とんもの日記

いつか どこかの 本当のはなし

水芭蕉のブローチ と わけわかめのミルクティ

2017-05-11 16:58:51 | 日々のこと
ハナミズキが終わり、
道端の紫陽花が静かに
準備を整えている。

月に一度の仕事の日。
今日は思いの外早く片付いたので、
その足で観たかった展示を観に行く。

素敵な展示だった。
色々と迷って水芭蕉のブローチを選ぶ。
水芭蕉の花言葉は「美しい思い出」。
雪解けに咲く水芭蕉を観た思い出が
よみがえる。


小さな人、今日は17時に帰宅予定。
お腹が空いているだろうからと
おむすびを結んだ。

冷やごはんを蒸して
熱々のところを、火傷しそうに
なりながら、えいやぁと結ぶ。
おむすびはとにかく炊きたて、
熱々をむすぶのがいい。
絶対にいい。

ごはんの旨みがぎゅぅっと
中に凝縮される。
熱々をむすばなきゃ、
この味にはならない。

小さな人は塩むすびが好きなので、
小さな塩むすびを二つむすぶ。



小さな人、そろそろ帰ってくるかな。
ホクホクとした顔で帰ってくるかな。

最近、小さな人は帰宅の時、
いつもインターホンごしに
「ミルクティをちょ〜うだ〜〜い」と
幽霊風な口調でボソボソと呟いて
驚かせようとする。
そうして家に入りながら
決まって「どう?怖かった?」と尋ねる。

何の真似なのか、どういう意味
なのか、さっぱり「わけわかめ」。
怖くも何ともないし。

でも、本人はとっても満足そう。
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