見えない平成不況
などなど。
そらまぁ、あれだけ色々なコトが一気におきれば「政治不信」、自分たちの行動が政治には反映されにくいと思ってしまうのもムリはないよなぁ。。
と同時に、これら諸要因に加えて根本的問題として「政治家=汚い」というイメージが無意識のうちに若者たちに「刷り込み」されていったコトも考えられます(^^;。。たとえば80年代後半あたりといえばリクルート事件などなど、いわゆる「金権政治」ってヤツです。
■…とまぁ、こういった政治そのものの抱える問題にその原因が大きいのは明らかなのだが、もうひとつ大きな原因なのが、先ほど少し述べた『政治的社会化』の欠如である。
本当はそれだけを書きたかったのだけど、その前文としてここまでが必要だったのだ。。
と言いつつ、今夜は眠くなってきたのでここまで(笑)!!
多分、次回で終わります(^^;。。
ちなみにその『政治的社会化』の要因として挙げられるのは以下の4つ。
これらの要素が日本では十分に機能していないっつーコトなのである。。
①家庭
②学校
③仲間集団
④マス・メディア
若者の政治ばなれの実態を簡単に示した上で、
その原因を『政治的社会化(人間が生まれてから成人に達するまでに接する、政治に関する情報の取捨選択によって形成される)』的要因から見ていこうかなぁ、と思っている。。
※とりあえず「政治参加=国政参加(投票)」という前提で。
■まぁ、選挙における投票率は「寝た子発言」があろうがなかろうが現実に落ち続けているワケで、それに比例するかのように若者の投票率も下がり続けちゃっているのだ。
なんで?
■まずひとつ言えちゃうのは、政治不信による若者の『政治的有効性感覚』の低下が著しいというコト。
前回も挙げたNHK放送文化研究所の調査データだが、たとえば『世論が政治を動かす度合いは強いか弱いか』という調査。
・1993年の調査では「弱い」と考える率が全年代層で19%(強い3%、やや強い13%、やや弱い59%)なのに対して、16-29歳では「弱い」が27%。
・1998年の調査では「弱い」と考える率が全年齢層で33%(強い2%、やや強い 9%、やや弱い53%)なのに対して、16-29歳では「弱い」が43%。
2003年のデータは手元にないのだが(多分もう出版してると思う)、更にその前の1988年と1993年とでは大差がなかったのに対して1993年と1998年とでは大きくその数字が異なっている。。
この5年間に何があったかといえば…いうまでもない。
・55年体制崩壊時の期待と失望
・めまぐるしい政権交代による混迷と構造汚職
・各政党間のイデオロギー差、独自色の欠落
・出口の見えない平成不況
などなど。
そらまぁ、あれだけ色々なコトが一気におきれば「政治不信」、自分たちの行動が政治には反映されにくいと思ってしまうのもムリはないよなぁ。。
と同時に、これら諸要因に加えて根本的問題として「政治家=汚い」というイメージが無意識のうちに若者たちに「刷り込み」されていったコトも考えられます(^^;。。たとえば80年代後半あたりといえばリクルート事件などなど、いわゆる「金権政治」ってヤツです。
■…とまぁ、こういった政治そのものの抱える問題にその原因が大きいのは明らかなのだが、もうひとつ大きな原因なのが、先ほど少し述べた『政治的社会化』の欠如である。
本当はそれだけを書きたかったのだけど、その前文としてここまでが必要だったのだ。。
と言いつつ、今夜は眠くなってきたのでここまで(笑)!!
多分、次回で終わります(^^;。。
ちなみにその『政治的社会化』の要因として挙げられるのは以下の4つ。
これらの要素が日本では十分に機能していないっつーコトなのである。。
①家庭
②学校
③仲間集団
④マス・メディア